最低最悪の学校生活③
更新サボっててすみません!
最初は毎日投稿だったのに……。
頑張ります!
「――――ちょっと! やめようよ、そういうのさ!」
私は思いっきり叫んだ。こいつら、私が黙ってたら調子に乗りやがって……ガチでキレるぞ、いいのか。
「へ? なにが?」
おぅい希望! きょとんって感じの目で私を見ないっ!
「そういうの……って?」
香華までっ……ふざけてんのかコラ。キレるよ。
なんだなんだ、こいつらもしや考える能力が失くなったのか。
「ふざけんな」
私が怒りをあらわにしないように堪えながら声を振り絞って言うと、さらにきょとんってした目で二人は私を見た。
「……なに、が?」
ぽかーんとしている希望の一言に、香華が反応する。
「純香ちゃん……こいつと一緒にいたから頭がおかしくなったのね!」
「ちがーう! 絶対あんたがいじめてたからでしょおぉ!」
うるせえ黙れ。まあ、一件落着……かな? いじめはなくなったんだし。
まあ、希望は納得していないだろうけど……あと、香華も。
少しでもいじめはなくしていきたいしね~。まあ、香華もさすがにもういじめはしないだろうし、ね。いいやいいや。もう問題なんて起きないでしょ。
だって、主犯がこうなったんだからね。
「香華ちゃんっ、ちょっとおいでっ」
「っわ、美冬。ご、ごめん」
突然現れた雪谷美冬に連れていかれる香華。ナイスだ、美冬。……あれ? そういえば、昨日のカーディガンってどうなったんだろう? まあどうでもいいや。関係ないし。
美冬と香華の中を悪くさせるって作戦もしなくてよさそうだし、楽でいいわ~。
……ってか、私、教科書返してもらってないんですけど! あいつ、やっぱアレ演技だったんじゃ。も、もしかして美冬の差し金!? うわっ、絶対そうだ。それ以外考えられないわ!
くっそやられた。香華あいつっ……!
「純香ちゃん、大丈夫?」
「うん、大丈夫……っていうか、希望なんかされてない?」
希望、無理しすぎだよ。私を庇っていじめられる側に回るとかやりすぎ。私は別に平気だったのに。
まあ、庇ってくれたことは嬉しかった。けど、それで希望が傷つくのなら、私はそんな事されたくない。だから私は一人で生きてきたんだ。
「大丈夫だよっ! 純香ちゃんがされたことに比べたら、マシだもん! ってゆーか、比べものにもならないよ」
私がされたことに比べたら……? じゃあ、比べなかったら?
私はそんなたいした事されてないけど、それを希望が履き違えていたとしたら……? ほんとは希望はイヤな事いっぱいされてて、それでも私のためだって言い張って無理してるんじゃないの?
たった一人の友だちを傷つけられているんじゃないの?
……なら、私がすることはただ一つ、だよね。




