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短編小説・詩 企画参加作品

おぼろの月夜

作者: 藤乃 澄乃

逢えないつらさ、花びらにも似て。

七五調のリズムをつけてみました。


この作品は、銘尾 友朗さま主催の『春センチメンタル企画』参加作品です。

薄桃色の薄紅の

こころの花びら

散らすのは

儚き想いの

おぼろ月夜に



想い想われ恋い焦がれ

会いたい月日を

見送って

月影さやけき

しだれ桜に


こころも包む春月しゅんげつ

そよ風に揺れる

花びらに

想いを重ねて

八重桜


やっと会えたと喜んで

束の間の時間とき

刻みつけ

見上げる空に

おぼろの月が


不安な心を映し出す

会いたい月日を

見送れば

儚き恋の

切なさに似て


やがて終わりの春が来る



薄桃色の薄紅の

こころの花びら

散らすのは

儚き想いの

おぼろの月夜



会えない時間が長く続くと、逢いたい気持ちが切なすぎて、

こころも疲れてしまうのですよね。


お読み下さりありがとうございました。

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― 新着の感想 ―
[良い点] 心情や情景が目に浮かぶように情緒的に表現されていて惹きつけられます。 日本語の美しさを堪能させていただきました。 [一言] なぜだか、竹久夢二の『宵待草』の歌詞が頭に浮かんできました。
[良い点] 桜と月が二人の気持ちを効果的に表していて素敵でした。 [一言] 綺麗な情景がまぶたに浮かびました。 とてもいい詩ですね。
[良い点] 美しくて雅やかですね。 しだれ桜と八重桜、この二つに恋心を合わせると浮かんでくる景色が違っているのに、どちらも甘く切ないですね。 月、……夜空を見たときに出ていないと物足りないのに、見上…
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