第55話:ラメタリア王国へ観光に行こう!
統一戦争。
これはあくまで後世でそう呼ばれているだけであって、当時は特に戦争名は無く、各国が覇権を目指してしのぎを削っていた時代をそう呼んでいるだけで、正式な名称は無い。
つまり日本でいう戦国時代だ、それぞれが鎬を削る群雄割拠の中、勝利をしたのはウィズ王国であった。
勝利の課程で時には他国を滅ぼし時には吸収し、それぞれの国の文化を取り入れ都市国家としての特色を持つに至ったのだが、先に述べたとおり植民地としての属国が存在する。
植民地。
独裁と同様イメージが悪い言葉である。他の国を一方的に蹂躙し人権を奪い富を搾取する、そんなイメージがあるのではないだろうか。
そして事実、他の国を一方的に搾取する植民地政策は実際に行われてきたものであり、日本でも植民地を持つも言葉に対して負のイメージがあり忌語として使われなかった。
ただ繰り返すとおり物事においてメリットのみの出来事は存在しないし、逆にデメリットのみの出来事も存在しない。
ウィズ王国は、所謂戦前の日本の植民地施策と似た施策を導入しており、属国に対してのインフラ設備といった技術投資や人的投資を行い発展に寄与し、外界からの脅威から保護するという形をとっていた。
その中で一番際立った施策は修道院の外国人枠の制度である。日本でも戦前にした朝鮮人の陸軍士官学校や海軍兵学校への入学を認めており将官まで輩出しているのと同様、ウィズ王国にも外国人の将官が存在するのだ。
もちろんそんな綺麗ごとばかりじゃない。属国はやはり属国であるし、外国人枠の受験者は当然に身分調査が徹底されて、ウィズ王国に忠誠を誓うようになるといった、関係の優劣は当然に存在する。当然属国を利用し国益の為にリスク管理を徹底し、国力増強の一端を担っているのは言うまでもない。
国益を抜きにしてもウィズ王国民にも差別感情だって当然にあった。それを長い年月をかけて徐々に緩和していき、現在は属国であると同時に友好国という位置づけとなったのだ。
と色々な思惑はあるも、ラメタリア王国は、ウィズ王国に無条件降伏したことにより9割以上の国が滅びた統一戦争時代を生き残り今でも現存する国家となっているのだ。
「というわけなのよ」
「へー! 抜け目ないって言い方は悪い言い方かもしれないけど、先見の明があるってことだよなぁ」
とラメタリア王国の大衆食堂で飯をモグモグ食べながら俺はおばちゃんと話している。
「そうなのよ、口が悪い人間は腰抜けとか言うけど、その図太さは見習わなければならないと思うのよ~、こんな食堂でも、経営していく上で綺麗ごとだけじゃすまないからね~」
お盆を持ちながらうんうんと頷くおばちゃんであったが、俺の顔をまじまじと見ると問いかけてきた。
「そういえば、お兄さんはウィズ王国人なのかい?」
「そうだよ、ウルティミスって知ってる?」
「んー、ごめんねぇ、知らないねぇ」
「まーしょうがないよ、数ある辺境都市の一つだもの、目立った産業もないし、でも田舎でのんびりしてていいところだよ」
「あらま! おばちゃんの故郷も同じようなところなのよ! 私は田舎が嫌で王国の首都でこうやって食堂のおばちゃんやってんの」
「うんうん、都会の良さは分かるよ、んでさ、おばちゃんさ」
「なんだい?」
「ここって政情不安定とか聞いたけど、全然そんなことないんだね」
俺の突然言葉にびっくりして目を見開くおばちゃん。
「え? なにそれ? そんなことを言っている奴がいるの?」
「噂だけで聞いたんだけどさ、えーっと、この国の宰相が、なんか策略だか陰謀だかで、王族の地位を狙っているとか?」
と言い終わるか言い終わらないかのうちにおばちゃんが「シー!」とゼスチャーするとそのまま辺りをの様子を伺いながら話しかけてくる。
「お兄さん、それはあんまり大きな声で言わない方がいいよ」
