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53.勇者会議

 昼過ぎ。授業へ向かおうとしていたら廊下で日野さんと会った。

 普段なら挨拶をするくらいですれ違うのに、今日は声をかけられた。


「あ、村山くん。今日、夕飯のあとにちょっと時間を作ってもらっていいかな?」

「いいけど。なんかあるの?」

「うん。詩穂と少し話してね。村山くんがリンチにされた理由のひとつは、私たちが気付けなかったこともあると思うんだ。だから、私たちで情報交換とか親睦会みたいなことをしないかって」

「……参加者は?」

「今のところは私と詩穂だけ。征也と村山くんを会わせるわけにもいかないし、村山くんは夏輝も嫌いだろうから今のところは声をかけていない」

「ならおっけー。参加する。それと浅野が嫌いってのは否定しないけど、四ノ宮さえいなければ話はできたよ」

「じゃあ、夏輝も誘ってみようか」

「んー……。それはなしにしてもらいたい。浅野も四ノ宮のことでいろいろしてるみたいだから、四ノ宮と敵対してる俺とは接点を持たせない方がいいと思う」

「分かった。今回は私と詩穂と村山くんの三人で、だね。詩穂の部屋でやる予定だけど、場所は分かる?」

「おおまかになら感知で見当をつけられるけど」

「正確には知らない、と。それじゃあ夕食が終わったら私の部屋に来てもらっていいかな。詩穂の部屋まで案内するよ」

「了解。夕食後日野さんの部屋へ向かいます」


 こんな軽いノリで勇者会議は結成された。


―――


 夕食を終え、日野さんと共に坂上の部屋に向かう。

 これから集まる場所が坂上の部屋なのは、日野さんの部屋は散らかり過ぎているから。俺の部屋でもよかったが、企画段階では俺が参加すると決まっていなかったのと、俺の部屋には茶器があるか分からなかったので坂上の部屋となった。


 こんな時間に女の子の部屋に、大した必要性もないのに入るのは初めてだったりする。ちょっとばかり緊張した。

 いや、もちろんアレな要件でないことは承知の上だが。


 坂上の部屋の前にたどり着くと日野さんが扉をノックした。


「詩穂、来たよ。村山くんも一緒だ」

「はーい。今開けるねー」


 扉越しに聞こえる坂上の声はとても気安い様子だった。


「日野さんは坂上と仲良いのな」

「征也のグループなんて言われていたけれど、実際は私と詩穂、征也と夏輝に分かれているようなものだったからね」


 衝撃の事実だった。

 四ノ宮のハーレムみたいなものかと思っていたら、実態はずいぶん違うらしい。

 そもそも日野さんからして彼氏持ちらしいしハーレムなわけはないんだが。

 もうちょっと突っ込んで聞いてみたかったが、すぐに坂上が扉を開け、俺たちは部屋に入った。


―――


 扉を開けた坂上はゆったりしたワンピースのような服を着ていた。部屋着なのだろう。とても無防備な感じがする。

 露出が激しいどころかほとんど肌が出ない服なのに、どういうわけか目のやり場に困り、つい部屋を観察してしまう。

 坂上の部屋は殺風景だった。

 こちらに来てまだ二ヶ月も経っていないし、坂上は治療院に行くことが多いらしいから、当然と言えば当然だが。

 けれど、生活の痕跡がないわけではない。

 机には何冊か本と紙が置いてある。ベッドのそばにはちょっとした丸テーブルと二脚の椅子が置いてある。テーブルにはカップとポットがあった。

 それと、ちょっといい匂いがする。甘ったるくない程度に甘い、蜂蜜を垂らした牛乳みたいな匂い。お茶ではなさそうだ。


「お二人はそちらの椅子にどうぞ」


 と言って坂上が椅子を引いた。促されるまま俺と日野さんが座る。坂上はと言えば、ベッドに座った。

 部屋の隅にはもっと大きい、それこそ五人くらいで囲むようなテーブルと、椅子が三脚あった。

 あれを使わないのかと問うと坂上は「三人では大きすぎますから」と誤魔化すように笑った。


 今日は坂上がホストということらしく、カップにお茶を注いでいく。

それぞれにお茶が行き渡ると、坂上はこほんと咳払いをした。


「それでは、第一回、勇者会議を始めようと思います。拍手ー」

「わー、ひゅーひゅー」

「わ、わー……?」


 坂上の号令に適当な相槌を打ちながら拍手をする。

 日野さんも戸惑いながらも拍手をしていた。


「今日は記念すべき勇者会議発足の日です。なので会の趣旨を明確にしようと思います。

 勇者会議は、右も左も分からない異世界に召喚されたわたしたちが変なことに巻き込まれたり被害を受けたりしないように、連携を取っていくことを目的とした会です。この会議で情報交換や親睦を深めたりしようと思っています。本当はもっと早くに設立するべきだったのかもしれませんが、遅くても何もしないよりはましだということで本日結成と相成りました。……はい、何か質問はありますか?」

