第1章 2話 お出かけだけど過保護すぎっ!2/3
はたして家族みんなはどんなドレスを選ぶのか!
ドレスを選びに来たはいいものの、
「......(4人)」
4人とも真剣に選び過ぎじゃない?
「ねぇ、レーナ、4人とも真剣に選び過ぎじゃない?」
「そんなことないですよ〜!だってお嬢様のドレスをお選びになられるんですから真剣にもなりますよ?(私もお嬢様のドレス選びたい、)」
にしても真剣すぎてドレスデザイナーさんが困っちゃってるよ、
「やはり、青色基調としたドレスのほうが、」
お父様はブツブツと呟いてるし、
「やっぱりフィオーネにはこの紫をメインとした色がいいわよね!」
「はい!もちろんでございます!」
お母様はお店の人にアドバイスを貰いながら着実に選んでるし、
「やっぱりこっちの色のほうがいいって!」
「だめよ!お母様と被っちゃうじゃない!それにこっちの黄色のほうがフィオーネには似合うわよ!」
「絶対にこっちの緑色のほうがいいね!」
「いや、絶対こっちよ!」
お兄様お姉様は喧嘩を始めちゃいそうだし、それと私緑色のドレスって想像つかないんだけど、
私、無言で立って待ってるのかな、
「お嬢様端のほうでお茶でも飲んで待たれますか?」
「うん、そうする、」
そうでもしないと時間を潰せないし私もドレス後で選びに行こうかな、
「紅茶をお淹れしますね、」
「ありがとぉ、」
最近レーナは私のために紅茶の淹れ方を練習してくれていたらしくどんどん紅茶が美味しくなっていく、
「!この茶葉美味しい、また今度屋敷で飲みたいなぁ、」
「わかりました、茶農園ごと買ってまいります!」
「そこまでしなくていいよ!?」
「?そうですか?」
なんかレーナは本気でお父様と交渉しそうで怖い、それにお父様がもしも私が気に入ったって聞いたら本当に躊躇なく茶農園ごと買ってきそう、
「うん、本当に大丈夫、」
「それじゃあ次を淹れてまいりますか?」
「うーん、一回お父様と話してくるね?」
「わかりました!」
「レーナもついてきて?」
「はい?」
「お父様、ドレスを一着自分で買いたいのですが、いいですか?」
「?全然いいぞ?聞かなくても良かったのに」
「それと、選ぶ際にレーナにアドバイスを貰ってもいいですか?」
「?もちろん構わないよ」
「やったね!レーナ!」
「〜〜〜っ!はい!(お嬢様が可愛すぎる!それにこれって、実質お嬢様のドレスを選んでもいいってことよね!?お嬢様、ありがとうございます、!)」
それじゃあ、レーナに聞きながら選んでみようかな、
「レーナ、これとかどうかしら?」
「はい!似合っております!」
「これは?」
「とてもお似合いです!」
「......これは?」
「よく似合っています!」
さっきから似合っていますしか言ってなくない?
「....レーナ、もっとこっちのほうが似合いそうとか色はこっちの方が良いとかない?」
「お嬢様に似合わないドレスなんて存在しません!むしろドレスのほうが役不足だと思います!」
「...レーナ私はもっとこっちのほうが似合ってるとかそういう意見が欲しいの、」
「そうなんですか?」
「...じゃあ、レーナが私のドレスを選んでいいよ、」
「待ってました!」
(もしかしてこれを最初から狙ってたのかな、)
「お嬢様にはこの色と、こういう系のドレスに、いやそれならこっちの色のほうが、いやでも、こっちのドレスも捨てがたい、」
(レーナがいつになく真面目に選んでる、というかもう目が怖いよ、)
「お嬢様一度来てもらえますか?」
「?わかった」
(私の横にドレスと色のついた布を並べて選んでる、)
「やはり、お嬢様にはこちらのほうが、」
(またブツブツ呟いてる、)
「決めました!お嬢様にはこちらのドレスの型にこの青色とこの白色をあわせたものを選ばせていただきます!」
「ありがとう選んでくれて、」
「いえいえ滅相もない!私はただお嬢様に似合うように必死に考えただけでございます!店員に伝えてまいりますので先に選び終わってる奥様とご一緒に待ってもらってもいいですか?」
「わかった!」
そうしてお母様のところに来たんだけど
「お母様、なんですか、この状況、」
「なにって、ただ私があなた抱っこしているだけじゃない?」
(お母様こういうときだけなんで力強くなるの?私を産んだときの力の弱さはどこに行ったのかな?離れられないし無理やり離れるのもそれはそれでなぁ、しかも、正直快適だし、)
「.....お父様たちが来たらおろしてくださいね?」
「もちろん!」
(こんなに笑顔で返事する人滅多にいないよ、)
そうして抱きかかえられて30分経った頃、
「レーナ!選び終わったよ〜、って、なんでお母様がレーナを抱っこしてるの!?」
「本当だ!お母様だけずるい!」
「ずるくないわよ?これは母親の特権ですから!」
(お母様の特権なの!?それと眠くなってっきた、)
「えーっ!ずるい〜!(二人)」
「レフィーネ、私も抱えたい、」
「こればっかりはアーサにも譲れないわ!それに私の腕の中のほうが快適そうよ?ってフィオーネちゃん寝ちゃってるわね、」
「本当だ、寝顔もやっぱりかわいいな〜、(二人)」
「なんでこんなにも我が娘は可愛いのだろうか、やはり神の使いなのではないか?」
「はいはい、わかったから静かにしましょう?フィオーネが寝てるんだから」
「はーい(二人)」
「そうだな、馬車を呼んでくれ領主城に帰る」
「わかりました、」
そうして私の知らないところでお出かけ一日目は終了したのだった
次話投稿は明後日です!




