序章、零番目の喫茶店。
このお話では、主人公の四人が爆弾作ったり、アホやったりしますが
良い子は真似しないでね。
たまに、復讐したり人を騙したり歪んだ感情が出てきます。苦手な方は、ご注意ください。
静かな静かな夜の街、そこに佇む小さな喫茶店。その喫茶店の奥、深く。扉を開けた先の階段を下りた地下室。そこは、普通のマンションの一室と同じ・・・。いや、それ以上の広さだった。
そこには、四人の少年が、居た。
プルルルルルルルルルル・・・・・・。
今日も電話が鳴り響く。でも、《彼ら》は受話器に触ろうともしない。
「電話、誰も出ないの~?」
少し、語尾を伸ばすように誰かが言う。
「どうせ、下らん仕事やろ。〇〇会社を潰せ、とかな。」
関西弁のような話し方をする奴が答える。
「最近、そんなんばっかだよな。」
呆れたように、少年は言う。
「ねぇ、出るの~?出ないの~?」
誰かが、もう一度聞いた。
「・・・そーだねぇ?仕事も無いし、暇だから出てみたらぁ?」
そう言った少年は、まるで、新しい玩具を見つけた子供の様に、楽しそうに笑った。
序章、零番目の喫茶店。
「は~い。もしもし?」
少し、語尾を伸ばすように話す少年が電話に出る。
『っ、あ、“危険地帯”の・・・。』
少し低めの声がする。
「は~い、こちらは~、“危険地帯004”ですよ~。さて、ご用件は~?」
そう問えば、相手は慌てるようにこう言った。
『あ、ある所に行ってその場所を、こ、更正していただきたいのですっ』
・・・・・・・。
「へぇ~?ちょ~っとまっててね~?」
そう言って、彼は《保留》ボタンを押した。もちろん、こっちの会話が聞かれないように。
「どうやった?“蜜”。」
“蜜”と呼ばれた少年は、笑いながら答える。
「ん~。何かね、潜入捜査みたいな~?」
すると、いかにも、つまらなそうに、
「なんや、つまらんのー。」
と、いった。
そんなやり取りをしていると、クククッと、笑い声が聞こえた。
「蜜、嘘はいけねーぞ?」
・・・・・・・・・・。
少しの沈黙が流れる。
「は~、やっぱり、“氷”には、叶わないね~。」
観念したよ、とでも言うように、蜜は、肩をくすめた。ハニーブラウンの髪が微かに揺れる。
“氷”と呼ばれた少年は、フッと笑った。
「嘘は言わんといてよ、蜜。」
「引っかかるあんたが悪いんだよ~?“陽”?」
フフフッ笑う蜜。一方、“陽”と呼ばれた彼は、眉間にしわを寄せていた。そして、ため息をついた。
「はぁ~・・・お前はそうゆう奴やったな・・・。」
そう、呟いて。
「そんで?実際のとこどうなんや?」
「うん、なんかね、ある場所に行って更正して欲しいんだって。」
「何やそれ?俺らに頼まないかんほど、荒れてるんかぁ?」
すると、蜜は、首を傾げて「さ~ね~?」と言う。なんて曖昧な。
「・・・はぁ、電話貸せ、蜜。俺が代わりに聞く。」
氷が、ため息をついて言った。「どうせお前、ちゃんと話聞く気ないだろ。」と目で蜜を睨む。
蜜は、あはは・・・と曖昧に笑った。




