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守護神/異世界乙女ゲー転生=Re:mix.100  作者: ペイントロイド
序章: ま い は み ん な を 笑 わ せ る 道 化
11/22

第1ノ界:#5 

さぁて!あらすじの部分をやっと書き始めることができました!

かなりドロドロと書けているでしょうか?かけてないんじゃないかと、そこが不安になります…

ウロ●チ程じゃないけど、女の子は等しく絶望へ落とすだけ落とすシーンを入れたい!って性分なんだけど…いや。なろうにはそんなものは求めてないかな…?


とにかく、この山を超えたら思いっきり。中身を“ガラリ”と変えます!!


ええ…ガラリと…


どう変わるかは次回で話します。失礼っ


※ドロドロの人の嫌な部分が出ます。注意!

 ―――人生に一度の大勝負。それで勝てば大儲けなのだが、まいの場合は肝心な部分でチャンスをものにできない。それは“運命”なのか、“ワザと”なのか…―――


トイレ場からは今でも楽しい“こじゃれた”曲が漏れている。

誰もこの場所に来る人がいないぐらいココは人気がなくなっていた…

神はもうまいに余計な言葉をかけてくる奴も、瞳に映す者もいない。精霊も幽霊も。


虫は…近くから感じるが、完全に二人っきりな環境になったことでやっと安心感が次第に生まれ、神はまいに寄り添うように憑いているのを、もっと近づくように距離を縮める…しかし。

急に廊下から男性の声が聞こえた!


「―――そこの君。君はダンスを踊らないのかい?」


まいと神はその声に少しビクつき「足音聞こえた?」と自分の耳を疑う。

人の気配も、音もなかった廊下だった。

二人が聞こえたものはせいぜい限られている…神は「人じゃない?」と警戒をし。

まいは、もう自分の中で使用人というレッテルが身に染み込まれてしまっており、そんな自分にダンスを…と聞いてくる声に不審に感じ、素っ気ない言い方で返しだす。


「えっと…私、メイド?ですので。ダンスをする暇がないのです」

『…』


しかし、その声の主は仕方なさそうに、そして。何かまだあるかのように話を続けていく。

とても気さくそうに、話慣れているように。


まいは見知らぬ人に話しかけられて人見知りをするタイプではないのだが。

自分がコミュ症である自覚がある。

すぐにでも作業だけを澄ましたいところだが、その話を止める術もしらず、次第に相手のペースに乗せられているのを感じつつも、会話をしていってしまう。


「そうなのか。大変だねー君とダンス出来たら楽しそうなのに」

「いえ、全然踊れないので」

「大丈夫!俺がダンスを教えてあげるよ。誰だって皆初心者だからね!

それに、うまく踊るかよりも楽しめるかが重要だよっ!」

「えっと……貴方は踊らないのですか?」

「うん。君が踊らないならね」

「…そうですか」

(なんだ。こいつ…どうも変だっ)


まいは「よっこいしょ」と頭をあげて、少し一息着いてから再開してもいいだろうと思った。

どうもまいの判断能力はスレスレの状態で、線でも切れたら倒れてしまいそうな気分である…


疲れがきている。それが分かるが…

相手は休ませる気なんてないご様子で、まいにちょくちょく話しかけてくる。


「俺は“弓使いのアッシュ”って言うんだ!これでも円卓の騎士の内の一人なんだよ!」

「アッシュさん…」


「ダンスが駄目なら一緒にきて?君にどうしても頼みたいことがあるんだっ!」


ぴょっこりと廊下に出たままの人物が顔を出す。

…彼もまたイケメンの顔立ちをしていた。


短髪、黒髪、そして潤んだ赤い瞳がまいに見せる。

しかし、その怖そうなチョイスなのに彼の顔立ちはとても穏やかで優しそうなものだった。彼もまた少女漫画にでてくる爽やかで、ワンコ系…などと言われそうな、そんな人物だ。


まいは無害そうな顔と、円卓の騎士。お願い。を聞いて少し警戒心が緩む。

まいはトイレ掃除もそこそこに、彼のお願いの元である場所まで行くことにした。


……

………。


 円卓の騎士たちは警備をして皆、とても暇を持て余しているそうだ。ダンスパーティーをしているのは決まって貴族かアーサー王くらいらしく、アッシュはたまたま暇の暇をもらい…つまり“無職”だ。して、アッシュはたまたまトイレ掃除をする異国のまいを見て、誘いをしたらしいが。


「少しだけ手伝ってほしいんだ。ほんの数分だけ扉を開けていくだけでいい」

「扉を?換気ですか?」

「あったり!貴族が多いと、空気が重くなって。体調を崩す人も少なくないからねっ!