「特にないっす」

「私も。……というか、私と詩穂が言いだしっぺだからね。先に聞いているもの」


 会の趣旨は日野さんから事前に聞いていたものと大して変わらない。

 勇者会議と言ってみても、実態は同窓会みたいなものだ。

 情報交換や親睦を深めること、定期的な顔合わせのための集まり。

 なぜ会合の名前が勇者会議なのか聞いてみると「語呂がいいから」という回答があった。


「はい。それでは第一回ということで、それぞれの近況報告からしていこうと思います」

「異議なし」

「異議なーし」

「全会一致で可決しました。では、まずはわたしから報告しますね」


 坂上は以前と変わらず。頻繁に治療院に向かって実地で回復魔法を鍛えている。

 日野さんも同じようなものだ。最近では部屋に引きこもるばかりでなく城の内外を散歩している。変わった動きは特に見られないらしい。

 さて、最後に俺になるのだが。

 坂上も俺の話が一番長くなると踏んで自分と日野さんを先にすませたようだ。


「坂上は日野さんからどの程度聞いてる?」

「ティアが先輩に手を出すつもりがないということしか聞いていません。わたしも直接先輩から聞きたかったので」


 面白い話でもない。そんなに期待されても困るのだが。

 とはいえ、ここ最近で一番大きな騒ぎの中心にいたことには違いない。その後始末というか、リンチの一件を受けて起きたこともあるわけで。

 とりあえず、主要なことをかいつまんで説明した。


 お姫様とはひとまず手を組んでいること。

 幻痛が完治したこと。

 ゴルドルさんに鍛えてもらっていること。

 ジアさんと関係修復したこと。

 浅野と少し話したこと。

 そして、俺が四ノ宮への報復を目論んでいること。


 お姫様の目的云々は話さなかった。

 そのあたりは報復も含めて自分で片付けるつもりでいる。


 四ノ宮を倒そうとしていると言うと、坂上が眉根を寄せた。

 やはり復讐だの報復だのは人に話すべきことではないか。


「……村山先輩、お願いがあります」

「うん?」


 最近は錬気の扱いも形になってきてあちこち走り回っている、と軽い話題で締めると、坂上がワンピースのスカート部分を握りしめながら意を決した様子で声をかけてきた。

 坂上がこんな表情をする理由がわからず、俺は素っ頓狂な声をあげてしまう。


「征也くんを、殺さないでください」


 坂上のお願いを聞き、頬がひきつった。

 ……坂上にも俺が四ノ宮殺害を目論んでいると思われていたらしい。ちょっとばかりショックだ。

 そんな俺の態度が「殺すな」と言われたことへの反感だと考えたのか、坂上が慌てて言い募る。


「その、復讐をするなっていうことじゃないんです。ただ、征也くんにも少しはいいところがあるので、殺すまではしないでほしいな、と。……もしも征也くんが逆恨みをして、村山先輩に何かしようとしたなら、わたしが――」

「馬鹿言え」


 思いつめた顔で言い募る坂上。

 最後まで言わせはしない。少し錬気も使って強烈なデコピンを放つ。

 ばちん、と太いゴムがぶつかったような音。「あうっ!?」と坂上が額を抑え、回復魔法を使う。

 坂上がべそかきながらこちらを睨む。なにするんですか、と言いたげな表情だ。


「俺に四ノ宮を殺すつもりなんてない。坂上の言う『もしも』が起きた場合も、俺がけりをつける。これは俺の問題なの。いくら坂上でも無闇に首突っ込むのは許さない」

「……へ?」


 断言すると、坂上はぽかんと口を開いて固まった。


「要するに、坂上の取り越し苦労ってこと。ちゃんと逆恨み対策は考えてる。もしも対策が通じなかった場合は坂上や日野さんを頼るかもしれないけど、最悪の場合はちゃんと自分で幕を引くさ。もちろん俺だって四ノ宮を殺したくなんかない。だからその『まさか』を起こさせないために小細工考えてんの」


 現状、身を守るために一番有効なのは、坂上に泣き付いて完全に庇護下に置いてもらうことだ。

 部屋に強力な結界でも張ってもらって、その中でじっとしていればいい。四ノ宮だって坂上の守りを突破するのは難しいはず。最悪でも結界を破壊するまでの間に日野さんなり坂上なりが気付くはず。

 だが、そんなのは御免だ。信用しているしていない以前の問題で、誰かに自分の命綱を握られているなんてぞっとしない。


 まして、自分のために坂上に四ノ宮を処理させる?

