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漱涼の事件記録  作者: 月華の黒猫
2/2

茶封筒

縞と律伽は葉月に声をかけた。

「加藤先輩、何かありました?」

「葉月さんどうされたんです?」

その問いに対して葉月はうーんと言い少ししてから答えた。

「いや〜あのね、宛先不明の郵便物があったからなんだろうって思ったんだよね〜。

そしたらこんなもんが入ってたってわけ。」

そう言い葉月は茶封筒に入ってたものを出した。

縞がじっとその茶封筒に入ってた紙を見る。

そして「なんだよこれ」とつぶやいた。

そしてそのすきに縞が邪魔で見れなかった律伽が紙を見る。

律伽は淡々とその紙に書かれている内容を読み上げた。

「《漱涼(そうりょう)の諸君共よ。13時までに同封してある暗号を解き来たれよ。

もし来られぬ場合はお主たちの大切なものを奪おう。

お主たちのためなら人殺しもやってのけよう。[まあもうすでに百人単位の人質はとってあるがな]

お主たちにはまた12時にヒントを送ろう。では約束の時刻に。

(追伸)ヒントを受け取るときにはもう出発しないと間に合わないと思うがな。》だって。

その暗号どれ?みせて。」

そういうと2人は驚いた顔をした。

「おっお前、それ読めたのか?その暗号… 」

「これは感心。よしっじゃあ律伽くん、こっちもよろしく〜。」

葉月は軽く言い、縞はなんでこの暗号すぐ読めんだよという顔をしている。

それに対して律伽は葉月から渡された暗号を見てため息をついた。

「はぁ、この暗号とそもそも解かないといけない暗号は解き方が全く違うんですよ。

この追伸の後ろに書いてあるのは 27 51 20 50 3 9 20 …というふうになってます。

これはアイウエオ順に あを1 いを2 うを3 という感じにいくと

27がひ 51はん 20はと というふうになるんです。だからすぐに読めました。

ですがこっちは違う。同じように解読すると変な言葉になる。

だから難しいんです。すくなくとも30分以上かかる。軽く2時間は時間をください。」

縞と葉月は納得がいったようだった。

律伽はもう何も言わなくてもいいと思い、辞書とパソコン、ノートを用意した。

葉月はまだ出勤してない社員に伝え始めた。

それを見て縞は作業しやすいように机の上を片付け始めた。

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