第1話 偽りの冒険者
大陸の中心部の小さな王国フォワー。
フォワー王国に1人の少年が住んでいた彼の名はライ・ケールのちに世界に名を轟かせることになる。
「冒険者協会フォワー王国支部」
「だから何度も言わせないで!!」
冒険者の集まるロビーに怒りが響く
「推薦がない限り17歳未満は受付られません!!」
それに対し桃髪の少年も反抗する
「なんでだよ、俺は冒険者になりたいんだ、試験を受けさせてくれそうすれば俺の実力がわかるさ!!」
「無理です。」受付係がキッパリと言う
その後も口論が続いたが少年が折れて帰っていった。
「なんだよあいつ俺は16なんだ1歳くらいいいだろ。」
「まぁそんな怒るなよライ」後ろから声がかかる
「ほっとけよ、またからかいに来たんだろボン兄」
「まぁそれもあるな!」
ボン兄と呼ばれた長身で茶髪の男がニコッと笑う。
「お前の気持ちは分かる父親は生まれる前に姿を消していて、母親は正体不明の魔人に殺された…想像を絶する辛さだろ」
ライは下を向いた
「でも繋いでもらった命を粗末にしちゃいかん、お前はまだ世界を知らない、もっと世界を見つめてみろ、お前の考えも変わってくるさ」そう言ってボン兄はライの頭を撫でて去って言った。
「俺のやりたいことはこれだけだ。」
次の日もその次の日もライは受付のおばさんと戦っていた。今日も帰ろうとしていたとき掲示板にはってある紙が目に入る。
冒険者の仕事を見学してみよう
A級冒険者 サーチの剣術を間近で見よう!!
自由参加
ライはその貼り紙をとり家に帰った
2日後
「おはよう皆さん、今日はお集まりいただきありがとうございます」
前で胡散臭い男が演説を始める。
「私が引率を致します。A級冒険者 美剣のサーチです。よろしく!。」
拍手が巻き起こるがその自信満々な素振りにライは嫌気が刺していた。
サーチはそのまま説明を進める。
「そして、最後に注意事項です」
「私から離れないように。いいですね?」
そういうと見学がスタートした。
ウザイけどいい機会だと思いライも乗り気で参加する。
森を進んでいると隣の女子から声がかかる。
「ホント、最悪よね。」
「え?」ライは驚いた。
「A級冒険者だと聞いてどんな人かと思えばただのナルシストじゃない。周りの奴らは本気ですごい奴だと思ってるみたいだけど。あんたも気づいてるでしょ?」と女子がいう
「あぁ、まず基礎魔力を測ればだいたいわかるだろ?」とライが返す
「そうね、A級なのに基礎魔力が100000は低すぎるわ。」と女子が言う。
「俺はライ。そんな具体的に測定できるなんてすごいな」
「私はサラ。あなたも大したものよ。冒険者じゃないのにその年齢で基礎魔力50000は。」
お互い自己紹介をし話していると前方からこえが上がる。
「静かに!!」「刺激してはダメだみんな静かにね僕に任せて置いて」とサーチが言う。
「あれはオークねしかもこの数。あのナルシストじゃ無理じゃない?」とサラが言う。
「同感だが、今はあいつを信じるしかないな」ライが苦笑する。
するとサーチが剣を抜きオークに襲いかかった。
「オラっ!!」サーチの渾身の一振がオークを仕留めたと思われたが剣は欠け、一撃も与えられなかった。「「まずいな」」ライとサラが言う。そう行った瞬間サーチは奇声を上げながら逃げて行った。
見学者達は混乱していた。
「おい、どうするんだよ。」
「こっちに来てる逃げないと」
「どけ俺は死にたくないんだ」
騒ぎのせいでオークは次々と起きてきた。
見学者が逃げ惑う中1人の少女が逃げ遅れていた。
「キャー助けてぇ!!」オークに捕まれ食べられそうになったその時。
「魔力上昇」「炎刃!!」
炎と共にオークが焼け落ち、少女は解放された。
「あんた戦闘経験は??」
「受付のババアと嫌な程な」




