14話
さらに洞窟を進んでいくと…大きな扉の前に立つ。
「ついに着いたか…」
「薬草ないけど…大丈夫?」
「やってみないとわからないな」
扉の前に立つと、扉が勝手に開く…。
―
玉座に座り、左手で杖をつく。
法衣を被り、足を組んでいる。
右手で頬杖をつき、こちらを見下している。
その目はどこを向いているのか。
そもそも目があるわけではないのだが…。
異様なるプレッシャーを感じる。
「いくぞ」
無言の頷きと共に戦闘が始まる。
玉座から降り、杖をつきながら降りてくる。
―
偽王グランダルが現れた…
重苦しい曲が流れる。
攻撃/特技/防御/道具/逃走
「盗んでいる暇はなさそうだ。攻撃!」
ダメージ7。二刀流追加効果ダメージ3。
ヴァームの攻撃!ダメージ12。
偽王グランダルの杖が怪しく光る。
急な脱力感に見舞われる。
攻撃力が下がる。
攻撃/特技/防御/道具/逃走
「攻撃!」
ダメージ3。二刀流追加効果ダメージ1。
ヴァームの攻撃!ダメージ5。
「ダメージかなり減ってるじゃないか!」
「そんなこと言われたって知らないよ!」
偽王グランダルの杖が浮かび攻撃を放つ。
全体にダメージ3。
「全体攻撃もありか…なかなかに強いな」
「薬草ないからそんなに保たないよ!」
偽王グランダルの顔が笑ったように見えた。