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登場人物一覧



:主要登場人物:



<神楽坂・イザナミ>

 ウルティミス・マルス連合都市駐在官。

 原初の貴族であるドクトリアム侯爵の後ろ盾を得ることによってウィズ王国の上流の仲間入りを果たす。しかし相変わらず政治や自分の立場構築にまるで興味が無く、自警団と男の浪漫話に盛り上がり、釣りをしてのんびり過ごす日々。



<ルルト:人間名:フィリア・アーカイブ>

 ウルティミス・マルス連合都市駐在官補佐。

 神の世界の最強神であり最高神、ありとあらゆる知略戦略戦術を力一つでねじ伏せることができる。とはいえ本人はそれをどうしようとか全く考えておらず、普段は自警団に武芸を教える真似事をしたり、子供たちの遊び相手が主な仕事。



<セルカ・コントラスト>

 神楽坂やルルトの恩恵を一番利用し、メキメキと頭角を現している人物。肩書をざっと並べるだけでも、ウルティミス・マルス連合都市街長、王国議会4等議員、曙光会会員、ウルティミス・マルス流通会社会長、私立ウルティミス学院院長に加えて神楽坂やルルトの役人としての仕事もこなす辣腕を振るう。



<アイカ・ベルバーグ>

 神楽坂とは修道院の拝命同期。修道院には貴族枠で入学し上位10番に入るといった恩賜組の1人、憲兵として活躍する傍ら憲兵でしか知りえない情報を神楽坂に提供し、相互協力関係にあると同時に気が合う友人同士。



<ウィズ:人間名:レティシア・ガムグリー>

 ウィズ王国の主神、ルルトの逆鱗に触れて制裁されかかったが神楽坂のとりなしにより死を免れて以降は、ウルティミスの為に尽力する。

 私立ウルティミス学院の主任教員を務める傍らセルカの秘書の業務のこなし、王国の主神も勤めるグラマー美人な女神様。目的のためなら冷酷な手段を選択、時には人命を奪うことをすることもあるものの、基本は温厚で優しく、ウルティミスではアイドル的人気を持つ。




:ウルティミス:

 統一戦争時、当時のウィズ国に敗戦した小国、その民たちが国を捨てて安息の地を求めてウィズ王国軍から逃げている時、ルルトの気まぐれにより現在の場所に拠点を構えた民の末裔達。

 いかなる時でも常に前向きであり団結力が強みであり、それは現在でも受け継がれている。

 しかし現在は一応主要産業は農業という事になっているものの目立った産業は無く、経済力は低く政治的発言力は無いにも等しく、その日暮らしを強いられる、王国最弱の都市であり、徐々に人口も減少、このままではウルティミスが消えてしまうとセルカはずっと頭を悩ませていた。

 それが神楽坂の加入をきっかけにして、マルスを傘下に入れて経済力を手に入れウルティミス商工会の力も飛躍的に向上、連合都市誕生により政治的地位は向上、アーキコバの物体の解明功績に加えて、ドクトリアム卿の後ろ盾を得た神楽坂の存在が決定打となり、大物議員であるゴドックとのコネクションを作り、末席ではあるが王国議会の幹部への仲間入りを果たし、神との繋がりもあり、誰も手を出せない都市となっている。



<ルーイ・コントラスト>

 先代街長でありセルカの実父であり故人。ヤドとは親友、高等学院時代に当時のマドンナの取り合いをしておりこれに勝利。ヤドのことを「デブ」そしてヤドは「ブサイク」と喧嘩ばかりしていたもののお互いに本音をぶつけ合える仲であった。

 自分が街長として3流であることを認めており、ヤドにも自分の能力についてとどめを刺してもらった。ウルティミスの為に商工会を上げてセルカを補助し、修道院に入学させてウルティミスを発展させようとするが、まさにセルカが進路の岐路に立たされた時に病で急死してしまう。



<ソミロア・コントラスト>

 セルカの実母、セルカを出産したものの体が弱かった彼女であり献身的に看護をしたが、セルカが中等学院時代に病で死去。高等学院時代のマドンナ。



<ヤド・ナタム>

 ウルティミス商工会会長、ウルティミスのナンバー2。ルーイの親友でもある。親友ではあるが先代街長よりも娘であったセルカの方に期待をしており、結果を出し続ける彼女を献身的に支えている。

 神楽坂のことは最初全く信用していなかったが、彼の存在がセルカの能力を開花させることに気づき、何処かボーっとしたところに不安を感じているものの、人柄を知ってからは態度を改めている。



<セク・オードビア>

 自警団員の1人。幼少の時から明晰な頭脳を持ち、ウルティミスの初めての修道院合格者が出るかと思われたが、自分の頭の良さに胡坐をかくようになり成績は低迷。

 そんな折、人間に扮したウィズに一目惚れしてからは彼女に気に入られようと驚異的な集中力を発揮し勉学に励んでいる。成績は急上昇し、修道院合格を狙える位置までごきつけた。



