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6話

更新お待たせいたしましたm(__)m 言い訳させて下さい。忘れていたわけじゃないですm(__)m ただエルフが好きすぎたんです(?)

「ここが私たちエルフの村、ストロング村です。どうぞゆっくり滞在なさって下さいね。」


そう言ってミスリーさんに案内される NEMESSISネメシスさんとおれ。


今晩は村長がズルして捕獲した魚と帰りの山中で最終したキノコと山菜のソテーである。


「ではこの部屋を使って下さいね。」


「感謝する。」


そう言ってミスリーさんはおれの隣の部屋に NEMESSISネメシスを案内した。


おれは一瞬考え込んでしまう。


あれ? 隣に部屋なんてあったっけ?


昨日までおれが一番端の部屋だったのだが?


【測定不能 先ほど空間の歪みを確認。この家事態が異常。危険地帯と警告。】


NEMESSISネメシス「了解した。引き続き観測を求める。」



【申請を確認。承知した。引き続きサンプル№421を観測対象とする。】



なにやら聞こえた気がしたが、おれは何も聞いていない。それ大事。


「ではまた夕飯時に会いましょう!」


コクリと頷いてくれた。あれは了承頂いたという意味で良いだろう。



*****



夕飯時に2人の姉と私、そして父さまと母さまそしてシンさん、NEMESSISネメシスさんが出揃う。


「そこの胡椒とって欲しい。」


「はい。どうぞ。」


「ところで、みんな飲むかい?」


「もちろんよ父さん!」


「じゃあ母さんと、他のみんなはどうする?」


「ではお言葉に甘えて、私も今晩は飲みたいです。」


「シンさん飲むのなら私も飲もうかな。」


「私はパス!」


「またにしようかしら。」


「じゃあ飲む人はお父さんとリーとシンさんね。NEMESSISネメシスは飲める口かしら。」


「当機は飲料酒アルコールの耐性あり。問題ない。」


パチパチと瞬きをするお母さん。


「ええっと。そうね。飲めるって事よね!? じゃあ4人分用意するわね?」


ボトルのコルク栓が抜かれ長い夜が始まった。


「それでねえ。お父さんがねえ・・・。」


「いや。その話はやめてくれよ。母さん。」


「そう言えば、去年までこのこリーにもカッコイイ彼氏がいたのよ? ねえ。確か今では王都で”勇者さま”と言われてるあの子・・・。」


「お母さま!? ちょっともうやめて!」


「ご、ごめんなさいね。リー。」


「リー。お母さんも悪気はなかったのだ。どうか許してやってくれないか?」


「分かってますわ。でも、でも・・・。」


そう言いながら彼女はリビングのドアを勢い良く閉め、自室へと駆け出した。


なるほど。この世界の勇者さまとお付き合いをしていたと。あれだけ可愛い子なら納得できる。


「そのう。お母さんが言って謝りたいのだけれど。」


「そうだな。今行っては逆効果になりそうだ。誰かいないかな。」


「ハッ!?」(2人)


いや。なんですか。偶然思いついたみたいな顔されましても。おれですか。良いですよ。別にそれくらいお世話になっているし。喜んで・・・。


「そう言えば、年頃の娘だからな。年の近い男の人でリーが憎からず思っている人。そんな条件の良い人なんて・・・。」


「ハッ!?」(2人)こっち見ないでください。困りますから。


「・・・。善処します。」


「頼めるか。悪いな。」

「あらあら。」


もうヤダ面倒くさい。


おれはトボトボとミスリーさんの部屋へ向かう。


コンコンッ。


「あの。ミスリーさん。おれです。シンです。」


「・・・。」


「少しお邪魔しても?」


「・・・。どうぞ・・・。」


彼女は泣いていたのだろう。俯き組んだ手に顔を埋めていた。


彼女の隣のクッションにおれはお邪魔する。


「あの。今は一人になりたいかもしれません。でも、もし話せそうでしたら。私に怒りをぶつけてくれても構いません。だって。いつもお世話なっている君をおれは。放って置けないんです。」


「シンさんはズルいですね。そんな優しい言葉は好意を寄せているエルフにしか話てはダメなんですよ!?」


「おれ、いえ私は。ミスリーさんの事わりとお慕いしてますよ? なら構わないですか?」


「フフフ。しょうがありませんね。今だけですよ。少し後ろを向いていてくれませんか?」


「分かりました。はい。どうぞ。」


ミスリーさんはそっとおれの背中に抱きついてきた。


「私の事はリーと呼んでくれませんか?」


森の優しい香りがおれを包み込んだ。


「リーさん。はい。愛称呼びなんて一気に距離が近づいた気がしますね。おれもちょっと嬉しいです

。」


「シンさん・・・。シンさんは私の事可愛い思いますか? その容姿とか、性格とか・・・。」


「それはもちろん。」


「なら、構いませんね。どうか、私と駆け落ちをしてくれませんか。」


「それは・・・。」


彼女のほっそりとした指に口を塞がれる。


「こんな話は、シンさんだからしているのです。その・・・。私じゃダメですか?」


若草色の瞳を潤ませおれは迫られていた。



















実は主人公とヒロインが同じ名前で別の作品を作っております。べ、別に名前考えるのが面倒くさいわけじゃないんだからね?(汗) 作品名:ハッピーエンドの世界線~悪役令嬢処刑後のとある国の議事録~


悪役令嬢とか好きな方どうぞ~♪

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