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教室 ~いじめ~  作者: 青木ユイ
暮羽編
89/109

助けたい

相変わらず文字数少なくてすみません……(すでに息切れ

「……暮羽」


「ごめんね」


 万実は、あたしを見ていた。

 そんな彼女から飛び出したのは、冷たい言葉だった。


「暮羽は自分の都合に合わせるよね。いっつもそうやって、謝れば済むと思ってる」


「え」


 まさか、そんなことを言われるとは思ってなかった。でも、否定も出来ない。

 謝れば済む問題じゃないってことは分かってるけど、都合よく終わらせようとしていたのは事実。それは謝りたい。でも。


「そんな言い方ってなくない!?」


「暮羽、もうこんなやつほっとこうよ。相手にしてるのもバカらしい」


 朔良たちはあたしの手を引っ張った。万実はずっとあたしを睨んでいる。なんで? どうして?

 あたし、万実に嫌われたの……か、な? でも、理由が分からない。

 いくらなんでもその言い方はないというか、少なくともあたりは万実に味方したつもりだったんだけど。うーん、女子って複雑。何がダメだったんだろう?

 朔良に腕を引っ張られて教室の隅っこまで移動すると、彼女は声を潜めながらもしかして、と言った。


「暮羽って、バカ?」


「え、朔良ひどくない?」


 そんな真面目な顔して言うこと?

 朔良はこういうところあるから、こっちがびっくりしてしまう。あたしはため息をついた。



「そういえば暮羽って、どこの高校行くのか決めてるの?」


「え?」


 そういえば、高校なんて、考えたことなかったなあ。

 うちの近くで良さげな高校は北桜高校。文理学科がある。

 あたしは出来ればそこに行きたいけど、学力がなあ……。まあ、受けるとしたら普通科だけど。


「北桜高校……かな?」


「あー、私も! 一緒に行こうよ!」」


「う、うん……?」


 こういうのって、ちょっと困る。

 友だちとはべたべたしていないと気が済まないタイプの女子って、あたし、苦手。

 前まであたしは女王様タイプだったから人のこと言えないけど、一緒に行こうよって……。

 こういう人って、将来困るタイプだ。友だちとずっと一緒にいられるはずないのに、ずっとべたべたして。将来、一人では何にも出来なくなって困る子だと思う。

 まあ、だからあたしはこういうのって嫌いなんだ。

 一緒にトイレに行くとか、気持ち悪い。寒気する。なんだよその団体行動。それ、する必要ある? あー怖。


「でも、北桜高校って偏差値高いよねー。私、行けるかなあ?」


「あたしも無理そー! 暮羽は頭良いから行けるんじゃない?」


「えぇ?」


 あたしのどこが頭良いんだよ。全然頭よくないよ。この間のテストだって、五教科平均80いかなかったし。絶望的だ……。


「ナイナイ。頭よくないよ、あたし」


 そう否定しても、二人は聞いてくれなかった。ああ、もう……。

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