第7話 原初の炎
大広間での激戦が終わろうとしていたが。
ライside
「ぐわっ!」
「ほらほら、あなたは体の至る所から出血している、もう動くのも辛いでしょう?」
装束の男が言う。
しかし血だらけになりながらもライは立ち上がる。
「はぁはぁ」
「それに君たちはここにいて戦っても意味はないんですよ?」
「ここにもう人質はいません、既に売り飛ばしましたからね!」
「なんだと!!」ライが驚きと怒り混じりに言う。
「ええ、何人かの女性は私の女にしたいくらいの美貌でしたが仕事ですので少し楽しむ程度ししておきましたよ。」
「…たちは」
「なんですか、声が小さくて聞こえないですね。」
「お前たちは!どうしてこうも人の幸せを奪うんだ。」
「なんの罪のない人々を苦しめておいて、どうしてノコノコと生きてられる。」
「俺はお前らを許さない!」
「まだ動きますか。素晴らしい、それに許さないとは滑稽だ実際今君に負ける気は1ミリもしませんよ。」
「やって見なきゃわかんないだろ」ライが睨み言い放つ。
「それじゃ、殺してあげましょう。」
「氷結切断・乱!!」
目にも止まらぬ速さで無数の氷の刃がライを襲う。
「原初の炎爆炎!!」
「!!先程とは炎の感じが違う気がしますね!!」
「爆刃火山!!」ライを中心に爆ぜる炎が広がる。
「うぉっ!なんと無数の氷の刃を一瞬で」
「その技危険ですね。」
「ぶっ潰してやる。」
ライが向かっていく
俺の能力原初の炎は本来4種の炎を扱うが俺はまだ豪炎と爆炎のふたつだけ、さらに爆炎を使うのはまだ身体への負担が大きい、だが、危険を犯さずに勝てる相手じゃない!!。やるしかないんだ。こいつは今ここで俺が倒す!!
「迎え撃って差し上げます。氷結槍」
「爆刃飛沫!!」
炎の刀と氷の槍がお互いに相殺し合う。
「うぉおお」
「氷結切断・滅!!」
今まででいちばん大きい斬撃がライを襲う。
「はぁはぁ、魔導爆炎斬!!」
ライの爆炎が迎え撃ちとてつもない衝撃を生む。
大広間
ドガーン!!
「なんだ今の衝撃!!」
「ラ、ライ?」サラが力なく言う。
「ほう、やりますねフードが燃えて顔も焼けてしまいましたよ。」
そう言いこっちに顔を向けると、そこにはオレンジの髪の男がこっちを見ていた。
「やっと顔が見えたぜ。まぁすぐに燃やしてやるけどな!」
「望む所です。」
「氷結切断!氷結槍!氷の彗星!!」
「炎刃、爆刃、竜の咆哮!!」
壮絶な戦いはより激化する。
氷の力がライを貫き、炎の力が装束の男を燃やす。
「「はぁはぁはぁはぁ」」
お互い壮絶な技の押収により限界が来ていた。
「俺はライ!お前の名前は?」
「私の名はベートガンその名を覚えてあの世に行くが良い。」
「ベートガン次で終わらそう。」
「はぁはぁ、いいでしょう、一瞬にして消してあげましょう!!」そういいベートガンが渾身の一撃の準備を始める。
「なんて魔力だ!」その魔力波は大広間でも感じられていた。
「うぉおおお」
ライも準備に入る
「原初の炎豪炎、爆炎奥義!!」
「氷結魔法 奥義!!」
「絶対零度!!!」
「劫火爆炎竜!!!!」
2つの奥義の衝突は砦を破壊しかねない衝撃だった。
「うおおおおおおおおおおおおおおおお」
「うぉぉぉぉぉぉおおおおおおおおおお」
「私はこれからもっと上に行く、お前など虫ケラ同然なんだ!!」
「言ってろ!俺はお前たちを許さない!!!」
「うぉぉぉぉぉぉおおおおお」
「うぉぉぉぉぉぉおおおおお」
炎と氷の衝突は砦を破壊した。
バゴーン!!
「みんな身を守れ!!」ボンが叫ぶ。
それを聞くまでもなく全員身を守る。
衝撃が収まりボンがライを探しに行くと。
「!!ライ!!無事だったかどうだった倒したか。」ボンが駆け寄るとそこに居たのは血だらけのライと倒れたベートガンだった。
「ライ!良くやった。お前は自慢の俺の弟子だ。」ボンが泣きながら言う。
「はぁはぁ」ライも息を切らしながらボンと抱き合う。
「ライ?」重症だったサラがライの所へゆっくりと来た。
「サラ」「ライ!!」
「良かった、良かったぁぁ」泣きじゃぐりながらサラが抱きつく。
「心配かけたな」ライがそう言い二人は倒れ込んだ。
「山賊は壊滅させたしかし、負傷者多数だ全員で帰るまで気を抜くな!!」ボンが全員に呼びかける。
「さぁ帰ろう2人とも」ボンが優しく二人を抱き抱え歩き出した。
その後ライが目を覚ましたのは3日後だった。
「ん?」ゆっくりとライが目を覚ます。
「あ!ライが起きたよ!!ボンさーん」
「サラ?静かにしてくれ頭いてぇ」ライが言う。
「静かにしてられるわけないでしょ、あんた3日間目が覚めなかったのよ。」サラが言う。
俺3日も寝てたのか。
「サラは1日で目覚めてなそっからずっと看病してくれてたんだぞ?」
「ちょっボンさん?!」
「そうだったのか?ありがとう。」ライが言う。
「フン!感謝してよね。」
「はいはい」
「目覚めたところで悪いがふたりともギルドマスターが呼んでるからすぐに…」
「その必要は無いよ。」
ボンが喋り終わる前に声が入った。
「ぎ、ギルドマスター!!」
「目覚めたかね?」
「わざわざギルドマスターが来なくても」ボンが動揺する。
「君たちは重症だからね、いいんだよ私からのお礼の1部さ」とギルドマスターが言う。
さて本題に入ろうか。




