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異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
1章 異世界行けました・・・
65/163

異様な光景が続く、続く

65話

俺は、今日初めて自室を出て階段を降りる。リビングに向かうと美咲がいた。

「おはよう、今日も早いな!!」

今の時刻は8時、多分彼女は1時間くらい早く起きていたのだろう。

「う、うん。おはよう、それでさあんた調子どう?」とよく分からないことを聞いてきた。

「えっ?調子?別になんともないけど」

俺がそう言うとなんだか安堵した様子になった。

「そう。なら、ご飯つくろ。私と一緒に作るのなんて今日で最後なんだから。

堪能しなさい。」

何を堪能すれば良いのかは分からないが

朝飯はつくる。

そういえば、夜って何作るんだ?

「夜って何作ればいいんだ?」

「それはまだ決めてないし、まだここでいう気もない。楽しみは直前に知った方がいいでしょ?だから、作る前私が

オーダー出すから、よろしくっ!」

なんだろう、嫌な予感がすごーいある。


そして、作って運んで食べる。で、片付ける。ほんといつもと変わらないな。

そして、今日も稽古場に行く。

だが、ここではいつもと違うことが起こった。稽古場に着くとある1人の男が視線が入った。遠くでもわかる。明らかにそいつはここにいる他の連中よりも、顔つきが違う。

まるで、強者の顔っていうか、絶対の

自身に満ち溢れているっていうか。

そして、その男も帰るのだろうかこちらに向かって歩いてきた。だが、

「キミもオレトおナジニオいガスル」と耳元で囁かれた。俺はその数秒自分の命が止まった様に感じた。そして、振り返るとそいつもういなかった。

なんだ?今の感じ?

恐怖?殺気?ただならぬ気配だったのは間違いない。

俺の頭の中は真っ白に近い状態だったが

「どうしたの?すごい汗」

と美咲の声で平常に戻った。

俺は自分の手で顔に触ると、

確かに凄く濡れている。それほどまで、

恐ろしかったのだろう。だが、あまりこれは人にいう事ではないと思い、

「あっ、これ?いや〜結構暑くて汗が凄いんだ」と嘘を言って誤魔化すことにする。

だが、今はあいつのことより、

訓練だ!料理だ!そっちの方がよっぽど忙しい。

よし、特訓を始めようそう思い、

「よし、やろうぜ美・・」

と言おうとした時、

「おお、なンだ、ナルみにミささんじャないカ!!」

[おお、なんだ、鳴海に美咲さんじゃないか!!]

と聞き覚えのある声が聞こえてきた。

そう、ランドロフだった。

「お、ドロフじゃん」と言うと

彼は何か不思議な顔をした。

あ、そうか俺こう呼んだの初めてか。

そりゃあいつも呼ばれてる呼び名じゃないと困るよな。俺だって『るみ』とか突然言われたら困るもん。だが、

「フフッ、ドロフか〜。

やっパ、キミおもシロいよ。ホンと。いいヒトミツけましネ、ミサさン。」

[ふふっ、ドロフか〜。

やっぱ、君面白いよ。ほんと。

いい人見つけましたね、美咲さん。」

「そうだネ〜。マぁ、あんマやくにタタナイけど。」

[そうだね〜、まぁ、あんま役にたたないけど。]

やめろよ、ドロフの前でそんなこと言うなよ。


そして、ランドロフは凄いことを言ってきた。

「このバであえたウンメイだ。ミサさん。ヒトセンまじえませンか?」

[この場で会えた運命だ。美咲さん。一戦交えませんか?]

俺は、突然こんな事を言いだすもんだから正直冗談かと思った。だって、美咲は

この町でも有名なほど強い。

だが、彼の目は本気だ。

そして、次に物凄いことを言った。

「もし、かてタのなら、ここにいる

ナルミをワタシにくださイ。」

[もし、勝てたのなら、ここにいる

鳴海を私にください。]






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