いらない
ほんっとにごめんなさい!
三か月ほど放置してました!
お気に入りにしてくれている方、本当にすみませんでした!
特に暮羽編は2月から全然更新してなかったです……
ごめんなさい
あたしは、机の上に置いてあったカッターナイフを手に取った。
「ありがとう、さよなら」
こんなんで死ねるとか思ってない。でも、変なとこ切って死んだりしないかな、とか。
もういいんだ、今まで築き上げた私の大切な仲間がなくなるのなら、あたしが生きている意味はないから。
いらない、こんな私はいらない。死んだら生まれ変われるってほんとかな。
もっとお経とか唱えてたらよかったかな。
もっと素直になってたらよかったかな。
もっとみんなのこと心から好きでいたらよかったかな。
大切なみんなを愛してたらよかったかな。
希望や梨央みたいに素直になれてたら……。
「何をしたら、良かったんだろうね」
あたしは、カッターナイフの刃を出した。でも、そのまま床に投げ捨てた。こんなんじゃ、だめだから。
一瞬、料理用の包丁持ってこようかと思ったけど、それじゃ後味悪いしグロいもん。
それに、お母さんの大切に使ってた料理道具、死ぬための物に使いたくない。
窓を開けたら、キラキラ輝く空が目の前に広がっていた。雲一つない綺麗な空だ。
窓の縁にまたがる。
この景色の中死ねたら幸せかな。なんでこんなことになったのかな。
あたしが死ぬ理由って、あるのかな。でも、別に生きる理由もないよね。
「誰かがあたしを止めてくれる……?」
あたしが死んだら誰かが私を咎めるのかな。
あたしが死んだら誰かが泣いてくれるかな。
あたしが死んだら誰かが悲しんでくれるかな。
ここに誰かがいたら、止めてくれますか?
もういいんだ。
「ばいばい」