<自警団員達>

 ウルティミスの10代の若い男たちで構成されている治安維持組織、山賊団の被害に遭った時はされるがままだったことを鑑み、セルカ街長の指示によりルルトが武芸を教えており基本的な戦闘力は身につけた。

 とはいえ自警団と言っても原則仕事は来訪者の受付だけであり、シフトで入ればアルバイト料が入る割のいいものであることから全員が志願して自警団の任についている。

 神楽坂は「男の浪漫団団長」として暇さえあれば女の尻とか胸とか髪とか目とか唇とか鼻とかくるぶしや足の裏や髪留めに至るまで色々な話で盛り上がっている。




:レギオン:

 ウィズ王国第三方面本部がある都市、格付けは1等、第三方面の政治と経済の中心地、ウルティミスも第三方面の管轄下に含まれる。ウルティミスを含めた辺境都市の住民たちの遊び場にもなっている。



<カイゼル・ベルバーグ>

 第三方面本部司令、であり武官中将、第三方面の全ての武官のトップ、アイカ・ベルバーグの実父。修道院時代は劣等生であったが、卓越した指揮能力とどれだけ出世して立場が変わっても、自分を見失わず上からも下からも一目置かれる存在となる。

 男の浪漫が大好きでタキザと神楽坂で悪企みをするが全てバレて妻にお仕置きをされている。



<タキザ・ドゥロス>

 第三方面本部第39中隊隊長、階級は大尉。武闘派の憲兵で数々の武勲を立てている第三方面の切り込み隊長。カイゼルとは30年来の大親友であり、アイカの直属の上司でもある。

 カイゼルと一緒で男の浪漫が大好きであり悪遊び友達でもある。娘がおり娘に頭が上がらない。



<ウルヴ・アオミ>

 第三方面本部監査部所属、第三方面本部会議書記役。

 人と人との調整能力に大変優れており、細かい気配りをかかさない。それにより構築した人脈を武器にして、全て第一選抜で昇任しており出世街道をひた走る文官少佐。神楽坂は頼りにはしているが同時に苦手としている。




:マルス:

 格付けは5等であるが遊廓都市。一夜で一ヶ月分の給料が軽く飛ぶ最高級遊廓から手頃に遊べる大衆遊廓までニーズに合わせて存在する。

 莫大な利益を上げており当時ロッソファミリーというマフィアが仕切っていた。現在はロッソファミリー壊滅に乗じて、セルカ率いるウルティミス商工会がウルティミス・マルス流通会社を設立し、マルスの都市運営は事実上同社の管理下にある。



<メディ・ミズドラ>

 修道院を覗けば国内最難関大学であるシェヌス大学に無返済奨学金を取って進学するほどの明晰な頭脳を持つが、研究職の登用を拒否し、母親の思い出の地である遊廓都市マルスの居住区で診療所を開く。

 間延びする口調でおっとりしているように見えてかなりのしっかりものであり、神楽坂は何度もこき使われている、亜人種とのハーフ。

 現在はセルカ街長により、違法薬物エテルム特効薬開発のスポンサーとなるためウルティミスでの医者としても活動しており、アーキコバ物体の解明功労によりウルリカ王立研究所の名誉研究員となる。



<カリバス・ノートル>

 元マルス駐在官、階級は武官伍長。遊廓に遊びに行った際にメディの遊女の母親に一目惚れして根性で口説き落とす。結果メディが生まれたはいいものの、遊女を恋人にして子供まで産ませたことで、ロッソに身請け代わりにマフィアの犬に成り下がった。

 以後は駐在官としての仕入れた情報を渡し、ロッソファミリーの壊滅の際に神楽坂に暴かれて懲戒免職処分、結果全てから解放された。今ではメディの過保護な父親であるも、過保護を咎めらえている。



<アキス・イミ>

 マルスの遊廓のナンバー1。最高級遊廓天河の楼主であると同時にそれぞれの遊廓の楼主の取りまとめ役である楼主長。

 先代の楼主長に惚れて猛烈アタック後の結婚するもすぐに寡婦となる。セルカの高等学院時代の先輩でありセルカのことを「私が男なら絶対に押し倒す」という相思相愛の仲を自称するが尻に敷かれている。



<ロッソ・マルベル>

 マルスに巣食う反社会勢力、ロッソファミリーの頭目ではあったが、暴力行使については3流であり、人望は無く内部分裂を起こし、副頭目との暴力抗争に勝つために違法薬物エテルムを利用して強引に解決しようとしたばかりか、自分のバックグラウンドに対してまるで読めず、そのまま外道の手法を採用した結果、神楽坂の怒りを買って袋叩きにあった。現在は刑務所に服役中。




:ウルリカ:

