第6話 炎と氷
山賊の砦2連でライと装束の男の戦いが始まった。
「炎刃!!」「炎刃!!」「竜の咆哮!!」
ライは自身の能力を畳み掛けるが
「絶氷の壁!!」
相手の氷結魔法に苦戦をしていた。
「くそ簡単に防がれちまう、あの氷を溶かせれば。」
「氷結魔法は自身の魔力に冷気を持たせ空気を凍らせて氷を作る力。つまりは絶対零度に近いわけです。あなたの貧弱な炎では少しも解けませんよ?」装束の男が不敵な笑みを浮かべライに言う。
「そんなのやって見なきゃわかんないだろ!!」
「うぉおお!!」
両手に炎を出しライが突撃する。
「原初の炎豪炎」
地に手を突き一気に豪炎を立ち上らせる。「豪魔華炎!!」
今までの豪炎で最も強い炎で攻撃する。
「ほほ!これは今まででいちばん強い炎ですな。」氷が少しずつ溶けながら言う。
「しかし、氷の強度はこれが最高ではないんですよ?」
「氷結切断!!」
目にも止まらぬ速さの氷の斬撃がライを襲う。
「ぐっ!!」かろうじて手に炎を纏わせ正面から防ぐ。
「ほほ!不器用ですね正面からの攻撃に全力で迎えたら後ろががら空きですよ?」
「は!」ライが後ろを振り返ったが刹那。氷の斬撃がライの背中を裂いた。
「ぐぁあ。」
「ほほ、諦めなさい?君では私には勝てませんよ。」
「やって見なきゃわかんねぇだろ?!」
「強がりですねぇ、もう充分わかったでしょう。」「君じゃ私には及ばないんですよ。」
一方その頃大広間
未だ激戦が繰り広げられていた。ボンの活躍もあり数は減ってきたが、それでも相手の数が多すぎた。
「ボンさん気づいてますか?」一人のA級冒険者がボンに言う。
「ああ、捜索班からの連絡が無い、人質はどこなんだ。」
「もしや奴ら俺たちが思っている以上に大きい組織かもしれません。既にどこかの国に売り出されたのかも。」
「そうじゃないことを祈るまでだ。」
そう言いボンは再び戦って行く。
激戦が繰り広げられる中ホールにひとつの声が響く。
「結構責められてんなぁ。マズったか?こりゃ。」
「誰?あいつ」サラが言う。
「いちばん強いやつはー」謎のものがそう言いボンに飛び掛ろうとする。
「お前だー」
「なに?!」咄嗟のことにボンは防御が遅れたが。
キィーン。
「あんたの相手は私よ!!」サラが言う。
「おお!、すげぇなぁ防ぐんだ。」
そう言うとフードを外しもう一度組を開く。
「初めまして俺はガスマ、元A級冒険者だったものです。よろしく」ガスマといった男が不敵な笑みを浮かべ言う。
それに対し。
「あんたが誰だって関係ない!!私はサラ!あんたの相手は私よ!!」
「そうですか、では始めましょう!」
そう言った瞬間サラが吹き飛んだ。
「あらあら、吹き飛んじゃいましたね。」
「はぁはぁ、こんなんじゃあたしは倒せないわよ?」
「付与筋力増強、雷!!」
「紫電一閃!!」
「おお!はぇ!」ガスマが驚くが
「でも、足りねぇ!」サラを掴み地面に叩きつける。
「くはっ!」
「おいおい、まだ終わりじゃ、ねぇよな?」
「当たり前だろ」血だらけになりながらサラが言う。
今まで戦った中でいちばん強い別格だ、私も限界まで出さないと倒せるか分からない。
いや、倒せるかじゃない、倒すんだ!!
「付与身体能力上昇、筋力増強、」
「はぁはぁ」
一度に沢山の効果の付与は魔力消費が激しいだけじゃなく、体の負担がおおきく命に関わる。だけどそれでいい!!
「雷、爆発属性!!」
「いいね、いいね、全力で来い!!。」
「俺も能力を解放し全力で挑んでやる。」
「能力解放 神速!!」能力を解放しガスマが叫ぶ「神速・殺!!」
「紫電一閃・牙突!!」
目にも止まらぬ速さの二人の攻撃がぶつかる。
「あれは!」サラに説明をしていたA級冒険者が驚く。
「サラのやつ、爆発属性を使って自分の脚の回転をあげてやがる。俺の技を盗んだな。」
ボンが笑いながら言う。
「「うああああああああ」」二人の声が大広間に響く。
大きな衝撃波を生み巻き上げられた瓦礫で二人が見えなくなる。
「どうだやったか?」冒険者たちが心配して見えるまでまつ。
「見えたぞ!」
二人が見えると2人は血だらけになりながら立っていた。がサラの刀がガスマの体を貫いていた。
「おのれ小娘が!!」ガスマがサラを攻撃しようとした時。
「付与爆発」
ガスマの体が内側から爆ぜる!!
「ぎゃぁぁぁぁぁあ」断末魔が響きガスマはサラによって倒された。
「はぁはぁ」サラはたその場倒れ込んだ。
「サラ!」ボンがサラを抱える。
「内側からの衝撃を爆発で再現か、俺の技盗み過ぎなんだよ。」
「えへへ」サラがにっこり笑い勝負は終了した。
「さぁ、あとはあの装束だけだな勝ってくれよ、ライ!」