 冗談じゃない。自分のために後輩の女の子に友達を殺させなんてしたら、きっと最悪の後味がずっと口に残る。

 そんなことをさせるくらいなら、どんな手を使っても俺が殺す。

 自分で殺しても嫌な感触が手に残るだろうが、坂上にやらせるよりは後味がマシなはずだ。


「そう、なんですか。ごめんなさい。勘違いしていました」

「仕方ない。現に一度は殺そうとしたし。殺さないまでも気が済むまで殴りたいってのが本音だけど、それもなあ」

「その口ぶりだと気が済むまで殴るつもりもないのかな?」

「正直、飽きるまで殴りたいとこだけどなー。そんなことしたら結局四ノ宮を殺すことになりかねない。それは得策じゃないだろ」


 自分がどれくらいで気が済むかも分からない。それこそ死ぬまで殴っても気が晴れないことも考えられる。

 俺は四ノ宮を殺したいわけではない。

 ならば、初めにきっちり一線を引いておくべきだ。


「得策じゃない、とは?」

「もう忘れてるかもしれないけど、この国は魔王から侵略されてるって設定はなしがあるだろ。帰るには魔王を倒さなきゃならない。最低でもお姫様が送還の準備を終えるまで持ちこたえなきゃならない」

「なるほど、そのためには勇者の戦力を有効活用した方がいい、と。確かに私たちの魔力なら離れた場所からひたすら魔法を撃つだけでも十分強力だろうね」

「そういうこと。バケモノ級の二百倍なんてふざけた魔力を持ってるんだからさ、剣技なんて最小限にして範囲魔法ぶっぱさせればいい」


 そもそも、勇者に近接戦闘をさせようとすること自体がナンセンス。

 剣術なんて教わったところでとっさに動けるくらい体に覚えさせるのにどれだけ時間がかかるか。そのうえ真っ当な剣術では一撃でひとりくらいしか殺せない。

 魔王『軍』というからには相手は数千、数万といるのだろう。

 だったら剣で斬るより魔法で焼き払うほうがよほど効率的だ。

 ダイム先生だってそれを承知しているから四ノ宮たちに詠唱不要で小回りが利く魔法ではなく、詠唱を用いて安定発動する範囲魔法を優先して教えた。

 地球の戦争だって現代兵器があるのに好き好んで剣だの槍だの使うやつはいない。レイピアとかジャベリンとかいう名前のミサイルはあったはずだけど。

 四ノ宮も世界を救うとか息巻いてたんだし、戦うこと自体に否はないはず。せいぜい役立ってもらおう。

 その前にやらかしたことの清算はさせてもらうが。


「というわけで、坂上。安心しろ。やられた分を全部やり返して、それで終わりにする。全部返すまでにいくらか余計な怪我をさせるだろうけど、それは俺が受けた精神的苦痛分ってことで。もし四ノ宮に致命傷を負わせちゃったら治してもらえる?」

「はい。わたしも征也くんに死なれちゃうのは嫌ですから」


 にこー、とか擬音がつきそうな感じに坂上が笑った。話題の物騒さに全くそぐわない笑顔だった。


―――


「そういえば、四ノ宮のいいところってどこなんだ?」


 ふと気になったことを尋ねてみた。

 高校に通っていたころ、四ノ宮グループというのは非常に有名だった。

 噂だと、四ノ宮のハーレムみたいなものだとか。

 日野さんだけは御神生徒会長と付き合っているとかで例外とされていたが、どろどろな三角関係を想像して楽しむ趣味の悪い連中もいた。


 昼ドラみたいな噂はともかくとして、なぜ浅野と坂上が四ノ宮を慕うのか。興味がある。


「……まるでいいところなんてまるでないと言いたげな口ぶりだね?」

「仕方ないだろ。ぶっちゃけ、俺は四ノ宮が大嫌いだからな。偏見に満ちた俺の目には四ノ宮のいいところなんて映ってくれねーのですよ。ていうか何かあるなら教えてよ。ほら、もし俺がトドメを刺しそうになっても思いとどまれるように」


 四ノ宮のいいところ。

 しいて言うとすれば、困っている人を助けようとするところ、とか?

