終わりの世界の冒険者
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今書いている豚と呼ばれたので筋肉でねじ伏せるの気分転換で書いた作品です。好評だった場合長編小説として書き直すかもしれません。
また設定に甘い部分があるかもしれません思い付きなのでご了承ください
今、俺の前には巨大なモニターで剣や銃を持った男女が魔物と呼ばれる存在と戦っていた。この映像はアニメや映画と言ったものではない
実際の存在している人間が戦っているのだ。今モニターに映っている場所はダンジョンと呼ばれる魔物が生まれる場所である。
今から5年前…世界は突如現れたダンジョンと言う不思議な生成物と魔物と言う存在に滅ぼされようしていた。魔物には銃や爆弾、核などが一切通用しなかった。
魔物を倒せる手段がない人類は次々に住む場所を奪われていった。ダンジョンが生まれたら逃げるしか打つ手がなかったからだ。
もう後がない人類は魔物に対抗する手段がないかを探る為ダンジョンの中に入った。そして希望を見つけた。
それは剣だった。全く同じ見た目の剣が10本見つかったのだ。そしてその剣には不思議な文字が書かれていた。
人類はその剣を2年かけ調べ剣に掛かれた文字を解読するころに成功した。
その文字は今では【魔法文字】と呼ばれている。
剣に掛かれていた文字は{片手剣}そう書かれていた。なぜ剣にわざわざこんな文字があるのか?そう考えた研究者は剣に書かれている文字を変えられないか?そう考えたそしてそれは成功した。
{片手剣}その文字を{大剣}に変えることが出来たすると片手剣が光を放ち形が変わる。光が収まるとそこには大剣があった。
後にその剣は魔法の剣、通称【魔剣】と呼ばれるようになる。
そして人類は悲願ともいえる魔物討伐をその魔剣で成功させたのである。
そして、人類の反撃が始まった。
ダンジョンに入り込み次々に魔物を倒すことに成功した。そして、銃や弓など沢山の装備を発見した。
それらにも魔法の文字が使われておりそれぞれ
魔銃・魔盾・魔弓・魔槍・魔杖・魔鎌
などが見つかった。
そして新たな発見があった。杖や銃には形状の【魔法文字】だけでなく能力を追加する【魔法文字】文字が追加されていた。
書かれていた文字は杖に{魔力増化}銃に{跳弾}と書かれていた。
特にすごかったのは{魔力増化}が付いた杖を適性を持つ人が持つと魔法が使えるという人類史に残る最大の発見であった。
能力を追加する。それは他の武器にも使えるんでないか?その結果予想通り他の武器に能力をつけることが出来た。
同時に能力は2つまで付けることが可能だという事もわかった。
そして能力を使えるようになった人類の進撃はすごかった。今まで何もできなかったダンジョンを2つも攻略したのだ。
2つしか?と思うかもしれないが逃げるしか出来たかった存在を潰すことが出来たのだ。これは人類にとって大きな一歩と言うしなかった。
そして攻略されたダンジョンからはある道具と剣が回収された。
一つは別の空間に行くことが出来る道具。これは後に魔道具と呼ばれる存在になった。同時にその道具はダンジョンに挑む者たちが最も使う魔道具となった。
そしてもう一つの回収された剣はとんでもない存在だった。その剣の名称は【覇剣】すべての魔剣の原点ともいえる存在だった。
【覇剣】は適性がないと使う事が出来なかった。そしてたとえ適性があっても【覇剣】を完全に使える者は存在しなかった。
【覇剣】には魔法文字は書かれておらず、能力の追加、形状変化はできなかった。
そして人類はダンジョンに挑み続けた。しかし問題が起きた。
ダンジョンの魔物が確実に強化されているのだ…
そしてダンジョンに入れる人数も限られ人数しか入れなくなったのだ。
人々は考えた、明らかに人類が強くなった後に魔物の強さとダンジョンの仕様が変わった。
そしてこれは【神の試練】なのではないか?そう結論に至った。
いや、至らざる負えなかった。なぜなら【神の試練】ならば乗り越えた先に褒美がもらえるかもしれない、元の世界に戻してもらえるかもしれないそう希望を持てるからである。
ダンジョンや魔物が独自に進化した。そんな救いのない絶望は見ないようにしたのだ。
しかし今の現実は見なくてはならなかった。魔物強化とダンジョンの人数制限である。
そこで人類はあるシステムを作り出した。【冒険者】と呼ばれる職業の確立とランク制度の導入である。
そして、それこそが人類のやる気や娯楽を増加させた。
別空間に行ける魔道具、その別空間で死ぬとどうなるかモルモットで検証したところ何と…別空間に入る前に戻されるという事がわかった。
つまり死なないのだ。おまけに別空間はある程度設定が可能であり建物や風景を変えることが出来た。
死なない空間それは死を覚悟して戦う冒険者にとって気楽に訓練ができる場所だった。
その空間は冒険者同士の戦う場とされ、勝率が高い人物には高いランクが勝率が低い人物には低いランクが振り分けられた。それは通称ランク戦と呼ばれるようになった
と同時にランク戦は一般市民にも公開され娯楽の一種にもなった。
ランク戦はパーティーと個人で分けられている。
パーティーとは4人のチームのことである。
パーティーを組む人は必ずしも上位ランカー同士という事もなく気に入った相手や将来が有望な人と組むと言った形になっている。
そして今映像に映っているのは上位ランカーのパーティーである。人数は4人のチームが4チーム、合計16人で挑んでいる。
16人で行動しているのではなく4チームそれぞれが違う場所を探索し、武器や魔道具がないか探している。
探索が終わると集合しダンジョンに確実にいる主と呼ばれる魔物の討伐が始まる。
そして映像は主との戦いの最中である。
僕はそれを見たとき心が躍っていた。今まで人類を脅かしていた存在を、上位ランカーと呼ばれる存在は圧倒している!
すごくかっこよかった。
人類の希望、英雄と呼ばれる存在の戦いは僕以外の人も各自にに魅了していた。
そして、憧れを持った彼もまた人類の希望となるのだった。
これは英雄にあこがれた終わりの世界の冒険者の物語…
どうやって魔法文字解読したの?とかそうやって書き換えたの?とか聞かないでください。困って作者泣きます。