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教室 ~いじめ~  作者: 青木ユイ
純香編
52/109

トランプ②

かな~~~~りサボっててすみません!

また、今日から頑張っていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

暮羽編も、更新できなくてすみませんでした!

来週からは更新させていただきます!

 そんなわけで、トランプは続く。

 なんでだか知らないけど、希望がめちゃくちゃ弱かった。まあ、そういうの得意そうじゃないもんな。

 人を騙すのとか、絶対に無理そうだ。というか、どちらかというとまんまと「オレオレ詐欺」に引っかかってしまっていそうだ。あ、今は「オレオレ詐欺」って言わないんだっけ。

 まあ、それはいいとして。


「あ、あーない!」


「希望うるさいな」


 カードがなかったからっていちいちリアクションしないでほしい。しかも、希望の場合は結構オーバーだからめんどくさい。普通に「カードがない」と言えばいいじゃないか。何故それができない。

 本当に不思議だ。希望が理解できない。

 結構前から友達だったと言えばまあそうだけど、それでもやっぱり理解に苦しむ。だって性格が全然違う。理解しろなんてそんなの、無理難題だ。


「てゆうか、純香ちゃんって結構毒吐くよね」


 暮羽の(多分本人としては何気ない)発言が、私にとっては殴りたくなるほどの一言だった。毒を吐く? それがなんだ。これが私なんだよ!!(逆ギレ)


「なに? 悪い? 嫌だったら出てっても良いんだよ?」(逆ギレ)


「純香ちゃん最近短気だね……」


 そうつぶやく希望を睨む。それは自分でもなんとなく分かってる。最近私の性格が結構悪くなっている気がする。

 でも仕方ないんだ。そう、仕方ない。私はもともとこんなのだったんだよ! と開き直ってしまえばそれで終わりなのである。

 そうだ、私は悪くない。たとえ私が悪かったとしてもそれはもともとの性格でありそれを否定するということは私という存在自体を否定することになりつまりそれは人権のなんちゃらかんちゃらに引っかかってもおかしくない行動なのである。

 と、長ったらしくカッコつけて話してみたが、ただぐだぐだな文章になっただけだった。まあ、私の気持ちが伝わればそれでいい。伝わらなくても自己満足してるからこれでいい。

 私は細かいことは気にしない派なんだ。


「あーあたしあがった」


 革命のタイミングをつかめず、あっさり暮羽の一位抜けを許してしまう。おのれ暮羽……さては大富豪が流行った時に友達とやりまくって極めたタイプだな?

 ちなみに私はその時してくれる相手がお姉ちゃんしかいなくて、あんまりしょっちゅうはできなかったけどな。というか、希望以外の友だちができたことはない。学校で友達ができたこと……ないわ、私!

 えっ、なかったわ私! 今まで本気で気付いてなかったけど、私、小学校中学校で友達出来たことなかったわ! 幼稚園は記憶にないけど!


 ……そうか、そうなのか。私、全然友達いなかったのか。ぼっちだったのか。

 たしかに人と関わるとかめんどくさいなあとか思ってたし、体育でペアでパス練習とかするときは相手がいつも先生だったな。ずっと不思議だったけど、私が友達いないの先生知ってたのか。

 バスの隣の席とか、大体空席だったしな。でもたまに、世話焼きな女の子が勝手に居座っていた。

 横でうるさかったなあ。私は寝たいのに、あの子ずっと話しかけてくるんだもんな。なんのつもりで私に話しかけてたんだろう。不思議だ。

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