「そうなの?」
「そうよ、ここのワドーマー宰相がやり手でね、強権的であんまり評判良くないのよ、んでね政情不安定の噂は強くてね、お兄さんの言ったとおり王族の地位を狙っているとか、そのために不必要な反乱分子を探るために国中にスパイを放っているとかさ、あーやだやだ」
「あー、って王族の地位を狙うとか、そんなことできるの?」
「王族になるのは無理よ、だって私たちが許さないもの、それは普通に尾ひれよ」
「ふうん、無理なんだ」
「ゼスト王子がまだ幼いから事実上は実権を握られているって感じね、だからそんな尾ひれがついているんだと思う、それにエンシラ王女も小さいころから政治に全然興味が無くて、このままだと危ないって噂よ、このままだと宰相が国のトップになるってことなのよ」
「あらら、どこも世知辛いなぁ」
「まあでもね、お偉いさんはお偉いさんで好き勝手に権力争いしていればいいのよ、上が駄目でも下々の私たちまで共倒れするほどやわじゃないからね」
「おお~、パチパチ、頼もしい! あ、そうだおばちゃん、最後にもう一つ聞きたいんだけどいい?」
「いいけど、お兄さんも歴史好きなのね」
「たはー、よく言われるよ、古代ロマンは男の浪漫、ありがとおばちゃん! また来るよ~!」
「まいどあり、ここは色々観光名所もあるから、存分に楽しんでいっておくれよ!」
といって、料金を払い店を後にした。
店を出た先に広がる視界にたくさんの人の往来、ラメタリア王国の首都なだけあって活気があってにぎわっている。
俺はそんな行き交う人物に交じりメインストリートを歩きながら喜びに震えていた。
(ふおー! 異世界の外国の観光! 外国なだけあって文化が違う、異世界転移して本当によかったっ!)
ウキウキ気分でガイドブックを開く。クォナにお土産でも買ってきたいところだが、どうしようかなぁ。
ちなみにここはウィズ王国の属国だからウィズ教国家である。ウィズ王国に無条件降伏する時に、特に信奉する神もいなかったことからスムーズに信仰を得られることが出来たそうだ。
神への歴史干渉は当たり前のように存在するように思えるけど、実際はそうじゃない、神の加護を得た国家の方が少ない、というよりも、使徒として公にするなんて記録として残っているだけでも数例しか存在しないのだ。
それもあって、使徒が統治するウィズ王国の属国になるというのだけでも利益になるのだろうな。だけど属国になれど文化は失われず、ウィズ王国も潰すようなこともせず、ウィズ教国家であるが信仰の仕方は自由にしているのだそうだ。
と、ガイドブックに書いてあった。
神の力か、俺にとっては身近なものだからつい頼ってしまうが、本来なら奇跡を常に体験しているという事か、そう考えると凄いよな、まあ今はそれよりも。
「んー、初めて建設されたウィズ教会は観光確定だろ、ステンドグラスが見事か~、いいなぁ~。ああ、それとも無条件降伏したときに使われた建物が現在でも大学として使い残してるのか~、それも見るのもいいけど、ちょっと離れたところにあるんだよなぁ」
折角公務で旅行に来られる機会なんてそうは無い、そのために出張に貯金を切り崩して食と観光に全てを費やすことに決めている。
公務、そのとおり、クォナとの会話のとおり一見観光しているようで俺は「特命」を帯びてここに来ているのだ。
特命、カッコいい響きである、さてそもそも特命って何の略かご存じだろうか。
あまり知られていないが特命は以下の言葉の略なのです。
――特に命令が無い限り何もしなくていい、略して特命。
いや、本当なんですよ、だからテレビドラマの相棒が特命係なんて分掌についているけど扱いは実は正しいんですね、これマメ知識。
(ふっ、特命という名の2泊3日の旅行、言葉って便利、あ! あそこにあるのが美味しいスイーツを食べさせてくれる星付きの店!)