簡単でしょ?」

「ええ…まぁ〜…ひゃ!?」

『!!!!』


するりとアッシュが女性の背中に手を回し、自分の元に引き寄せた!勿論、そこにいるのは一人だけ。

神はずっと傍観したまま2人を見ていたせいで、急な対応に眉をしかめ、牙を剥き出す。


「あっ、と、ごめんごめんっ!くすぐったかったかな?」

「い、いえ…驚いただけで、…えへへ…」

『気安く触んじゃねぇよ!!ぶっ殺されてぇのかっっ!!』

「あははっ!君って笑うとかわいいんだね!

フワッとしてて、まるで小動物みたい!あははっ!」

「ど、どうも…」

『コロスコロスコロスコロスコロスイケメンコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス殺すコロスコロスコロスっ!!!』


ただ、ただ苦笑いを浮かべるしかない。

自分をかわいいと近寄る人は苦手なので、穏便に済ませたいと。脳内から聞こえる葛藤の声に蓋して、目的地にたどり着く。


そこは薄暗く、まいを取り囲むように周りに様々な扉が存在していた。


目の前の扉は10メートル以上の高さで、威厳を示している…


『まいに近づくな低俗の劣等種め、まいに触れて良い人間は家族か俺だけと運命で決まっているんだっ、チンコかいた細菌まみれの手でまいの体を汚してくるなっゴミ、知能が足りないせいで』

(そっそうだね、ウチは神様のものなのにね。物を知らなすぎるよねっ。で…)


「どれを…」


「まいはこの大きい扉をお願いしていいかな?

重そうだけど、開けたら楽だからよろしくねっ!」


 あっさりと、バッサリ言われた言葉はそれ以上もないくらい簡単に口に出た。しかし、この重そうな扉を?

体は姫愛鈴よりかは重みがあり、しっかりと踏ん張ってできるかもしれないが、女子一人で出来るだろうか?何か仕掛けか何かないのだろうか?

ジロジロと周りを見回しても、扉を開けるための何かは見当たらない。


 アッシュはさっさと他の扉を次々と開けていき。その扉の中は見れなかったが。小さな小鳥のような音が聞こえてきたり、白くてキラキラ光る雪のようなものが入ってきたりしていた。


(とりあえず、押すかな?)


まいは自分の体重をかけ大きい扉を押す。

すると“ガチャン”と鍵の音と共にジワジワと扉が動き出し少しづつ中がじわりじわりと見えてくる…


「うわ…中暗い…っ!」

「全開して!」

「はいっ」

「全開してくれれば終わりだよっ!」


 まるで急かされた声に不信感等抱く時間もなく、まいはとうとう扉を全開し、一息つく。

しかし、中は暗い闇のままだった。


その時―――、


「きゃああああああああああああっ!」

「兵を呼べっ!」


まいの背後から切り裂く声が鼓膜を震わせるほど響いた。まいは「え?」とそっちの方角に目を向け、ふと気が付けばアッシュの姿がどこにもいなくなっていることにも気が付く。

次第にまいに嫌な予感が襲う…


神がまいに「どっか逃げようっ」と口にした後、ぞろぞろと大人数がこっちへと襲ってきて、頭で判断することもなく、取り押さえられた!








〜〜〜!


「アッシュって誰だ!そんなものはこの王宮にはいないっ!」

「で、でも確かにアッシュって人から頼まれて!

