表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
222/238

第28話:荘厳の儀・最後の試練・第四話


――ユナの宿屋



「別の国々のマフィア達に声をかけて、ロクデナシどもを集めているか」


 拠点としてはユナの宿屋の部屋を取ってあったので、そこに集合して情報を整理する。


 交渉決裂した後、あのマフィア達は、周囲のマフィア達に声をかけて人員を集めている。その理由は、フェンイアを乗っ取るためだそうだ。


 元より、エンチョウのマフィアとの抗争に敗れたあいつらにとってフェンイアは金を持ち暴力装置を持たないまさに金づるそのものだった。


「奴らの目的は、フェンイアのギルドの利益の恒久的な搾取、問題なのはその手段について」


 ごくりと呑み込む。


 これが肝だったのだが、、、、、。


 そのリクスとウィズが話した情報を聞いて。


「あはっあははは!!」


 と笑ってしまった。


「ふう、よかったよかった」


「うんうん、正直かなり構えていたんだけどね」


「取引なのはお互い様ってことか。なるほど、そうだったそうだった、マフィアの横の繋がりってそうだった、すっかり忘れていた」


 とお互いに笑いあった時だった。


「先生!」


 と焦った様子で日常部の面々が入ってくる。


「どうした?」


「あの部屋がまた荒らされていたの!」


「犯人は見た?」


「ごめん、わかんない」


「ほほーう、わかんないとは、見たことがないという意味か?」


「え?」


「クエル、お前は記憶力が良い、どうだ?」


「……無いと思う、い、いや、無かった!」


「ふむ」


「先生、危なくないですか、つまり他のマフィア達が手を出してきたってことで、このままだとフェンイアが」


「いやグッドだ、かなり早い」


「え!?」


「攻撃の手段が分かった。次の懸念はその作戦の中で持久戦に持ち込まれたら、それこそ厄介だったんだよ」


 俺の言葉にクエルはハッとすると。


「先生、じゃあいよいよ」


 日常部の面々が力強く頷く。



「反撃開始ってことだね!!」



「はい? 何言ってんだよ」


「え!?」


「だからいったろ、持久戦に持ち込まれたらって、だからこっちは持久戦を続けるの」


「持久戦って! これを口火に、これから好き勝手されるんじゃないの!?」


「だから好き勝手されるの、暴力行為は安易に使うとそれを多用するようになる、人は安易に流れる、つまり安易に流れた、これが決定的な隙、これから作戦会議、お前達も参加しろ」


