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異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
1章 異世界行けました・・・
73/163

人生の最大の敵それは"暇"

73話

とりあえず、風呂も入り一段落済んだので、

眠ろうかなっと思ったが、夕食前の"あれ"

あれのせいで今のところ睡魔がない。

なので美咲もリビングにいるので何か

話をしようかなと思い彼女の目の前に座った。

「どうした?」

「寝れないし、暇なんだ。色んな邪念という邪念が俺の中を蝕んでいて…」

「へぇ?」何を言っているのか分からず

首を傾げられた。まぁ、別にこんな内容はどうでもいい。とりあえず暇なんだ。

「なぁ?この家にトランプ見たいな

ゲームって無いのか?」そう言うと

少し間が空いたあと

「あるかも・・・」と言ってきた

「ほんとか!!」

「でも、どこにあるっけな?全然覚えてない」

でも、まぁこれで暇つぶしにはなりそうだ。

「で、最後にどこにおいたとか覚えてる?」

「いや、まったく」・・・ダメだ。希望が無くなった。

なぜ、なぜ覚えていないんだ?暇つぶしになるものは普通、自分の部屋とかに置いてあるものだろ?そうだろ?

だが、まぁ覚えていないと言うなら仕方がない。ここはもう寝よう。

そう思い彼女に「もう寝るよ。おやすみ」と言い、階段を上がろうとしたら

「ケーキ美味しかったよ鳴海」と突然

訳の分からないことを言ってきた。

言った瞬間は意味が分からなかった

だが、その後からだんだんと俺の記憶が戻り始めた。そして完全に思い出した。

俺は今日の朝ケーキを食べようと思い

キッチンまで行ったんだ。でも、なかった。

そして、彼女を疑い彼女の部屋に入ると意識を失い記憶が無くなった。

やっぱり、やっぱり、やっぱりこいつが食べたんだ。

「何で、食べたんだよ!!てかなんで作ってること知ってんだよ?」

「確か前にも言わなかったっけ?

この家の持ち主なんだから、家で起こる出来事は全部わかるって?」

あれ本当だったんだ…

「理由ねぇ、理由は食べたかったからかな♪」

「はぁ〜、まぁもう合格になったからいいけど

なんでわざわざ教えたんだよ」

「いや、この魔法ってどんくらい効果あるんだろうって思って、あんたに仕掛けてみたけど、まさかほぼ1日経っても忘れてるとなると、なんか可哀想だし、暇つぶしに」

なんと恐ろしい魔法だ…この魔法があれば

対人戦最強じゃないか。

やっぱり彼女には気をつけよう。

「そうかい、そうかい。まぁ、感想ありがと。これでいい夢みられると思うよ。じゃあおやすみ」

「はいはい、おやすみ〜」

俺は自室に入りベッドに入ると予想外にもすぐ寝れた。よほど疲れたのだろう。いや逆にこんな1日なのに疲れない方が凄い。


そして、次の日になった。今日もとてもいい天気だった。

階段を降りリビングに向かった。

美咲がいると思い、「おはよう!今日もいい天気だね」と言おうとしたが、いなかった。珍しい、彼女がまだ寝てるなんて。椅子に座って待つことにした。

今の時刻は8時。だが、20分近く経っても

彼女は現れない。

一応、いろんな場所を探してみる。

脱衣所や、キッチン、二階の余っている

部屋。ちゃんとノックもして彼女の部屋にも入った。そして、トイレも外から声をかけた。だが、どこにもいない。

まさか、これ夜逃げ…




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