 魔法都市、格付けは2等、亜人種達の都市。街長はゴドック・マクローバー。都市運営は街長の専制を敷いている。人類に魔法をもたらしたアーキコバ・イシアル率いる神聖教団が残した技術を基に発展をしたものの、その技術は亜人種を実験台にしたアーキコバにより培われた技術であることから禁忌としても扱われていた。

 アーキコバの真実が神楽坂により解明されてからは、すぐには見方は変わらないが、一石を投じる結果になり、徐々に変わりつつある。



<ローカナ・クエリエイト>

 シェヌス大学を卒業し研究職として採用された技官、文官少尉、ウルリカ王立研究所魔法技術開発課、アーキコバの物体の解明により美容魔法の魔法石を完成を待って、アーキコバの物体解析係の主任研究員に就任予定。



<ゴドック・マクローバー>

 ウルリカ都市街長、王国2等議員、曙光会書記。ウルリカでは自分に付き従う者ばかりを集める専制を敷いて自己保身術に長ける、いわゆる普通の人間。政治家としての経験は豊富である。



<ムージ・ストラス>

 ウルリカ都市博物館館長、ドワーフ、ウルリカの幹部の1人。研究者としては3流であるが管理者としては有能、とにかくミスをせずソツなく、責任を適度に部下に押し付け適度に取る姿勢をゴドックより見い出され館長に抜擢される。

 部下からは信用もされていないが「信用しないという信頼」と解釈したため、結局部下たちは館長を信任する姿勢を取っている。




:首都:

 ウィズ王国の中心、王立修道院や王城、王国議事堂等、国家の重要な機関が存在している。



<フォスイット・リクス・パージシナ・ユナ・ヒノアエルナ・イテルア>

 王族の名前だけは初代国王と王妃の名前をミドルネームとしている。ウィズ王国第一王子であり王位継承者であり次期国王。



<モスト・サノラ・ケハト・グリーベルト>

 原初の貴族の1人、会計責任者であったサノラ・ケハト、その末裔の1人であり次期サノラ・ケハト家当主であり、神楽坂の同期である人物であり、神楽坂を嫌っている。

 修道院には貴族枠で入学。首席を取得するなど歴代サノラ・ケハト家の中でも上位の能力を持ち、文武両道眉目秀麗で努力家。

 これだけ挙げれば屈指の名当主になるかと思いきや、父親の当主としての器が全く理解できず、結果上辺だけをなぞるだけとなり上流では「ドクトリアム卿の劣化コピー」を揶揄される結果となっている。



<ロード・リーザス>

 先代王立修道院院長、現首席異端審問官、教皇庁所属の文官中将。大司教を叙階されているウィズ教の幹部1人。目的のためには正真正銘手段を選ばない一流の政治家。

 彼の驚異的な部分は一切の違法行為をせず、徹底した合法戦術を基本とする。本来安きに流れるが人の心であり、故に違法行為に走るのだが、それが如何に致命的であるかをよく理解している。神楽坂が異世界転移して唯一敗戦した相手。



<ドクトリアム・サノラ・ケハト・グリーベルト>

 現サノラ・ケハト家当主、冷酷非情として初代の遺志を受け継ぐ人物。人を人と見ない姿勢は上流では畏れられている。

 その姿は職務にも反映されており、異常なまでの潔癖症を保持する半面、金の威力の凄まじさを理解し、数々の金銭パイプを持ち原初の貴族の仲では一番の経済力を持つ。その中で趣味の悪い趣味人でもあり、自分の金銭パイプの一つを神楽坂に潰された挙句、伝家の宝刀を抜く羽目になったにもかかわらず、彼を飼う判断をした。



<ラエル・シレーゼ・ディオユシル・ロロス>

 現シレーゼ・ディオユシル家当主、王の秘書官をつとめる。



<クォナ・シレーゼ・ディオユシル・ロロス>

 初代国王に仕えし原初の貴族、秘書官であったシレーゼ・ディオユシルの末裔の1人、上流の至宝とまで呼ばれる女性であり、数々の美女と浮名を流した美男子、我こそ話と名乗り出た男を全て袖にした絶対不可侵の存在。

 という完璧な外面を自在に操り、自分に絶対的忠誠を誓う騎士達おもちゃをいかに自分への忠誠度を下げず苦しめるかに能力を割く。



<セレナ・ディル>

 クォナの3人の親友の1人であり3人の侍女の侍女長を務める。一番付き合いが長く自身も男爵家の4女でありれっきとした上流の一員、クォナを含めて姉的存在であり同時に苦労人。



<シベリア・メネル>

 クォナの3人の親友の1人であり侍女の1人。亜人種とのハーフ、回復魔法の達人であり、クォナの遊びでは魔法部分で貢献している。



<リコ・フランチェスカ>

 クォナの3人の親友の1人であり侍女の1人。3人のうち唯一の庶民の出身であり最年少、修道院武官課程卒業者、あるゴタゴタから見捨てられたところをクォナに拾われて保護される、その時に武官を辞めクォナの侍女をしている。




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