アッシュさんは黒髪で赤い目をした、20才ぐらいの青年ですっ!あの扉が…呪いの扉とか、知らないっ!」

「嘘をつくなっ!!」

「ううう嘘じゃないですぅうっ!!」


 まいは拷問室のような薄暗い場所に閉じ込められ、腕や首等を縄で固定され、恐怖と動きを封じられた苦しみで。

まいの体は冷や汗にまみれていた…


捕まった後。何人かの者たちから腹や顔面を蹴られそうになったが、神が彼らの足がまいに当たる前に、空気をクッションのようにして守ったが、その場所はパニック状態のように怒りと罵声、そして王が闇に飲まれ消失したことに、悲痛と慨嘆がいたんの嘆きが、全ての人々から攻め立てられたのだ…


パーシヴァルの声が彼女に纏わりつく声を払うように、止に入らなければ、霊体の神だけでは彼女を守りきることは出来なかった…

しかし、それはあくまでその場を沈静化させたに過ぎない。


今まいは“王を殺害した張本人として、刑にかけられそうになっているのだ”。


「もう一度聞こう…木村まい。何故扉を開けた?」

「円卓の騎士の一人って言っていた、アッシュって人から…

空気を、入れ替えるために、扉を開けてほしいと…」


「どうして扉を開ければ空気を入れ替えると思った?疑問に感じなかったのか?」

「……ちょっとだけ、変かな?って思ったけど…」

「けどなんだ!答えよっ!」


「そうしてくれって…頼まれたからやっただけでぇ…」

「言われたらなんでもやると言うのか?


そんなまどろっこしい事をしなくとも、空気は入れ替えられるように出来ているっ!嘘をつくぐらいなら、もっとマシな嘘をつくもんだな」

「嘘じゃないです!本当に…!」


すると、奥からガチャリと音が聞こえてきた。

ハッとそちらに目を向けると。困惑し、眉を垂れた友人たちがまいに会いに来てくれた。しかし、彼らの間には壁があるのをまいは改めて気づく。


まいに詰め寄ったのは円卓の騎士たちではなく、また違う兵士たちで、二人くらい顔が見えないが。

もう一人は異様に黒い服をきて、目は死んだ魚のように目を落とした男性が、姫愛鈴に丁寧にお辞儀を交わす。


姫愛鈴は、縛られたまいの顔を遠くから見るように、じっと見ている。


「姫ちゃんっ!なんだかウチ、アッシュって人に騙されて!

王を殺した張本人になってて…えっと、でもアッシュって人はいなくてねっ!」


次第にまいは何を話していたかわからなくなる。

兵たちになんども何度も同じ事を言ってきて、否定されると自信と記憶が霞んできていた…


「……」

「姫ちゃん?」


「木村さん―――



   どうして、そんなことをしたの?」


「えっ、いや。だからアッシュって円卓の騎士の―――」


「嘘言わないでっ!!」

「え?」


「円卓の騎士さんたちから、アッシュって人はいないって言ってたじゃない!いないのにいるって、変だよっ!

アッシュって誰?木村さんはトイレ掃除をしてたんだよね?

どうして扉のほうに移動したの?


あの呪われた扉は……私達のような異世界からきた人しか開けられない呪いの扉で、アーサーさんのお父さんが、世界を守るために悪魔“サタン”を封じたものだって聞いたの…


サタンは間違いなく、悪魔の王様で。

悪魔たちの力が強まってしまう…!


一度、私を取り込もうとしてきて。

私を守るためにアーサーさんは…闇に…っ!


………確か木村さん。

前に物語とかで悪魔とか描いてたよね?

もしかしなくても…悪魔と契約なんて…」


“悪魔の物語を描いたか”。

答えは“Yes”だ。


まいは学校で悪魔学を丁度気になり、学校にあった天使と悪魔の本を読み漁り、仲間内に確かに漫画を見せていたことがあった。

勿論、まだ未完である…


今異世界で悪魔と対立していたとしても、悪魔と契約などしたことがない。もし契約できたとして、本の知識からでは悪魔は最後に不幸を与え、魂を食らうと書いてあった。


後先考えない馬鹿か、それしか道がない人間きのどちらかしかやらないだろうことを、やったかと言われても。

まいはどうしたら良いのかわからず、今分かる部分だけを口にするしかない。


「確かに、悪魔に興味があって―――」


―――ざわざわっ!


