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教室 ~いじめ~  作者: 青木ユイ
純香編
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おやすみ

すみません!

ほんっとにすみません!

今月初めての更新です!滝汗


が、頑張ります……精一杯。

「じゃ、電気消すよ」


「う、うん……」


 布団を敷いて、私たちは布団に入った。なんか今日、色々ありすぎて長く感じた。

 香華がなんか気持ち悪くて、美冬に呼び出されて香華の悪口をさんざん聞かされ、モンスターペアレントに出会い、暮羽に出会い、そしてそいつを私は家に泊めている……。長いわ、ほんと。

 疲れた。光輝にも久しぶりに会っちゃうし、なんかもう、めんどくさいなあ……。しんどい。


 希望が来る前、私は独りで気楽だった。いじめられてはいたけど、私としても結構ストレス発散になっていたので、あれはいじめとは呼ばなかった気がする。藻が浮いてるプールに投げ出されたのはさすがに嫌だったけどね。しかもあれ、道連れだったし。

 あのときは香華のこと大っ嫌いだったな。下等な人間と散々言っていた一週間前の私をしばきたい。

 というか、一週間でここまで変われた私すごくない? ……いや、希望のおかげなの、かな。そうだよね。

 希望がいなければいじめは終わらなかったし、暮羽と出会うことも絶対なかったし(だって暮羽は希望のおっかけだし)もしかしたらお姉ちゃんともずっと話さなかったかもしれない。今日、久しぶりに話したかもなあ……。

 あ、隠し撮りされた時はちょっと話したか。絶対お姉ちゃん私のこと嫌がってると思ってたのに……。隠し撮りって、あの人は一体何がしたかったんだろう。すごいふしぎ。めっちゃ気になる。

 まあ、でも。


「……全部、希望のおかげなんだよね……」


 小さくつぶやいた。二人が起きていないか慌てて確認する。小さな寝息が聞こえてきた。た、多分大丈夫かな?

 危ない危ない。なにつぶやいてんだよ私。ふざけんな私。バカ、いっぺん死んどけ。

 って、くだらないことはおいといて。……希望、ね。小さい頃から友だちだった、幼馴染。唯一、こんな私と仲良くしてくれていた、希望。私の大切な友だち。


「……今さらかよ」


 今さら、気づくなんてバカみたいだ。私って、やっぱりバカなのかもしれない。うん、バカだ。

 ほんとに、嫌になりそう。自分が。みんなを見てると余計に。

 いじめられたのも、私にも原因があったんだろう。私、ほんとにバカだ。

 人のこと考えずに冷たいことばっかり言って、そうやって自分を守ってきた。友だちなんていりません、嫉妬なんてしませんって澄ました顔して。ケンカは強い方なんだって、ちょっとかっこつけてみたり。

 ……こうやって思い出すと、独特の気持ち悪さが私の体を駆け巡るな。恥ずかしいわ。


 今日は少しだけ、素直になれた気がした。でも、やっぱりそれじゃ解決しないよなって、少しだけ後悔した。

純香ちゃんも言ってるけどほんとにこの日長かったですね……

やっと終わった。この日だけで何ヶ月かけたことか。

そりゃあ、純香ちゃんだって長いと思いますよね汗

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