表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

2

「わぁ。すごいなー!お母さん、このせんしゅ、何してるのー?」

「“バスケットボール”っていうスポーツだけど、興味あるの?実里。」

「うん、おれ、バスケットボールしてみたい!」

「じゃあ、小学生になったらバスケクラブに入ってみようか。」



バスケに興味を持ったのは、幼い頃。保育園に通っていた頃だった。

家族で見ていたテレビはオリンピック。

みんなでわいわいオリンピックを見るのが家でのルールのようなもので、楽しく見ていた。

そんな中見たオリンピック。

バスケ選手がかっこよかった。

俺は、バスケに一目惚れした。


小学生になった俺は、さっそくバスケクラブに入った。

「お願いします!」

 最初は体力作りから。

低学年はまだ試合はさせてもらえなかった。

でも、ルールを覚えながらルールに則ったゲームをしたりした。


小学3年生になって、やっと本格的にバスケをやらせてもらえるようになった。

「今日から試合に参加する実里さんです。」

「よろしくお願いします!」

 元気いっぱいに響く俺の声と、かっこいい先輩の姿は忘れられない。

初めての地区大会は最初の試合で敗退してしまった。

悔しかったが、その試合は初めて感じた“たのしい”という感情はいつもとは違くて試合に出るたびにその“楽しい”を味わっていた。

楽しかった。

本当に、楽しかった。

こんなに楽しいことはこれまでに無いくらい。

自分はバスケに人生をかけてもいいと思った。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