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異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
1章 異世界行けました・・・
70/163

凄い語尾を伸ばす人登場

70話

言葉がはっきり聞こえたので俺は彼が

日本語でしゃべり、現代から来た人間かと思ったが、

「せいとうボうエい?しらなイナぁ。

オレにソンなコトばつうじナぃ…」

[正当防衛?知らないなぁ。

俺にそんな言葉通じなぃ…]と

ナイフを持った男が言い返したので、

あいつはこの世界の言語を喋っている。

「ほう〜。じゃあ俺も今からお前〜を殴る〜。殴り返しても〜『正当防衛だ』とか、言うんじゃねえよ。」

最後の言葉には凄い殺気が込められているように感じた。そして、先に手を出してきたのはナイフを持った方だった。

「気をつけろ!!そいつ強いぞ」と俺が声を出すと、よく見えないが彼は微笑んだように感じた。

そして、勝負は一瞬で済んだ。

ナイフを持った男が壁に思いっきり

叩きつけられた。

なんだ?何が起こった?彼は何をしたんだ?俺の中で今の出来事が整理できなかったが、

「マズい、このままじゃオれたちモ…

ニゲルゾ。」

[まずい、このままじゃ俺たちも…

逃げるぞ]といい2人は逃げていった。

それを見て、さっきの出来事は後回しでいいやと思ってしまった。

それよりまず彼に感謝を言わないと。

ふらつく足で、彼の元に行く。

「ありがとう。助かったよ。君がいなければ今ごろどうなっていたか…

ほんとに感謝する。」

「い〜や、い〜や。別に感謝されるほどでもないよ〜。それよ〜り、怪我はな〜い?」

「え。まぁ。多少痛いところはあるけど別に支障はないよ。」

「そうか〜い。ところでここで何してるんだ〜い?こ〜んな所にく〜るなんて物珍しいねぇ」

「あっ、いや。

なんか言うの抵抗があるけど、・・・

道に迷ったんだ。本来だったら食材買いたかったんだけど…」

「そ〜なんだ!!な〜ら、一緒に行こっか〜?おーれも用事があ〜るから。」

「おお!!ありがと。感謝する」

そうして、俺と彼は一緒に食材を買うところまで歩いた。ここからそこまでは

結構近く、案外早く着いた。

「ありがと。さっきのことと今のこと。

君には感謝し足りないな。あ、そういえば名前言ってなかったな、俺は海堂鳴海

君は?」

「俺はべ〜つに名乗るほど〜のものじゃない。それより帰る道は分かる?」

「それがわからないんだ…ギルドが近くにあるんだ。」

「そ〜こなら、この道の分〜かれ道をずっと右に行けばつけるよ〜」

「ほんとか?!いやー、君には助けて

もらってばっかだな。」

「い〜んだよ。じゃあ、俺はこ〜こで」

と言い、彼は人混みの中を歩いて言った。最後に聞こえたかは分からないが「ありがとう」と大声で言った。


それから俺は、美咲に頼まれた物を買い

彼に教えてもらった通り、あの道の右を

ずっと歩くと、帰ってこれた。

ほんと、彼には感謝してもしたりない。

俺は家に入り、美咲にちゃんと買ってきたことを報告する。

だが、美咲は俺の傷が気になったようなので尋ねてきた。「どうしたの?

まさかあんたの事だから転んだとか?」

「まさか、チンピラに絡まれた。武器がなかったから。正直ピンチだったけど

人に助けてもらったんだ。」

「それは、災難だったわね。あ、これ

直しておいたから。2度とこんな事しないでよ直すの面倒なんだから。」

と武器が固定されたベルトを渡された。

これがあれば、多少は戦えたのに…

でもまぁ、今日はいい出会いがあったので、正直武器が無くて良かった思った。

よーし、あとは今日の夜に対して備えるだけ。絶対合格して、この家に残ってやる。


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