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教室 ~いじめ~  作者: 青木ユイ
暮羽編
76/109

自殺、なんて

 自殺なんて、あたしには縁のないものだって思ってた。不思議だね。


 ――――あたし今、誰よりも死にたいって思ってるよ。


 死ぬなんてありえない、命が無駄になる。今まであたしを見守ってくれた人の努力も、あたしを養ってくれた家族の頑張りも、あたしを好いてくれたみんなの気持ちも全部無駄にする。

 あたしがこの手で、潰すんだ。みんなの、心を。

 なんてひどいんだろう。あたしってこんなにも最低な人間だったんだ。


「ごめんなさい……」


 何度謝ったら許されるのだろう? それとも、死ぬまで、永遠に許されないのかな?

 なら、死ぬよ。許されても許されなくても、これが償いになるのなら私は死ぬ。自殺する。

 絶対にしないって決めたのに、私は命を無駄にしないって決めたのに。


 それでも、あたしは死んじゃうんだ。


 窓の縁に、手をかけた。風が吹いて髪がなびく。カタカタと窓が揺れた。もうこれ、ぼろぼろになっちゃったんだなぁ。

 右足をそこに乗せるとギシギシと鳴った。思い切って、左足を浮かせる。そして、前かがみになった。全体重を前の方にかける。


 ギシッ


 右足が窓の外に投げ出され、それについてきた左足も窓の外に出す。あたしは、綺麗な青空を見つめながら下に落ちて行った――――。

文字数が少なくてごめんなさい!

次回は頑張って書きます!

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