「でもでもっ!ただ漫画のネタについてなだけで、悪魔とか契約してないよっ!だって悪魔とか契約すると不幸になって、魂を食われてしまうとか」


「…それは、どうして知ったのかな?」

「学校でー…ウチらの世界で、」

「―――そんなの見たことないよ」

「あったよっ!遠山くんだって見たじゃんっ!」

「見てないよ〜、てかなんで学校にそんなものあんだよ」

「……わからんけど、あったんだよぉ…!」


「では…木村まいは、本から悪魔を知り。

扉に何らかの方法でサタンがいると気づいて、我が身の好奇心から開けた…」


「ち、違いますっ!アッシュって人から……!!」

「もうやめてっ!!



もうこれ以上…っ!


 嘘を並べないで!」



―――犯人であろう黒髪赤目のアッシュが、誰なのか解らない以上。

兵たちは何処を探せばいいかも検討がつかない人物をイチから探すよりも、嘘を並べているであろう、まいの言葉が嘘偽りかどうかと疑うのはごく普通の事である。


そうすれば自分たちが聞きたい言葉を口にして貰えるだけで彼らの仕事は終わりだ。知らない人物に食って掛かる時間と浪費は、意外と疲れるもの…


しかし…まいを知っているであろう彼女から。


まさかの疑いと、悲痛の涙を見せられ。

目をまん丸くしたまいの心は、簡単に虚無へと落とされていく…


「姫愛鈴ちゃん、大丈夫…?」

「大丈夫…ぐすっ。遠山くん、私はっ!」

「まいちゃん…オレたちは信じてるんだ。まいちゃんがそんなことをしてないって、信じたいんだよ…!」








「いや、いやいやいやいやいや…。


だったら、なんで嘘だとか言うの?

なんで皆が傷つけられたって顔するの…?

どうして嘘だと思うの?


おかしいだろ…っ、なんで嘘ついていると思ってるんだよっ!嘘も何も言ってないし!していないんだよっ!!

何故信じてくれないんだっ!?

どうして仲間の“お前らが守ってやらないんだよ”っ!!」


“まい”の言葉には怒りとか、もどかしさとか、グジャグジャになった想いを相手にぶつけていく。

痛々しい概然がいぜんだけが見えない壁を反響させ、響かせるだけで、姫愛鈴の体に触ると判断し。

彼らは安心で輝かしい場所へと帰ってしまった―――



 この事件は民主に広まらないようにと伝えられ。

アーサー王を殺害し、サタンを開放した彼女をいつしか「暗黒の魔女」と広めて行くのであった…!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「ぐすっ!ぐすっ…どうして、木村さん!」


 姫愛鈴は、アーサー王が自分の目の前で闇に飲み込まれ。跡形もなく消された姿と、挙動不審に言葉を繰り返すまいの姿を思い起こす。円卓の騎士達とマーリンは、彼女の涙を見て。


益々心を痛めるのであった…だが、マーリンは。そんな彼女にまたも重みを背負わざる負えないと、唇を噛みして、肩を落とす。


「姫神娘さま…アーサー王が消えてしまった以上。この国を支える存在が必要です。


貴方が、次からこの国の王になってくれませんか…?」


「っ!!?」

「はぁ!?ちょっ、待てよ!姫ちゃんにこれ以上何かさせるつもりかよっ!姫ちゃんが苦しんでいるのに、アンタ…

なんとも思わないのかよっ!」


「この国を支える方がいなくなっては終わりです…!

アーサー王のお姿は、我ら騎士団と貴方がたの限られた者にしか姿を見せておりません。

そして、姫神娘さまの顔も…!

近いうち、木春ノ歩と戦になった時、戦うことが……!」


「戦…っ!」


「―――わかりました…私、頑張りますっ」

「!姫ちゃん…!」

「あの時、姫神娘になると決めてから。どんな困難でも乗り越えてみせるって決めたの。だから…私っ!」


「まって…!」


「遠山くん…」


「ねえ、王はオレでもやれないかな?」

「え…」

「遠山さま…?」


「丁度顔バレしてないんでしょ?オレ、姫ちゃんばかり負担かけてる姿。見たくないんだ。

だから…オレを姫ちゃんの影武者として守らせてよ!」


「遠山くん…っ!」


 そして、大カルディアン帝国の王。アーサー王の消失により、遠山はアーサー王として。そして姫愛鈴の影武者として生きることが決定された日となった―――!

今更ながら…


2017年09月04日:追記しました!

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