「おばちゃん! スイーツ一つちょうだい!」
「はいよ、あら、お兄さん外国の人?」
「ウィズ王国人です。ウルティミスって知ってる?」
「あー、ごめんねぇ、ウィズ王国は首都とウルリカと聖地にはいったことあるんだけど」
「まあ田舎だから知らないのはしょうがないよ、あ、俺ここに観光に来たんですけど、歴史に興味があって、地元の人お勧めの場所があれば教えて欲しいんですけど」
「私がお勧めなのはね~」
とおばちゃんから手渡されたスイーツをモグモグと食べる、おおう、ぐっとくる甘さがまた、美味しいよう、美味しいよう。
その後は再び食堂での同じ会話をして、店の外に出た。
次は何を食べに行こうかな、んー、今日はひたすら食べまくりで、明日は観光メインの強行日程もいいよなぁ。
いや、ここはまずは遠いところから攻めよう、ギリギリまで遊ぶためにはそっちの方がいいか。
となると次に向かうは旧王城とその周辺の食い倒れツアーだ!
●
「ここが旧王城、統一戦争時代、ウィズ神の加護を得て破竹の勢いで勝ち続けてきたウィズ王国初代国王リクス・バージシナを招き、無条件降伏をした場所です。現在も国家遺産として残されているのです」
とガイドさんの案内の下、当時の城跡を見てまわる。
「これがラメタリア王国が統一戦争時代の唯一の無血戦争の証。当時は戦わずして降伏した腰抜けという批判が国内からも上がったものです。ですが統一戦争において、当時存在していた国家の9割以上が滅んだことを考えれば、ラメタリア当時の国王であったファムビック国王による「偉大な敗戦」であったと我々ラメタリア国民は考えているのです」
「今はその功績を忘れないために、ラメタリア王国の最高学府の大学として運用しているのです」
「ほえ~」
とガイドさんの話を聞きながら再び旧王城の城の壁をぺたぺたと触る。うーん、ここは人の目が常にあるから奇行に走れないなぁ、残念。
ここら辺はかつての首都だったようだが、国力増加と共に先ほどまでいた首都に機能を移したそうな。今はここら辺はのどかな田園風景が広がる場所だ。
「そして無条件降伏後、王の権力の独裁化が進み、その対応策としてラメタリア王国の他の国にない画期的な制度である、王族の男子の中から王を選ぶ王選挙制度が導入されたのです」
「ねえガイドさん、王を選挙で選ぶってのはいつごろから始まったんですか?」
「統一戦争にウィズ王国が勝利した後、原初の貴族の締め出し施策を打ち出した時期に合わせて施行したのが始まりです」
「どうして時期に合わせたのですか?」
「当時ウィズ王国は原初の貴族による権力が独占され政治腐敗が進行している状態でした。無論それは原初の貴族と密接に付き合いがある我が上流階級にも波及しておりました。とはいえウィズ王国が採用した締め出し施策は王族に敬意を払っている国民感情がどうしても許しません、その折衷策として生まれたのが選挙制度なのです」
「罷免もできるのですか?」
「出来ます。即座には無理ですが、5年に一度行われる国民投票があり、その結果罷免される自浄作用もあるのです、国の決裁権限は王に一任されますからね、過去の適用実績もあるんですよ」
「凄いですね、その自浄作用というのは王様にだけ適用されるんですか?」
「いいえ、王族も例外ではありません、相応しくない振る舞いがあれば王籍を剥奪されるのです、これもまた適用実績がありますから」
「その今の王は確か選挙では……」
「……前国王の崩御の後、既に王族は2人のみ、その中で男子は現国王である王子1人のみだったんです。王国はじまって以来の選挙が行われることなく選ばれました」
「なるほど」
