第23話『告白代行便!? 恋のバトンは電波の彼方へ』
配達依頼が増えてきたドラゴン便。
そんな中で届いたのは――恋の告白を代行してほしいという奇想天外なお願い!?
「好きって言えないから、代わりに届けて」
……って、ヒーローたちは告白代行業者じゃないんですけど!?
《レッドバンシー号》・食堂ラウンジ。
リアム:「依頼内容……“この想いを届けてほしい。できれば本人の口調で”……?」
セレナ:「つまり告白を“代読”ではなく、“演技付きで再現”してほしいそうです」
メロラ:「いやいや! 恋の気持ちは自分で伝えるから意味あるんでしょ!?」
ロック:「それ以前に、告白を“演技”でってどういう神経してんだ!?」
アストラ(依頼主の情報を確認しながら):「依頼人:ロメオ・クラティス(18)
宛先:ジュリア・ミーネル(18)
状況:長年の親友だが、気持ちを伝えると関係が壊れそうで言えず、
なおかつ遠距離留学直前で今しかチャンスがない――」
ルミナ:「うわぁ……青春だ……青春のやばいやつだ……」
ユニー(星のシールを貼りながら):「むぅ♡(やる気満々)」
アストラ:「よし、やろう。告白代行便、出発だ!」
ロック:「ノリ軽ッ!」
* * *
ジュリアのいる惑星、学生寮前。
ユニーは首にスピーカーを巻き、依頼人ロメオと通信接続中。
背中からはキラキラのラブビーム(※本当に出てる)。
ジュリア(驚きながら):「えっと……あなた、なに?」
ユニー:「むぅ!(咳払い)──ジュリア。僕は、今日ここに伝えに来た」
ロメオ(通信口調):『……君と過ごした時間は、僕にとって、かけがえのない宝物だった。
たぶん、これから先、僕はずっと君を好きなままだ。
だから今、言わせてほしい――“君が、好きだ”』
ジュリア(ぽかん)
……数秒の沈黙ののち。
「……そんなの、本人が言いに来なきゃズルいじゃん」
ユニー:「……むぅ?」(首をかしげる)
「だから、ズルいけど――ちゃんと嬉しかったよ」
そしてジュリアは、そっと通信先へ手を振った。
「ロメオ、ちゃんと伝わったよ。ありがとう」
* * *
帰還途中。
アストラ:「……なんだよ。ちゃんと青春してんじゃん、あいつら」
リアム:「このまま恋人になっても、ケンカしても、忘れられなくても……
あの一言が残るのが、大事なんですよ」
ユニー(ぴかぴかハートのシールをどこかに貼りながら):「むぅ♡」
ロック:「……てか俺たち、配達員というより恋愛神様の使いじゃない?」
セレナ:「たぶん次あたり、プロポーズ依頼来ますね」
全員:「やめろォォォ!!」
ドラゴン便、ついに恋の代行業務へ!?
でも、たった一言が銀河を越えて届いたあの瞬間は、確かに本物だった。
配達の形が変わっても――想いの本質は変わらない!
次回・第24話:
『招かれざる配達員!? 銀河王家の“絶縁状”を届けよ』
今度の手紙は“王家からの絶縁状”!?
しかも宛先は“銀河の暴れん坊皇女”!? 無事に帰れる保証、ゼロ!




