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異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
2章 やっとこの世界に慣れてきたぜ!
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とりあえず安堵

93話

一安心したのか俺はその場で座り込んだ

「良かった。ほんとに良かった。あれは夢なんだ。」と思っていると

俺のその様子を見て、誰かが話しかけてきた。

「ど、ど、どうしたんだい。いや、ですか?」

俺は顔を上げると意外な人物に驚いた。

トロイだ!

人見知りかコミュ症か分からないが多少おどおどしている。

「いや〜。な〜んか。みんながいてくれて一安心したんだ。」

もちろんトロイはよく分かっていないので首を傾げている。

「も、も、もしかして!!そんなこと言って、美咲さんからの好感度アップをするつもりですか!そんなことはさせませんよ。僕が絶対止めてみせますから」

ダメだ…会話がなりたってねぇ

チラッと美咲を見る。

「仕方ないなぁ」と言ったような顔でトロイに向かって

「おい、"オモイ"簡単に私の名前を呼ぶんじゃ無いわよ。私のことは姫か女王と呼べ!!いいかい?」

美咲が外でこんな口調になることはあまり無いがトロイの時だけこのような口調になるので、みんなも驚いていない。むしろ慣れてきたのかもしれない。

「ぼ、ぼ、僕の名前はトロイですけど…

でも、いいです。分かりました。これからは王女様と呼ばせていだだきます。」

「よろしい」と思っているのか満足している。

そういえば、来たのはいいがどうするべきか。昨日のあれ。

今日は比較的、人が多い方だ。目立つ場所で話が出来ない。

だが、どうする?早く話し合わないと次の犠牲者が出るかもしれない。

すると美咲が肩をポンっと叩き、

フォリアの元に向かった。

「あ、ありがとう」と小声で言った

フォリアと美咲の話し合いが終わり美咲が戻ってくる。

そして、フォリアは何か慌てて電話をかけている。

そして、電話が終わると

「鳴海さん、美咲さん。このあと時間ありますか?」

「ああ。あるけど。」

「それなら良かったです。臨時集会をしますので、また午後1時くらいにこちらに来てください。」そう言い、フォリアはまた誰かに電話をかける。

「そういうことなら帰ろ。」

「う、うん。そうだな」

俺たちはギルドから出て家に帰るそして2人ともご飯はいらないので、家でゆっくりする。

そして、1時になり再びギルドまで向かう。

ギルドに到着すると何かいつもとは違う空気が漂う。

少し、警戒心というか緊張というか。

よく分からないが扉を開け中に入ると

「おぉ、よく来てくれた」

と知らないジジイに声をかけられた。

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