ふむ、公的機関の腐敗と民間組織の腐敗について語ると長くなるから割愛するとして、明らかに公的機関の腐敗に対して敏感なのはウィズ王国に習ってのことだろう。
「でも現国王もまだお若いですが、温厚な人柄から国民には指示されておりますよ、姉であるエンシラ王女と共にね、当然私も微力ながら支える所存ですよ」
ここでガイドさんは言葉を区切ると俺に話しかけてくる。
「って、貴方はウィズ王国人なんですか?」
「そうですよ、観光に来ました。胆力がある国なんですね、見習いたいです」
「ありがとうございます。ウィズ王国側もかつては差別感情もあったそうなのですが、現在根絶とまではいかなくても、長い時間をかけて友好国にもっていくことができました、これも先人たちの努力のおかげです」
「分かります、私の住んでいる所も元は統一戦争時代の敗戦国の民でしたから」
「おや、差支えなければ何処か聞いてもいいですか?」
「ウルティミスってところなんです、当時のウィズ王国軍の追撃を何とか振り切り、街をつくりウィズ王国に国民として認められたんです、まあ、辺境の片田舎ですけどね」
とガイドさんと再び食堂のおばちゃんと同じ話題で話した後。
「あ! そういえばガイドさん! ここら辺って郷土料理がおいしいって聞いたんですけど! おすすめありますか?」
●
「ふぅ~、腹いっぱい、もう食えない」
宿屋に戻りホッと一息、ここは安宿だけど安宿の趣があり、ボロイのがまたいいよね、値段も安い、でも唯一の不満は風呂が狭いことだ。
ちなみにガイドさんに紹介してもらった店は観光地価格で高かったけど凄い美味しかった。
結局今日は旧王城の観光が終わった後はひたすらに食い倒れツアーだった、つい勢いに乗って食べすぎてしまった、苦しい、けど美味しいものを食べるって幸せだよなぁ。
はー、風呂入りたい公衆浴場があるからそこに、でも、疲れた~、歩いて10分かかるそうだ、んー、メンドイ、明日出るついでに公衆浴場でのんびりするかなぁ、俺はベッドにごろんと横たわると。
「ルルト、今日は狭いけど、宿の風呂で我慢するぞー」
とベッドに腰かけていたルルトに話しかけた。
「つーん!」
と分かりやすく拗ねているルルト。
「なあ、機嫌直してくれよ、悪かったって」
「ふん、そう言われて簡単にボクの機嫌が直らないのは分かるよね? 今回はなんなのさ、傍にいて気配消してさ「どんな時でも俺が声をかけるとき以外は反応するな」とかさ、いくら神とはいえ辛いんものは辛いんだからね」
そう、実は今回の行程、馬車の中にもクォナの自室にも全てルルトが傍にいたのだ。
「だから悪かったよ、だけど今回に限っては必要な事だったのさ、王族絡みとなれば何があるか分からなかったこともあるし、何かあればお前がいないと何もできないからな」
「ふーん、まあ何か面白いことをしてくれるのだろうからいいけどさ、いやー、それにしてもさ、イザナミさ」
「なに?」
「なんで人の金で遊ぶってこう楽しいんだろうね? しかもラメタリア王国の食事が美味しいこと、夢中になって食べちゃった♪」
「それな、って流石に遊興費は自腹だぞ、だからたくさん金を持ってきたんだし、ってお前も普通に楽しんでだけど、時間も能力もあるんだから旅行とか行き放題だろうに」
「それは神それぞれだね、ウルティミスの主神になってからはそっちにつきっきりだし、ウィズなんかは主神として立場を利用して飛び回っているみたいだよ」
「あー、そういえば枢機卿団があげてくる情報で面白いものがあるとそこに行くとか言っていたなぁ、いいなぁ~」
そういえばラベリスク神もアーキコバに会う前は世界を見て回るのが好きとか言っていたっけ、本当に神それぞれなんだな。