「私達も? だって荒事は!」


「お前達は、普通の生活を過ごしてくれ、その中で情報収集をしてくれ、いいか、それだけをしてくれよ」


「「「「…………」」」」


「さて、機が熟すれば、こちらも行動に移すぞ」



――



 嫌がらせに対して耐えるのは愚策、相手に弱気と捉えられる。


 持久戦に持ち込んだ甲斐があった。


 まず嫌がらせに伴い、守ってやるとの名目でのみかじめ料の要求、応じない場合は嫌がらせをして屈し、金を集める。


 更に揚げ足を取られてマフィアと揉めてしまい揉め事の仲裁に別のマフィアを頼んでしまった。


 そしてハニートラップ。


「あそこの親父は、スケベ親父だからなぁ」


 とはリクスだ。


「…………」


 ぎゅっと、唇をかみしめるドゥシュ。


「ひどい、、、、」


 とは日常部の面々。


「お前達もよく見ておけよ、これが俺がボニナ族の時に戦った相手だ。倒して終わり、ではないのはよく分かっただろう?」


「先生、もし屈していたらどうなっていたの?」


「同じことだ」


「え?」


「屈しようが屈さないもこの状況は変わらない。いいか、覚えておけ、敵を倒してハッピーエンドは創作物語の中だけだ」


「とまあ、こんな感じで弱気になってくる、院長先生」


 話しかけた院長先生は、疲れた表情をしている。



 そう、屈しても屈さなくても同じであるがそれが分からない。



 だから、弱気になるとその矛先は何故か院長先生の責任として展開している。



――お前が悪いからこうなった



 典型的なクレーマーの論理だ。


 だが弱気になると、それも分からなくなる。


「これが追い込みをかけられるってことです。判断力が低下する」


「神楽坂さん、いつまで」


「あともう少し」


「あともう少しあともう少しと!! 実際!! フェンイアの価値が想像以上だと、マフィア達が連合を作り、それで」


「そこが狙いです」


「え!?」


 と言った時に、ウィズとリクスがクタクタになった様子で入ってきた。


「つ、つかれたーーーー!」


 と言いながらどかっと座る。


「お疲れ様、どうだった?」


 ここでリクスはウィズに視線を送ると、お互いに指で〇を作る。


「よし、時期はいつになる?」


「それが今夜なんだよね」


「となると、今から行った方がいいか、てなわけで院長先生」


「な、なんだ?」


「俺達はこれからマフィアと会ってきます」


「きゅ、急にか? あってどうするんだ?」


「はい、解決してきます」


「…………え?」


「少しの間だけ姿を消します、くれぐれも屈さないようにしてくださいね、でわ~」


 と3人は、孤児院を後にしたのであった。



――



「そっちから会いたいとはな、こっちも忙しいんだが、、、」


 とずいぶん強気に出るマフィアのボス。


「今更遅いんだよ、悪いがアンタらの許可は要らなくなった。フェンイアは俺達が守る、これは決定事項だ」


「初めまして、神楽坂イザナミと申します」


「っ、なんだ、急に」


「いえ、初対面だから自己紹介を」


「…………」


「用件は私の家を荒らした件についてです」


「……は?」


「御存じない? 貴方と同盟を組んだマフィアですか、彼らがやったという証言が出ています」


「……??」


 呑み込めない様子のボス。


「なんのつもりなのかなと、治安維持を買って出てくれているのに、この醜態、釈明も謝罪もない、私の祖国の憲兵は、そんな詰め腹も切らされますよ、ってなわけで結論」




「治安維持アドバイザーとして評価をすれば、貴方は下の下、論外です」




「何が言いたいんだ?」


「それだけです。治安維持は貴方である必要がないことが分かった。もし活躍すれば契約を考えていたのですが」


「ああ!! 誰に対して言ってんだてめぇは!!」


「貴方にですが?」


「っ! て、て、めえ!!」


「さて、今後はクォイラが治安統括の責任者になります。腕には自信があるんですよ。私が前に提示した、条件、その全てを満たす人物です、クォイラ」


「はいはい」


 とすっとマフィアのボスの前に立つ。



「後は全て私がやるから、まずはおやすみなさい」



 とブツッと意識が途切れた。








――




「ぐはっ!!」


 マフィアのボスは蹴とばされて覚醒する。


 蹴とばされて覚醒して、その蹴とばした人物。


「て、てめえは、クォイラとリクス!」


「おはよう」


「おい!! なんのつも、、、」


 と言ったところで、異変に気付く。


 それは自分を蹴飛ばした2人だけではなく。


 自分が縛られていることでもなく。


 周りを見下ろす複数の人物。


 それはそれぞれのマフィアのボス連、自分が連合を組んだボスだった。


「え?」


 そんなボスを尻目にリクスが話しかける。


「これで約束通り見つけて来たぜ、後は尋問するなりなんなり好きにしてくれ、それとこれが証拠だ」


 と資料を渡し、それを黙読するマフィアのボスたち。


 そんなリクスの言葉にやはり一切呑み込めない。


 その資料を読み終わったマフィアのボスの一人が前に出る。


「おい、今回の始末はどうつけてくれるんだ?」


「は?」


「とぼけるな、お前の話に乗って、フェンイアの儲け話に乗った結果のことだ」


「結果って、、、、」


 視線を俺達に移す。


「だから「とぼけるな」よ。だから言っただろ、俺の家に対しての不法行為について何の情報も寄越さなかった。だからクォイラで独自に捜査をしてな」



「結果、お前達が、フェンイアを乗っ取る口実に、エンチョウの賞金首たちが所属するマフィアのファミリーを巻き込み、エンチョウの憲兵達に情報を流して一網打尽にしようと企んでいたことが分かった」



