おぼろの月夜
逢えないつらさ、花びらにも似て。
七五調のリズムをつけてみました。
この作品は、銘尾 友朗さま主催の『春センチメンタル企画』参加作品です。
薄桃色の薄紅の
こころの花びら
散らすのは
儚き想いの
おぼろ月夜に
想い想われ恋い焦がれ
会いたい月日を
見送って
月影さやけき
しだれ桜に
こころも包む春月の
そよ風に揺れる
花びらに
想いを重ねて
八重桜 愛で
やっと会えたと喜んで
束の間の時間
刻みつけ
見上げる空に
おぼろの月が
不安な心を映し出す
会いたい月日を
見送れば
儚き恋の
切なさに似て
やがて終わりの春が来る
薄桃色の薄紅の
こころの花びら
散らすのは
儚き想いの
おぼろの月夜
会えない時間が長く続くと、逢いたい気持ちが切なすぎて、
こころも疲れてしまうのですよね。
お読み下さりありがとうございました。