第14話『銀河最大の迷子、宇宙龍(ドラグ=ユニカ)を捕まえろ!』
平和になった宇宙で、元・英雄たちがバイト生活を始めた今日このごろ。
しかし、そこに突如として現れたのは――
体長800メートルの、銀河級迷子!?
今、宇宙でいちばん壮大な「かくれんぼ」が始まる!!
《エリオン軌道ステーション》上空、警報が鳴り響いていた。
「くっそでかい生命反応!? なんだこれは!?彗星!?いや、彗星が逃げてる!!」
「光学センサーで拡大……! な、なんだこの巨大な影……!」
それは、銀河を横切るように漂う――宇宙龍(ドラグ=ユニカ)。
蒼銀の鱗、惑星サイズの翼。だがその目は、どこか迷子の子犬のように不安げだった。
「むぅぅぅ~~~~~~(CV:巨体なのに超かわいい声)」
* * *
その頃、《レッドバンシー号》。
「……うん、ニュースで見た。でかいのが、迷子らしい」
メロラがチューブヨーグルトを吸いながら言った。
「ちょっと、ロック。あれ、ペット探偵の管轄なんじゃない?」
「無理無理無理無理!!! 過去最大でも体長2メートルだったのよ!?
あれ800メートルってお前、ペットじゃなくて生態系だぞ!?」
アストラが立ち上がる。
「よし、拾いに行こう!」
「何そのノリ!? なんで拾うの前提!?」
「“困ってる命を見過ごさない”――それが俺たちヒーローの仕事だ!」
セレナ:「元・ヒーローですけど」
ルミナ:「あ、じゃあ名前はユニーって呼ぼう♡」
リアム:「既に命名されている……」
* * *
そして作戦開始。
アストラとメロラ、ロックがステーションのパトロール艇を借りて、
ユニーの近くまで接近する。
「ユニーちゃーん、よしよし~。こっちだよ~、ほらおやつあるよ~」
「やめろメロラ、それ火星級の冷凍肉塊だぞ!? エサのスケールが違いすぎる!!」
ユニー:「むぅぅ~?(ふよふよ)」←近づいてくる
「来た!?来たぞ!?アストラ、お前得意のアレやれ!ヒーローの挨拶!」
「よぉし――!」
アストラ、マイクを握って叫ぶ!
「俺たちは七人の英雄! 銀河の隅々まで優しさ届けるッ!!
今日からお前も、家族だーーッ!!」
ユニー:「……むぅ~~(ぱあぁ……)」
(※なぜか感応。満足そうに尾を振る)
「え、通じたの!?」
「さすがキャプテン……また拳(言葉)が効いた……」
* * *
その夜、《レッドバンシー号》のドックには、
丸くなってスヤスヤ眠るユニーの姿があった。
「……でかすぎてドックの屋根壊れたぞ?」
「うん、保険適用外だった。自腹です」
「ヒーロー業、マジで財布に優しくないな……」
そんな中、ルミナがぽつりと呟く。
「……ユニーを連れて、宇宙を旅するってのも悪くないよね」
アストラが笑った。
「そうだな。元ヒーローの、宇宙ペット冒険記――悪くねぇ!」
ドタバタ迷子救出作戦、無事(?)成功!
銀河のトラブルも、元・七英雄がいればなんとかなってしまう不思議。
次回、ユニーの“意外な正体”が明らかに!?
次回・第15話:
『ユニーの正体は、宇宙の守護者!? そして現れる、第二の迷子』
迷子が迷子を呼ぶ銀河の旅路。
ついに再始動する“伝説の力”とは……?




