詩 神聖剣
神が作った特別なつるぎ
人が持つことはできない品物
何のためにあるのか
それは誰にも分からない
神聖な神殿の 神聖な空気の中
ずっと保管され ひそやかで忘れられ
いつしか人の記憶に 残らなくなる
忘れた頃に 冒険者が
遺跡となったその場所で 見つけるまでは
誰にも使えない
誰にも触れられない
誰も持つことができない
神が作った神聖な剣
人に使われるチャンスは いくつかあった
けれど誰も 主にはなれなかった
「ストーリー」
それは神が用意した人間という種のものさし。
その剣は、心の清い人間だけが使える剣。
だから役目は永遠に来ないだろう。
そんな人間が、存在するはずがないのだから。