主要人物紹介
市原ユタカ(15)本作の主人公。普段は物静かで心優しい少年だが、復讐のためならば自分の犠牲を厭わない危険さと並の不良なら軽々と一掃してしまうほどの実力を持つ。復讐を誓う反面、無関係な犠牲や巻き込みはしないというポリシーも持つ。
桜優里(17)本作のヒロイン。生徒会長にして番長。
普段は天真爛漫でお転婆な高身長美少女。だが実際はステゴロの姫と呼ばれるほどの最強の腕っ節の持ち主。柚由とは一番親しくしていた生徒らしく、柚ねぇちゃんと呼んでいたらしい…
山尾アイク(17)生徒会副会長にして副番長。日系アメリカ人であり、かなり体格がよく、喧嘩の腕っ節も校内最強レベル。
バカで一本気だが、面倒見がよい兄貴肌な性格であり、ヤンキーのみならず一般の生徒たちからも慕われている。
桜大吾(15)ユタカのクラスメイトで中学時代は相当有名なヤンキーだった。そして優里の弟だが、あまり関係は良くない。
一匹狼で己の力のみで突き進み、友情や仲間には否定的。
秋川楓(17)三年生でサッカー部部長。文武両道の優等生でかなりの美男子。表向きはそんな学校の顔役にも近い存在だが、優里やアイクとは親友以上の存在で、喧嘩の実力も相当なもの。
岸本次郎(16)二年生で生徒会書記。かなりの老け顔でよく中年のヤクザに間違われる。そして血の気が多く、単純な性格。
その反面、根は真っ直ぐで喧嘩はタイマンを好むなど硬派。
羽賀元気(17)三年生で休学中のヤンキー。かつては優里らと共に福島制覇を目指していたがある一件で絶縁。その後は学校には来なくなり、街中で非行に明け暮れている問題児になる。
白石岳(28)市内最大の半グレ集団・鶴田グループの最高顧問。
手段はとにかく暴力のみであり、敵とみなした人間は相手が誰であろうとも容赦をしない。地元の若者ににらみが利く。
越後庄助(56)柚由が自殺した事件の元担当刑事でフリーライター。柚由の自殺のある不審な点を追求した結果、辞職に追い込まれ、それをきっかけに大きな力が関係していることを確信。
鶴田守(26)本作のキーマン。市内最大の半グレ集団・鶴田グループのリーダー。冷静沈着な性格で無意味な争いや暴力を嫌う。
裏と表のあらゆるビジネスで大金を稼ぐ。そして柚由の…
阪本司(35)ユタカのクラスの担任。普段はエリートで冷静な人物にも見えるが生徒たちの心を掴むのがうまく、男女問わずに人気。問題児の一言で片づけるのを嫌い、真摯に向き合う。