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小話とか卒業パーティとか等

雨降りの神様?

作者: ユミヨシ

これから書くことは実話です。


かれこれ1年以上前?

いつからか定かではありませんが、ここ近年、不思議な体験を致しました。


私は普通のOLで、家から駅まで毎日10分位の距離を歩いて、通勤しております。

いつの頃だったか…やたらと通勤途中に雨に降られることに気が付きました。

住宅街を歩いて行くのですが丁度、道の半分くらい来たあたりでしょうか。

雨がぽつぽつ降ってくるのです。それも、傘をささないと濡れてしまう位に。

仕方がないので、渋々持ち歩いている折り畳み傘を出すのですが。

朝降られる事もありますが、圧倒的に多かったのが帰り道ですかね。

そしてふと気が付きました。

緑地帯を通り過ぎたあたりでよく降るよね。。。


通勤途中に緑地帯があるのです。

色々な木々が植わっていて、ドウダンツツジ、梅、松等、ぐるりと囲むように埋められているので、中には入れないようになっています。結構広い土地で、鶯が来たりして鳴いていることもありますし、ドウダンツツジの紅葉が見事だったり、梅が綺麗だったり、私は外側から良く写真を撮りました。


酷い時なんて晴れているのに、緑地帯の近くに来ただけで、顔に水が当たった事もありました。あまりにひどいので仲のいい美容師さんや親に愚痴った事もあります。

私って雨女なのかしらって…。それとも辰年だから雨に好かれるのかな…


そんなこんなで丁度、2019年10月位。今から1年前、台風が近づいてまいりました。

通勤の帰り道、駅を降りてみれば、雨はまだ降っておらず、重い雲が垂れ込めています。


これは確実に雨に降られる。


私は解っておりました。いつでも傘を出せるように準備し、駅を出て歩き出します。

緑地帯を通り過ぎた時に案の定、大粒の雨が降り出しました。


急げ急げ急げ。


傘を差して急ぎ足で家に向かいます。


急げ急げ急げ。


5分程急いで歩いてやっと家に着きました。

玄関のカギを財布から出し、鍵穴に刺した途端、

どしゃぶりの雨に変わりました。


まるで滝のように、待っていたとばかりに降って来たのです。


ううううむ。やはり雨降りの神様はいるのかなぁ?このタイミングって一体全体。

どしゃぶりの雨は待ってくれてたのかな…私が家に入るまで。


そんな事があってから半年程過ぎた、翌年の3月。

緑地帯にマンションが建つことになりました。

あっという間に埋まっていた木々は引き抜かれ、工事は始まり…


それ以降。私は緑地帯だったところを通り過ぎても雨に降られる事はなくなりました。

今はマンションが完成しています。


しかし、一体全体、緑地帯に居たであろう物はなんだったんだ?やはり神様?それとも…

いまだに謎です。


でも、神様はいなくなってしまった…ちょっと寂しいですかね。


世の中不思議な事があるものですね…皆様も不思議体験をしたことありますか?

私ですら、こんな体験をしているのです。きっと皆さん、あると思いますよ。


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