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この作品には 〔ボーイズラブ要素〕〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

Battle God Girls

どこにでもある、ありふれた中学の夏だった。暑さで死にそうになりながらも、習い事を終えて家に帰る時、俺はふと考えてた。

このまま死んだらどうなるのだろう、、、俺の悪い癖だ。

答えの出るはずのない死後について、俺はこの事に何故か昔から気になっていた。昔は死んだらいい人は天国、悪人は地獄に行くと信じていた、けどいつからだか俺は、死んだらきっと人は"転生"をするのだろうと感じていた。流行りの漫画かアニメの影響かもしれないが俺はそうなんだろうと漠然と感じていた。


そんな果てのないことを考えてる内に家に着いた。

「ただいまー・・・あれ?母さん?」

返事はなかった、いつもは家にいるはずの母さんからの返事がない、ただそれだけの事なのに全身に悪寒が走った。誰もいないはずの家の廊下を歩くと、普段は気にならない床の軋みさえ俺の神経を逆撫でした、そしてリビングまで行くと強烈な匂いが嗅覚そしてそのまま視覚を襲った。血の匂いだ、そしてリビングには鮮血が飛び散っていた。吐き気が俺を襲った

「うっ・・・なんだよ、これ」

冷静になった俺は床の鮮血の元を見た。ついには五感が消えたように感じた。そうこの鮮血は母さんの血だ。血だらけになって横だわる母、その目の前には狂気の笑みを浮かべる父さんがいた。

父さんっと呼びかけることができなかった。父の手には赤く汚れた包丁が握られていたのだ。確信した、普段から仲睦まじい夫婦だったのに何故こんなことになっているのかは分からない、しかさ父が、この男が母さんを殺した事だけは理解した。

俺は気付かれないように部屋に置いてあった木刀を取り、そのまま男に全力で振り落とした。

「ぐあああああーーーーー」

肩に木刀が当たった男はそのまま包丁を投げ捨てて、倒れ込んだ。冷静ではなかった、俺は倒れた男を倒すべくもう一度、もう一度、何度も気絶するまで叩き込んだ、ついに男が気絶したと思った時、男は死んでいた。

興奮状態から冷静に戻りつつあった俺は自分のした事に恐怖した。俺は急いで救急車と警察を呼んだ。


状況を警察に説明しようと思ったが上手く言葉にできず、警察にせめて俺が父さんを殺した事を伝えようとしたが、父さんの死因を聞いて、俺は驚いた。外傷は全くなく死因は心臓発作だと言われた。

結局俺は特にお咎めもなく、俺の罪の意識だけ背負ったままこの事件は終わった。俺はその後、幼い妹と2人だけで生きていたのだ


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