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異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
1章 異世界行けました・・・
69/163

最高潮のスキルのオンパレードだぜ!

69話

ここがあいつらの縄張りだとは思わなかった。こんな細い道なのに縄張りなんてあるんだな。

だが、どうする。前後で挟まれ武器は無い。ここで、金を渡すのもありだが、

それだけで逃げられるとも限らないし、美咲に怒られそう。

あと、それだけは無性にしたくない。

なぜだか

あいつらに負けたような感じがするから。

うーん、

ここは、ジャパニーズDOGEZAを披露するか。

「たいへんすみませんでした。

なのでここから、退散してもよろしいでしょうか?」

とこれまでにないほどの完璧なDOGEZA

を人数が多い奴らに披露した。「俺のDOGEZAスキル最高潮に達しているな。」と自陣満々だったのだが、

「なんだソれっ??!オマえ、なにねそべッてんダよ?こんなじょうキょうで

フざけるとカ、おまエバかだよナ、いやバかダ。」

[なんだそれっ??!お前、なに寝そべってんだよ?こんな状況でふざけるとか、

お前バカだよな。いやバカだ。]

よーし、殺す。こいつら殺す。俺の最高潮をバカにしたからな。とりあえず、後ろの

やつはナイフを持っているが、体つきはそれほどまでよくない。なので後ろのやつを叩く。俺は格闘スキルはあまりないが、あの特訓で多少は強くなっているだろう。

なので、このDOGEZAしている状況からどうするか考える。

「オい、いつまデ、そうしてるキだ?

とっとト、かねめのモノわた・・・」

[おい、いつまで、そうしてる気だ?

とっとと、金目のもの渡・・・]

そいつが全部言う前に俺は立ち上がり

後ろのやつに向かって走っていた。

あーもう、考えても無駄だ。

どうせ考えても成功するとも限らないし。

そして、そいつに向かって殴りかかろうとしたが、

「なぁ!!」

そいつは腕で俺の拳をなぎはらい、

ナイフを顔の目の前に突きつけた。

「あきらメろ。オマエノチカらじゃ、

ここからはニゲられない。」

[諦めろ。お前の力じゃ、ここからは逃げられない。]

「はいはい、そーですっか!!!」

思いっきり右足を振り、胴体に当ててやろうとした。

でも、「だカら…」ナイフを持っていない方の手で俺の足を捕まえた。

そして、壁に投げられた。

「うぐっっ」

おいおい、なんだよこいつ、対人スキルありすぎだろ。失敗した。もしかしたら

あの2人狙った方がよかったかもしれない。

「おまエニは、コレだけじゃわからナいようだ。だかラ…」

[お前には、これだけじゃ分からないようだ。だから…]ナイフを向けられた。

「お、オいっ!!ヤメロ!」

[お、おいっ!!やめろ!]

仲間も止めている。まずいな。

このままだと。

だが、

「そいつは正当防衛をしただけだ〜。

だから〜、お前らがぜ〜んぶ悪いだろ。

特にお前〜、お前はや〜りすぎだ」

とナイフを持ったやつのさらに後ろから

俺にでもスラスラと聴きやすい声が

聞こえてきた。




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