「ぶふぅ!」
脈絡なく急にルルトは思いっきり吹き出すと思いっきり笑い始めた。
「……なんだよ急に」
「ははっ! ふふっ! それにしてもイザナミさ、ははっ! 女に裸で迫られてさ! 襲うどころか泣かされてデデデデデデ!!」
デデデデとは噛んだわけじゃない、俺が頬を引っ張ったからだ、って懐かしいなこの感じ。
「うるさいよ! あれ本当に怖かったんだぞ!!」
「ぶふふぅ!!」
と俺につねられても尚、笑い続けるルルト、くそう、この野郎、俺だってな、本当は男の子だから狼ぶりたいんだよ、だけどクォナは狼を通り越して熊だったんだよ。狼と熊、どっちが勝つか分かるよな。
「まあイザナミらしくていいね、セルカ達には黙っておいてあげるからさ、んで明日はどこを見に行く?」
「んー、色々考えたが、やっぱり最後まで首都中心で行こうと思う」
「でもメインの部分は大方見終わったんじゃない?」
「いやいや、メインもいいんだけど、地元の人しか行かないようなところで散歩するのがいいんだよ~、住宅街とか歩いていると小さな社があったりして、それが浪漫、不審者扱いされるけどな」
「なるほどね、んで夜はグルメスポットで食べ歩きだね?」
「もちろんだ! うむむ、腹を減らすのと昼食時は混雑するみたいから少し時間をずらさないとな」
とベッドにごろんと横たわりながらガイドブックを読む。
「…………」
「…………」
「なあルルト」
「なに?」
「今俺が考えていること分かる?」
「2泊3日じゃなくてもっと遊びたい」
「流石相棒、変な遠慮して短くしちゃったのがちょっと後悔、だからこう、クォナへの言い訳を考えたい」
「正直言えばいいんじゃない? オーケーしてくれそうな気がするけど」
「んー、流石に一応仕事で来ているわけだし、遊びたいからもっと長くいたいとは言いづらい」
「なら、オーソドックスに風邪ひいたとかどう?」
「いや、それだと、その、看病とかの理由でここに来るような気がする」
「ぶふぅ! ってごめんごめん、まあ適当にやりたいとがあるからでいいじゃない?」
「うん、まあそこらへんだよな、そうするか、まあクォナも許してくれるだろうよ」
俺はルルトもうんうんと頷き、俺は気合を入れなおしてガイドブックを開く。
「さて! 明日からも仕事にかこつけて目一杯遊ぶぜ!」
「おー!」
と2人で盛り上がるが。
「って、ルルトよ、俺が言った事はちゃんとやってたんだろうな?」
「当たり前さ、そこらへんは抜かりなくやってるよ」
「どうだった?」
ルルトは懐からアーティファクトを取り出すと片手で操作する。
「ヒットしてるよ、一つだけだけどね」
「初日でかかるのなら上出来だ、ルルト、引き続き頼むぜ」
「いいけど」
アーティファクトをポンポンと弄ぶルルト。
「今回はやり方変えたんだね? いいの、このまま続けるとバレる可能性があると思うんだけど」
「まあ色々と派手にやるつもりだ、とはいえ今はデモンストレーションみたいなものだからな、そこまで派手に動くつもりはない」
「そうなの? クォナのところでも似たようなことを言っていたけどさ、最終日から動くんだろう? 例のワドーマー宰相だっけ、悪い宰相をやっつけよーって感じだね」
「いや、違う」
「え?」
「今回の件で、まず一番最初に確かめなければいけないことがあるだろ? それがこの出張の目的だよ、「その人物」の動向で俺の覚悟も変わってくる、まあワドーマー宰相はついでとは言わないが、メインはそっち」
「また色々考えているみたいだね」
「まあな、でも俺のやることは変わらないさ、起きた時に適切に対処する、今回も頼むぜ相棒!」




