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異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
1章 異世界行けました・・・
60/163

これが、ピンチというやつか

60話

俺たちはクエストが終わり、町に帰るわけなのだが、揺れる馬車の中で俺は

"さっきの出来事"をずっと考えていた。

美咲にも相談しようかと思ったが、彼女は寝てしまってた。


まぁ、振り返ってみるか。

俺は彼女から魔力を受け取ったあと

自分の意思ではない行動をしていた。

だが、

あの時はただただ意識がないだけで

記憶は多少ある。最後何があったかはよく分からないが…

これって二重人格ではないよな。

じゃあ、なんなんだ?


だが、次の瞬間、また突然止まる。

「痛っっっった!!!」

また背中を強打した。

「だからとつぜん止まんなよ。お客様は・・・」

と言おうとした時、運転手が

「たいへンデす。いまマチノなかなんでスケド、トウゾクどもにカコマレましタ。」

[大変です。今町の中なんですけど、盗賊共に囲まれました]

とボソッと言ってきた。

ここは美咲に任せようと思って見ると

彼女はまだ寝ていた。

俺は美咲を必死に起こす。

「おい、起きろ。大変なことが起きた。」だが、起きない。

揺らしたり大声で叫んで見たが。起きる気配がない。

クソ、ここは俺がなんとかするしかないのか?でも、勝てるのか?まず?

・・・・・いや、勝てる

勝つ。勝ってみせる。

あんな雑魚ども俺1人で余裕さ。

言っておくが、俺は現代から異世界に来たいわゆる主人公ポジだぞ。

あ、自分で言うと恥ずかしいな。

覚悟を決めて、馬車から出る。

敵の数は5人。とりあえず敵の顔を見ずに

大声で

「邪魔だよ。せっかく帰ろうとしてたのに手間をかけるな」と

威嚇のような何なのかはよく分からないないが、叫んでみた。

だか、「ハァ?ウルせえな。オレたちガダレカワカッテソンナこといってんのカ?」

[はぁ?うるせえな。俺たちが誰だか分かってそんなこと言ってんのか?]

うわぁ、逆効果だったし…やっぱチンピラ共にこんなこと言うのはやめた方が良かったな。

だが、次の瞬間チンピラの1人がほんと

めんどくさいことを言った。

「おい。アイつ、イツもアマリミサのとなリニいるヤツじゃね?」

[おい、あいつ、いつも甘利美咲の隣にいるやつじゃね]

おい!!まてまてまて!!なんで俺のこと知ってんだよ

「ほんとダ。ホウ、コリャつごうガいいナァ。ツカマえて、コイツをオトリにツカウ

のもいいなぁ」

[ほんとだ。ほう、こりゃ都合がいいなぁ。捕まえて、こいつを囮に使うのもいいなぁ]

さってと、状況がめんどくさいことになってきたな。



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