同じ趣味でマウントを取る人の特徴
マウントを取る行為とは、自分より下の相手に自分の優位性をアピールすることを意味します。
マウントといえば学歴マウントや知識マウントが最も有名な気がしますが、このエッセイでは、同じ趣味にも関わらずマウントを取る人の特徴を考えていきます。
1.実力の誇示・自慢・承認欲求
これがマウントを取る一番の理由と言っても過言では無いと思います。
相手のできないことが自分はできるという事で自らの優位性をアピールして承認欲求を満たして来ます。
例えば、バスケットボールでタップシュートという、空中でそのままボールを受け取り地面に着くまえにそのままシュートを打つ技があります。
マウントを取ってくる人は下記のようなことを言ってきます。
「タップできないとか運動神経悪すぎだろw」 「こんな簡単なこともできないの?」
さらに、頼んでもいないのにタップシュートをして見本を見せて来ます。
こういう人の特徴として、できてすごいだろという自慢と自分の方が上だと見せつけることで承認欲求を満たしてきます。
2.実力主義での価値観の押し付け
かなり前の話ですが、某SNSで将棋が趣味の人がこのようなことを呟きました。
「初段以下の人は将棋が趣味といえない」
現在は削除されていますが、当時これを見た私は、こいつは何を言っているんだろうと思いました。
趣味は自分が楽しければそれで良く、実力は全く関係ありません。
私は水泳やバスケが趣味ですが、実力的には経験者の中学生に負けるレベルです。
しかし、楽しくて楽しくて仕方がありません。
その競技でプロを目指したりするなら別ですが趣味なら実力よりも楽しさの方が重要です。
では、なぜそういうマウントを取ってしまう人がいるのかを考えていきます。
このマウントを取る人は強いことが正義だと思っていて尚且つそこそこ実力者だということです。
そこそこという所がかなりポイントで、その競技の全国大会などに出場するようなレベルの人間はマウントを取るような幼稚なことをする人はほとんどいないです。
本当に強い人は、相手のプレイスタイルなどを尊重し、馬鹿にするようなことはしません。
上で書いた人も将棋のアマ三段ということでそこそこ強いです。
このアマ三段というのは学校や職場ではほぼ最強です。
しかし、道場やネット将棋などの将棋が趣味の人が集まるコミュニティに入るとその程度の強さの人はいくらでもいます。
どんな趣味でもそうですが、ある程度強くなっていくと必ず壁にぶち当たります。
実力主義の人ほど壁にあたって勝てなくなったり良い作品が作れなくなっていくと、イライラしたりつまらなくなってしまいます。
さらに、自分が実力主義のため自分より強い人に意見することが出来ずに下の人にしか意見できなくなってしまうため余計にイライラします。
勝つのが全てだと思っていると、勝つために自分の好きな戦法やキャラが使えない場合があります。
自分が勝敗や強さにこだわっているだけにも関わらず、弱いキャラを使って楽しそうにしている初心者や自由な発想をする人にイライラして価値観を押し付けるのがこのタイプのマウントを取ってくる人の特徴です。
マウントを取って来る人の特徴として2種類に分けて触れていきましたが最後に対処法について説明します。
基本的には軽く聞き流すか、関係を切ってしまうのが良いと思います。
マウントを取るなと指摘してもよいですが、マウントを取る人は上手い方が偉いという価値観で生きていますので、言うだけ無駄なことが多いです。
「下手なのが悪い」、「俺より上手くなってから言えよ」など的外れなことを言い返してくるので指摘しない方が無難です。
関係を切ってしまうというのはマウントを取られたくらいで大袈裟だろと思う人もいると思います。
しかし、こういう人は基本的には性格が悪い人が多いため場合によっては関係を切るというのも必要だと思います。
意見が聞きたいので感想は開いておきます。賛否どちらの意見でも良いので感想や評価をくれるとうれしいです。