 今では憎らしさしか感じないが、顔もいいとは思った。


「そうだね……。あ、小学校でも中学校でも女の子たちのいじめを解決していたかな」

「……わたしは中学からの付き合いになりますが、征也くんとちょっと親しくした女の子がいじめられることが多かったんですけど」

「マッチポンプじゃねえか」


 気になる女の子に四ノ宮が話しかけたりして、ちょっと親しくなる。

 すると妬んだ生徒によりいじめが発生。

 それを颯爽解決する四ノ宮。

 で、多分、おおよその場合で女の子が惚れる。

 なんという自作自演。


 俺の中でさらに四ノ宮株が暴落した。ストップ安も待ったなしだ。むしろ底値からさらに掘り下がりそうなレベル。

 そんな俺の心情を読み取ったのか。とどめを刺した坂上がフォローを入れる。


「で、でも征也くんはそういう女の子同士のいざこざには気付いてないみたいなんです。誰に対しても自然体で、いじめられてる子とかにも普通に話しかけたりするんです」

「……女子限定で? そうして話しかけられた子が四ノ宮に惚れるとかそんなオチ?」

「男の子にも話しかけてましたよ。征也くんと話しているうちに自然といじめが終わったりしているんです。……先輩が言ったみたいなことも何度かありましたけど」


 おそらく四ノ宮はトップカーストに属している。そのグループの中でも中心にいたことは想像に難くない。

 そんな四ノ宮を追い落とせるやつがいるのか。

 そうはいないだろう。概してトップカーストの中心にいるやつは別格だ。学校でのカースト争いはトップカーストになるためというより、いかに中心人物の側近になるかを争っていることが多い。

 最強の権威を持つ不動の地位にいるからいじめられているやつにも平気で声をかけられる。

 そいつが側近になる可能性が出ればいじめも止むのだろう。


 ……誰にでも平等でいられるのは、ナチュラルに自分以外を全て見下しているからじゃないかと考えてしまう自分が嫌だ。


「なんやかんやで征也はいじめをたくさん終わらせていたからね。その点は私もすごいと思っているよ」

「おかげでわたしも助かりました」

「ふうん……」


 きっと、坂上も同じように四ノ宮に救われたのだろう。

 思えば俺を殴った理由もいじめられている女の子を助けるため、だ。

 考えが足りなくて勢いだけで行動しがちな思い込みの激しい短絡バカではあっても悪人ではないと思う。

 浅野がああまで四ノ宮を信望する理由はよく分からないが。きっとまたお約束な展開があったのだろう。不良に暴行されそうなところを助けられたとか。


「あんな考えなしでも、誰かを助けられたんだな」

「問題になりそうな場合はリコさんたちがどうにかしていましたから」

「私は自分の後始末をしていただけだよ」

「自分の?」

「うん。私がどうにかしようとして、失敗して、気付いた征也が手を出して、火に油を注ぐみたいなことが何度かあった。自分の失敗から始まったんだから、私が始末をつけるべきだろう? それに、ソウもいたから。いざとなったら御神家のツテを使ってくれた」

「……もしかして、御神生徒会長ってけっこうな苦労人?」

「本人が苦労を面白がっている節もあったけれどね。何事も経験だって言って面倒事に首を突っ込むことだってあったもの」

「うんうん。内申点が必要なわけでもないのに生徒会長なんて雑用係を引き受けたのもそうですし」


 坂上の言った通り、生徒会の仕事は基本雑用だ。

 どこぞのラノベよろしく生徒会が権力を握っているとか、そんなことはない。むしろ生徒の要望と学校側の懐事情に板挟みされる中間管理職みたいなものだ。

 学校には模範であることを求められて、生徒には要望を通せと迫られるあたり、実際はもっと弱い立場化もしれない。

 そのため内申点以外の目的で生徒会に入るやつなんてほとんどいない。


「今頃、やっぱりソウは苦労しているんだろうなあ」


 ぽつりと日野さんが呟いた。

 遠い目をしながらもどこか楽しげだ。


「そうですね。いきなり生徒が五人も失踪したんですから、きっと大騒ぎです。といっても学生の手におえる状況じゃないですし、大人が対応してると思いますけど」


 坂上も苦笑しながら日野さんに応じた。

 御神叢のことを思い出しているのだろうか。

 名前と顔と噂くらいしか知らない俺は疎外感があった。


「ソウが向こうにいるんだから、帰った時にもそう悪いことにはなってないでしょう。表向きは留学扱いにでもしているんじゃないかな。そんなわけだから、学校の心配はしなくていいと思うよ」


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