表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
2章 やっとこの世界に慣れてきたぜ!
87/163

新キャラ?聞いてないぞ

86話

「おーい?どこ行くんだよ〜?そんなに行くと俺追いつけないんだけど〜」

必死に声をデカくする。

「どうした〜遅いぞ〜」

いや、無理だから。追いつけないから

「仕方ないな。止まろっ」

彼女は俺に気遣い止まってくれた。

そして、なんとか追いついた。

「ハァ、ハァ、、、疲れた。

ところでどこ行くの?」

「逆にどこ行きたい」

えっ?!行き先決まってないのに走ってたの…

「俺はどこでも、そんなに行きたい場所ないし。」

「そう?なら・・・」

と行き先を言おうとしたが止めた。

なぜ?理由を聞こうとしたら親指で背後を指した。よく見るとそいつはいた。

物陰に隠れて俺たちを見ているやつ。

いや正式には美咲を見ている

そして、彼自身は見事に隠れているつもりだろうが見事にバレバレだ。どうやったらあんなにバレバレになるのか聞いてみたい。

あいつの名は「トロイ」

ギルドに最近顔を出すようになった

駆け出し冒険者。

そして、彼女を初めて見た時、一目惚れされ

このストーカーじみたことを頻繁にされている。

ちなみに俺はあいつの中ではライバルになっている。俺は恋人でもなんでも無いって言ったのに、ライバルになっているんだ。はぁ…酷いもんだ。俺はただの下僕・・・とも思いたくないけど、まぁそんな立ち位置なんだ。

「どうしようかな?あいつを絶望のどん底に突き落としてやりたいな。

・・・ねぇ?鳴海くん?」

急に甘えた声で言う

「キスする?」

「・・・・・・・・・」

ナニヲイマイイマシタ?

ヨクワカンナイナァ・・

「反対意見は無いね。じゃあ」そう言い、俺の顔に手を持ってきて、顔を近づけてきた。

「ちょっと、まてぇぇ!!!」

顔を後ろに下げる。

ふぇ、あぶね。冷静さと意識を取り戻せた。

「そんな甘えた声で言ってくるんだから

意識どっか行きかけたよ。

あなた、中々残酷っすね。

それされたらあいつ絶望はもちろん多分

俺を殺しかねんぞ。」

顔から手から離し

「そう〜?ツマンナイなぁ。外でやるからドキドキしたのに。」

「家の中でもしても良いんだよ」

「バカ。ほんと、バカ。でもそこがあんたの良いところ。」

「そう?ありがと。なら、とりあえず稽古場いこ。」

「そうだね。行こっか」

俺たちは目的地を稽古場に決め歩き始めた。

さぁて俺は、いつあいつに、刺されるのかなぁ?







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
できれば、1日に2回更新できたら いいと思っています。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