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教室 ~いじめ~  作者: 青木ユイ
純香編
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眼帯×私=?

 家に帰ると、おかーさん(仮)が驚いていた。こんなに驚くものなのかとびっくりした。私にはいつも無関心だから何も言わないものかと思っていたのだけど。


「なにそれどうしたの? 病院行くよ」


「え、やだ」


 病院行くほどじゃない、たぶん。行きたくない。


「いいから行くよ」


 私はおかーさん(仮)に引きずられていった。おい希望、ぼけっと見てないで助けろよ。

 そんな私の願いは、希望さんにはまったく届かなかった。



 病院に行って手当的なものをしてもらって家に帰る。手当されている私よりも隣にいた希望の方がびくびくしていた。そんなに痛いことはされてないんだけど。

 いやーそれにしても眼帯つけなきゃいけないとか。厨二病かよって言われそう。ただでさえなんかそう言う風に見られちゃってるっていうのにさー。まあそれは私が悪いんだけど。


「純香ちゃん大丈夫? 痛くない?」

「うん痛いな」

「えっ、ど、どどどどうしよう! 病院! 救急車!」

「んな大げさな」


 なんで救急車なんだよ。ちょっと痛いだけですけど。

 希望ってほんとに大げさだな……。呆れるほどに。逆にすごいよ、逆に。

 てか、明日の学校どうしよう。いや待て、明日何曜日だ。あ、土曜日か! 休みか! 一日長すぎて日にち分からなくなるだろもう。更新が遅いからこうなるんだ。


「明日は休みでよかったね、純香ちゃん」

「うん良かった良かった。ところで暮羽は?」


 私が首を傾げて尋ねると、希望も「さあ?」と言って首を傾げる。うーん、一体どこ行ったんだろう。まあ私には関係ないから別にいいんだけどね。あと別にツンデレじゃないからね。


「まあ、暮羽のことだからきっとどこかで遊んでるよ」

「一人で?」

「昆虫取りとか好きだし」

「こんなところで?」

「二人でセミ捕りしてたら近所のおばさんにかわいそうでしょって怒られたなぁ」

「いつの話?」

「あれってきっとセミは一週間しか生きられないから放してあげてって意味だったんだね。私あのときは分からなかったなあ」

「希望、帰ってきてください」


 昆虫取りって。女子中学生が一人で昆虫取りって。しかも虫取り網も虫かごも何もないのに? 素手で捕まえてこられたらどうするんだよ。そして部屋に放し飼いにされたりなんかしたら、私もう暮羽を本気で追い出すからな。


「あ、ごめんごめん。ついね~。えへへ」

「えへへってなんだよ気持ち悪い」

「えへへ~。純香ちゃん大好き~」

「気色悪いぞ希望、引っ付くなやめろ」


 希望はただでさえ頭がヤバそうなお方なのに、さらにヤバめな雰囲気だ。私もう手に負えないよ。そしてこの子は一体いつまで私の家に居候するつもりなんだか……。

 希望はともかく暮羽も泊まってるし、そろそろお母様お怒りかな。とばっちりを食らうのは嫌だから、もしそうなったら全力で二人を追い出すことにしよう。


 と、私がそんなことを考えていると、希望が突然変なことを言い出した。


「純香ちゃんはさ、覚えてないよね」

「……え、なにが?」


 覚えてないってなんだよ、なんか気持ち悪い。え、いやあの、マジで何の話ですか……?

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