ご誕生日の次の日だから〜
78話
起きると朝になっていた。だが、昨日の余韻がまだ残っている。あの声あの感触。何という幸せ。
そして部屋を出て階段をおりる。
リビングには美咲がいた。で、俺を見るなり
「おはよう。ねぇ?朝起きたらベッドにいたんだけど、あんたが送ってくれた?」
「あぁ〜、昨日泥酔してたから、俺がアプローチしてあげましたよ、おねぇちゃん」
俺がそう言うと「えっ?何?何?何?どうした?何がどうなりそうなった?」となかなか困惑していた。
「お前なら昨日の記憶ぐらい思い出せるんじゃないかぁ?」
「ちょっと待ってて・・・・・・ヒァッ!ちょっとなにこれ?」
まじで思い出せるんだ…だが、思い出した途端変な声を出し顔が凄く赤くなった」
「もぉ…お酒は控えめにしないと」
「うん、そうしない。お酒は怖いから」
俺がそう言った後、少し間があった
そしてそのあと
「で?どうだったの?」と恥ずかしそうに聞いてくる
「えっ?何が」さすがに聞き直す。
「だから!!その時の私どうだったのって聞いてんの!可愛かった?それとも・・・やめとこ」
なんか言いかけたぞ!!!
「えっと、そりゃ可愛かった。顔赤くしながら寝ている事なかったからいつもより可愛かった。」
「他は?」
「え??なんだかお前が年下なんじゃないかって思ったかな?言葉遣いとか?」
あと態度とかもそうだが、態度は言わないでおこう。
「じゃあ結論、『可愛い!!』うん。満足。過去は私でも戻せないからねぇ〜。結果が全て。」
なんだろう、彼女の生き方って凄いな。
「結果が全て」って女の子の口から聞いたことないぞ
「まぁ、話はこの辺にして、早く朝ごはん作ろ。今日は行きたい場所あるの」
そう言い彼女はキッチンに向かった。
俺も彼女の後をついていった。
そして、朝はメインというメインがないので作業を半分に分けた。
・・・ねぇ?これって、彼女やる必要ある?
まぁ、楽になるからいいか
そして、朝食を終え、片付ける。
そのあとローブを取りに行く
取りに行くのだが、そこには2つあった
「あれ?いつ洗濯したんだ?」謎はあったが持っていく。
「おお、ありがと」
あのことを聞こうと思ったが別に聞く必要もないかと思い聞かなかった。
そして、行きたい場所とやらに行くため彼女について行ったか。
だが、めんどくさいことに行く途中にそこら変にいる雑魚共に喧嘩を売られてしまった。
「オマえらガ、このけいこバにイくことはシッテルんダ。だか・・・」
[お前らが、この稽古場に行くことは知ってるんだ。だか・・・]
「abent」
言葉を遮ってまで使った魔法は、3人を一気に気絶させた。
「ウザい。くどい。邪魔。今の私は比較的機嫌が良かったのに。ねぇ〜鳴海?」
「え?あっはい!!」
そして、結構歩いた。やはり歩くのは慣れないな…
そして目的地についた。そこは他の建物より大きく、なんだか金をつぎ込んでる建物だった。
で中に入ると、カードやらルーレットがその場にはあった。
「え?カジノ?」