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30歳の夢

作者: Dysuke

今日こんな夢を見た。


小学生の時好きだった女の子の夢だ。

自分とその子、知らない女の子に高校の時の同級生の友達の男の子。

4人で会話をしながらぶらぶら街を歩いていた。

自分は高校を卒業する辺りまで酷いシャイボーイだったため、当時その女の子と会話をした記憶は数えるほどしかなく、中学生になると同時にその子は引っ越してしまったために、人生を通してもそれ以上の関わりは無かった。

本当に楽しい夢だった。

帰り際にホームで電車を待っている間、その女の子と一緒に居た女の子が二人で話しをしていた。

「私、今度結婚するんだ」

・・・衝撃だった。

何も言えなかった。

私は今30歳である。

正直現実であればその二人の会話にカットインをして「えっ、結婚するの?おめでとう!」と笑顔で言えるだけの自信があるが、夢の中の自分は何も言えずごまかすために聴こえていない振りをしながら、一緒に居た同級生の男の子に別の話題を振っていた。

その後もなんとかおめでとうと言おうと努力をしてみるが、どうしても言うことが出来ない。

何も言えずただ女の子を見つめると目が合った。

何か申し訳無さそうな顔をしている気がする。

気まずい空気を振り払おうと適当に冗談を言って場が一瞬和んだ時に目が覚めた。


胸が痛い・・・やるせない・・・何よりものすごく情けない・・・。


強くなろう・・・なんとなくその時強くそう決意をした。

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― 新着の感想 ―
[一言] ∀・)ボクも昨年30になりました。その瞬間、なんか不思議な感覚がありましたな。読みながらそれを思い出しました。みんな大人になっていくんだなぁ・・・。
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