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中学生になって、俺はバスケ部に入った。
詩月くんも一緒だった。
「経験者ーっているかー??」
顧問の先生がそう聞く。
「はい」
手を挙げたのは俺と詩月くんだけだった。
「えーと、実里と詩月だな、、。」
顧問の先生はそう呟きながらノートにメモする。
バスケ部に入って、練習はクラブのときより厳しくなった。でもそれが心地よかった。
疲れるほど練習するのが楽しかった。
最初は地道に走り込みだったりで、試合にはほぼ出させてもらえなかった。
それが嫌だったのか、詩月くんは退部していった。
「、、。僕、バスケの試合を楽しくやるのが好きなんだ。ずーっと走り込みばっかりで、一年生は絶対に試合に出られないなんて、僕耐えられない。」
そう、俺に相談してきた。
「詩月くんがそう言うなら、仕方ないよな。」
俺はそう声をかけて、詩月くんは間も無くして退部した。
俺は、1人になった。
部活で友達はいなかったし。
でも、それでもバスケをやりたくて必死に走った。
2年生になって、練習試合に出させてもらって、試合に出て、また県大会まで行って、でも、まだまだで。
そうしてまたバスケをしていくうちに、3年生になっていた。
進路まだ全然決まってないのに。
あと、一回の大会しかないのに、、。