「は、はあ?」



「欲をかきすぎたな、利益を独占しようとした。悪いが先手は打たせてもらったぜ。フェンイアを狙った奴らは既に一網打尽にさせてもらってエンチョウの憲兵に引き渡したよ」



「だがそう説明しても当然に納得しないだろ? だから証拠をそろえた。みかじめ料の資料やら不法行為やら何やらの巨額の儲けを得ていた、さらに」



「これがその、契約書だ」



 その契約書にはエンチョウの憲兵を通じ賞金首を引き渡し、その金を全部自分のものにするということ。その際にのみ、手配による逮捕はしないという内容が記載さ入れていた。



 間違いなく自分の字、自分のサイン。



 書いた記憶の無い契約書。



「もちろん、エンチョウの憲兵達には確認済だよ」


 パクパクと言葉にならないマフィアのボスはやっと理解する。



 それは落としどころ。


 つまり、、、。



 今回の件全てを自分の失策という事で話をつけたのだ。



 反社会勢力の不始末の付け方。


 これもまたお国柄があるので定義は難しいが、ここは日本で例えると、これも簡潔明瞭、金で清算するのである。


 例えば、甲組の構成員が乙組の構成員を殺した。


 このままでは二つの組が抗争になる。


 だから金を払って手打ちにする。


 これが大本となる系列が異なると少し複雑になるが、それでも人一人殺した場合の金は取り決めでいくらかと決まっている。


 当然、当たり前ではあるが。



 その情報を警察に流すことは論外である。



「俺とこいつらどっちを信用するんだ!? 俺は嵌められたんだ!!」


「じゃあ、てめえは大事なところに何処にいたんだ?」


「え!?」


「このクォイラって奴から情報を受けた後、真偽を確かめる為に俺達も探していたが、おめえの部かは知らぬ存ぜぬ。結局こいつらが連れてきたのもこいつらだ」


「気が付いたら! 俺はここにいたんだ! だから何も知らない! 嵌められたんだ!」


 そう言って自分で空々しく響く、そう、本当の事なのに。


 そしてもちろん気付く。


 自分が言っていることもまた本当であることに気付いていることに。



――反社会勢力の組織力



 そもそも反社会勢力とは何をもって定義するか。


 組織的に犯罪行為をもって利益を上げる集団、である。


 つまり非合法ビジネスマンだと解釈すればいい。


 故に計算する。


 自分が言っていることが真実とした方が都合がいいか。


 相手が言っていることを真実とした方が都合がいいか。


 そう、今あっさりと述べた憲兵に引き渡す。


 兵隊は既に100人はいた筈。


 それをどうやって、、、。


 その自分の知らない事実こそ、このマフィアのボスたちはこう考えた。



――こいつらを敵に回すのは割に合わない



 と。


「いやいや、まさか洞窟に隠れていたとはな」


 といけしゃあしゃあと嘘八百を並べるリクス。


「こ、このクズ野郎が!! がふっ!!」


 と蹴とばして失神させる。


「クズとは失礼な、てなわけで頼むぜ」



「こ、この、しねえええ!! クズ野郎がああ!!!」




――神楽坂・サイド




 殺すという判断は「戦争」ではない限り選んではいけない選択肢だ。


 ボニナ族の時だって、開戦時刻まで正当防衛以外は絶対に殺さない様に厳命していた。


 ボニナ族は快楽殺人集団ではない、あくまで「理性を持った戦闘集団」であることを知らしめるためだ、理性を持った戦闘集団とはすなわち「殺すのは最終手段であり、取らずに済めばそれが最良である」というのを徹底するためだ。


 なぜ殺しを手段として徹底し厳しく制限するのか。


 何故なら殺すのは楽だから。


 そして楽に流れた人間の末路は決まっているからだ。


「大漁♪ 大漁♪」


 と通報を受けてきたエンチョウの憲兵から懸賞金を受け取りホクホク顔。


 結局このチンピラ共は、エンチョウを追い出されるだけあって、ロッソファミリーとは違う意味での馬鹿であった。



 さて、人は誘惑に弱い、それこそ「ヤクザは必要悪と称する一般人」もいる程に。



 だが一方でそういった誘惑に弱い輩から支持を得るように動くのもまた腕の見せ所でもある。



 ここフェンイアは確かに暴力装置はない。


 だが孤児院院長が所謂街長を務めているのは、みんな地元愛が強い。


 だからギルドが成立するし、利益を上げるために皆で頑張り、お互いに支え合っている。


 そうフェンイアの強さは団結力。


 ウルティミスと一緒だ。


 だから嫌われるのは致命的なのだ。


「やあ、神楽坂、お疲れ様」


 とリクスとウィズが帰ってきた。


「そっちも、首尾は上々みたいだな」


「いやぁ、それにしてもラッキーだったね」


「ああ、最悪俺が悪役をやるマッチポンプを考えていたんだがな」


「あのさ」


 とウィズが話しかけてくる。


「どうして、全員を無傷でとらえてエンチョウの憲兵に渡すような真似をしたの? 確かアンタがそれをやると駄目だって言っていなかったっけ?」


「全然違う。エンチョウの憲兵に引き渡すのは善良な市民の勤めだからだよ」


「?? だからそれをするとエンチョウに舐められるって」


「だーかーらー、向こうの立場になって考えてみろ。あんたのところのマフィアが俺のところのフェンイアで好き勝手やってるから何とかしろって話と、アンタのところで問題を起こしたマフィアを一網打尽にしたから処理をしてくれって話の違いを」


