助けたい
相変わらず文字数少なくてすみません……(すでに息切れ
「……暮羽」
「ごめんね」
万実は、あたしを見ていた。
そんな彼女から飛び出したのは、冷たい言葉だった。
「暮羽は自分の都合に合わせるよね。いっつもそうやって、謝れば済むと思ってる」
「え」
まさか、そんなことを言われるとは思ってなかった。でも、否定も出来ない。
謝れば済む問題じゃないってことは分かってるけど、都合よく終わらせようとしていたのは事実。それは謝りたい。でも。
「そんな言い方ってなくない!?」
「暮羽、もうこんなやつほっとこうよ。相手にしてるのもバカらしい」
朔良たちはあたしの手を引っ張った。万実はずっとあたしを睨んでいる。なんで? どうして?
あたし、万実に嫌われたの……か、な? でも、理由が分からない。
いくらなんでもその言い方はないというか、少なくともあたりは万実に味方したつもりだったんだけど。うーん、女子って複雑。何がダメだったんだろう?
朔良に腕を引っ張られて教室の隅っこまで移動すると、彼女は声を潜めながらもしかして、と言った。
「暮羽って、バカ?」
「え、朔良ひどくない?」
そんな真面目な顔して言うこと?
朔良はこういうところあるから、こっちがびっくりしてしまう。あたしはため息をついた。
「そういえば暮羽って、どこの高校行くのか決めてるの?」
「え?」
そういえば、高校なんて、考えたことなかったなあ。
うちの近くで良さげな高校は北桜高校。文理学科がある。
あたしは出来ればそこに行きたいけど、学力がなあ……。まあ、受けるとしたら普通科だけど。
「北桜高校……かな?」
「あー、私も! 一緒に行こうよ!」」
「う、うん……?」
こういうのって、ちょっと困る。
友だちとはべたべたしていないと気が済まないタイプの女子って、あたし、苦手。
前まであたしは女王様タイプだったから人のこと言えないけど、一緒に行こうよって……。
こういう人って、将来困るタイプだ。友だちとずっと一緒にいられるはずないのに、ずっとべたべたして。将来、一人では何にも出来なくなって困る子だと思う。
まあ、だからあたしはこういうのって嫌いなんだ。
一緒にトイレに行くとか、気持ち悪い。寒気する。なんだよその団体行動。それ、する必要ある? あー怖。
「でも、北桜高校って偏差値高いよねー。私、行けるかなあ?」
「あたしも無理そー! 暮羽は頭良いから行けるんじゃない?」
「えぇ?」
あたしのどこが頭良いんだよ。全然頭よくないよ。この間のテストだって、五教科平均80いかなかったし。絶望的だ……。
「ナイナイ。頭よくないよ、あたし」
そう否定しても、二人は聞いてくれなかった。ああ、もう……。




