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彩、中二病を発病する

 今日は始業式。学校に着くと、まだ沙良は来ていなかった。彩が暇そうにしているので、ちょっと喋っとこう。……おや、彩の様子が変だ。眼帯をしている。


「彩、どうしたの? ものもらい?」

「フフフ……これは我が力を抑えるために必要なのだよ……この封印が解かれた時、この星は残っていないだろう……」

「……」

 

 なるほど。


「彩、中二病に目覚めたのか」

「そうだよ! 沙良に借りたマンガのキャラでさぁ、かっこいいのが居たんだよね。それで中二病に目覚めた」

「あぁ、『暗黒堕天神ルシファー』ね。私も沙良から借りて読んだことあるけど……そんなにハマった?」

「いやーハマっちゃったよ」


 そこに明海ちゃんがやってきた。

「お、おはよう……って、彩ちゃん!? その眼帯どうしたの!? だ、大丈夫!?」

「フフフ……これは我が力をおさ」

「明海ちゃん、彩、中二病が発病したんだよ」

「ちょっと! あたしのセリフ途中なんだけど!」

「あ、ああ、中二病ね……こ、高1なのに」


 そんな話をしていると、先生と沙良が同時に入ってきた。遅刻ギリギリか!


「始業式が始まるので、体育館に移動してください」




 校長先生のお話が始まった。

「くぅぅ……」


 校長先生のお話が始まってすぐ、沙良が眠りだした。なんて早いんだ! でも眠い理由も分かる。私と沙良は昨日、通話しながら徹夜で宿題をやっていたのだ。私もかなり眠い……寝てしまおうかな。沙良に寄りかかって……


「沙良、私も眠い……おやすみ……」


 


 後で先生にふたりとも怒られた。

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