「あ、、、」


「そう、一網打尽にしたから処理をしてくれってのは、エンチョウに対してのフェンイアの暴力装置のアピールも兼ねているんだよ」


「…………」


 エンチョウ国の憲兵は対応に大わらわだったそうだ。


 それはそうだ、大量の賞金首の御尋ね者を縛り上げて一気に連れてきたのだから。


 とはいえこっちに文句は言えない。



「…………」



 ウィズは俺とリクスを交互に見つめる。



「アンタら2人って、大概イカれてるわ」



「イカレてる言うな、まだ終わってないぜ」


「っ!」


 リクスの言葉にウィズがビクッと反応して俺を見る。


「そのとおりだよ、さていよいよ一番大事な作戦を実行に移さなければならない」


「そうだ、お前も付き合ってもらうぞ」


 2人の真剣な口調にごくりとつばを飲み込むウィズ、、、、。



 そして、、、、とある酒場。





――「びえええん! いっしょになってくれなきゃ、しぬうううう!!」




「これは……」


「全く困ったものだよ、ない、いくらなんでもこれはない」


「確かに、ディナレーテの下位互換とはいえ、、、だけどリクス」


「うん、つまりこれをやればユナちゃんは付き合ってくれるという意味で解釈できるんだけど」


「当然に受け入れられないよな、クォイラ、お前にして欲しい事は分かっているな? 女心のアドバイスだぞ」


「一応女神様なんだから、参考にはなるだろうからね」


 と二人でニヤリと笑う。



「う、嘘でしょ? 今の流れでこの会話? アンタら正気?」←ウィズ



――小一時間後



「もちろん男は顔じゃない! だけどそれが難しいんだよね!」


「まったくもってそのとおり! って、いつの間にかこんな時間、そろそろ本題に入らないと」


「うむ、いよいよ男らしい告白についてだが」


「そうそう、なぁクォイラよ、女の意見も、、、」


「ZZZZZ」←ウィズ



「「…………」」



「まあいい! さあ始めようぞ!!」



――黙って俺について来い!



「やっぱり、これが理想だよね」


「うんうん、男らしいところに女は惹かれる。というか議論の必要はないんじゃない? これでいけば」


「そうだね。これで、、、」


 と言った時、たまたま隣の女性3人組の話し声が聞こえてくる。



「最近つきあった彼氏がさ、命令口調であれしろこれしろってさ」

「あー、上から目線で何様のつもりなんだろうね」

「それが男らしいとか思ってんじゃないの?」



「「…………」」



 なるほど、確かに彼女たちは正しい。命令口調で上から目線で言われれば誰だって腹立つか。



「男らしさの勘違い、耳が痛い話やね」


「うんうん、つい勘違いしちゃうよね」


「となると変更の必要があるよね」


「もう一度検証してみようか」



――黙って俺について来い



「やっぱり「ついて来い」じゃないか?」


「命令口調だよね、だよね、となると、、、、」



――黙って俺についてきてください



「うーーーん」


「なんか違うなぁ」


 と言った時だった。



「やっぱりさ、言葉って欲しいよね」

「あーわかるー」

「何も言わないで分かってくれるとか絶対だめだよね」



「「…………」」



 なるほど、言葉が欲しいか。



「となれば謎は解けた「黙って」だな」


「確かにそこを変える必要があるね」


「でも問題なのは、何の言葉が欲しいかだよな」


「そういえば、女って気障な言葉が好きって聞いたことが」


「「…………」」←聞き耳を立てている



「礼儀正しい男っていいよね」

「そうよね、余裕が感じられて!」

「丁寧な言葉遣いとか尊敬できるよね!」



「「…………」」


 なるほど。



――お願いします、私についていただけませんか?



「素晴らしい」


「ただもう一声欲しいよね」


「だよね」


「「…………」」←聞き耳を立てる



「私の彼氏がさ、こう、駄目な奴なんだけど母性本能をくすぐるというか」

「あーわかる、何で駄目な奴ってあんなに良く見えちゃうんだろうね、君と付き合えないなら死ぬとか言われたら、告白受けるわ」

「ヘタレな感じが可愛いよね、あ、そろそろ時間だ、店員さん! 会計お願いします!」


 とぞろぞろと店を後にした。


「「…………」」


「ふっ、結論が出たな」


「ああ、つまりこれが真実」



――お願いします、どうかこの情けない私と付き合ってください、でなければ死にます



「これが上から目線ではなく優しく余裕もあり駄目な感じの母性本能くすぐる男らしい告白だ!!」


「念のため、クォイラにもチェックしてもらおう、おい起きろ」


「ん~、なに、終わったの?」


「ああ、これが俺達が考えた男らしい告白だ」


「はーー面倒くさい、みせて、、」



――お願いします、どうかこの情けない私と付き合ってください、でなければ死にます



「…………」


「どうだ?」


「ふっ、流石ね、これぞ理想の告白、女の私が太鼓判を押してあげる」


「よっしゃ!! 今はマフィアを撃退した勝利の夜!! さあ宿屋に行くぞ!!」


 と意気揚々と凱旋する2人組。



(凄い、ディナレーテの占いの結果に導かれるようだ)



 改めて占いの力の凄さを実感するウィズ。


 苦痛な時間を過ごした甲斐は少しだけあったかもしれないと、これは面白くなりそうだと思ったウィズなのでありました。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