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異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
1章 異世界行けました・・・
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決戦part2

59話

"それはとてつもない恐怖だった。"と詩っぽく言ってみる。だが、冗談抜きで、恐ろしい。今までだって、変なのばっか見てきたけど、ここまで、人間離れの怪力を見せられるとただただ恐ろしい。

「なぁ、美咲?あいつどうやって戦えばいいの?」

聞いてみるが、悩んでいるのかすぐ返事はない。そしてすこし間が空いて

「あいつ、本当にいつもの倍くらいヤバイわね… ここまでイかれてるとなると

不用意に近づくことも出来ないし・・」

「じゃあ、前みたいに魔法で消せばいいんじゃ?」

「それは無理ね、あいつ所々色が違うでしょ?あれは魔法を無効化するっていう

チート能力持ってんの。・・・はぁ〜、

計画では近くまで寄って剣ぶん投げて終わらせるつもりだったんだけど、近寄れないんじゃどうすることもできないなぁ…

なんで、これ選んだんだろ。」

ほんとに、なぜ選んだ?俺まで巻き添えなんですけど。

そう思っていると、何やら視線を感じる

一応この場に1人しかいない人間の方を

振り向く。

やはり見られてた。

「なんです?」

「いや、あんたにぜんぶ任せたら、勝てるんじゃないかなって思って。」

「へっ??」何言ってんだろう?

「ごめん、もう一回いっ・・いや言わなくていいや」

「じゃあもう一回説明するけど、

あんた闇じゃん、属性。で、今、人いないよね。闇って特別だから、なんでも出来んの。例えば、武器の強化や相手の行動を止めたりとか。」

えっ?!!闇ヤベエじゃん。最強じゃん俺が未熟じゃなかったら、無双してんじゃん。なんだよ、これだけで何割損してんだよ…

「で、私の魔力今までより沢山あげるから、それで頑張って。私、闇みたいに凄い事出来ないから。」

凄い事しかしてないような気がするが

そこは無視して、やってみるか。

「じゃあ頼む。終わるまで援護するから」俺がそう言うと彼女は少し笑った。そしてその場に座り、手を組んだ。まるで何かに祈るように。そのあと何かを呟き始める。

だが、その時、あいつはまた邪魔をしてきた。先ほどまでの石よりもとても小さい石だが、それを掴みこちらに投げてきた。

あいつ、知性があるのか?

俺は彼女の手を引っ張り逃げる。

手を組んでいるので、凄く引っ張りずらかった。

「くそ、まだか?次いつ攻撃してくるか分かんないな」そう思っていると、

自分の中のでリミットが外れた。「ドンッ!ドンッ!」鼓動が響く。

「もう出来たわ。さぁ、あいつをぶっ殺してきて。」

そう言われると何も考えずに

「分かってるよ。はぁ、メンドクセェ」

と言う。そして次の瞬間には

「アウッッ!!」

敵の背後まで移動していた。

あいつも突然俺がいなくなって驚いていたが、気配で背後にいると気づいたらしい。なかなかの反射神経だ。そして思いっきり俺に向かって、殴ってきた。殴られた、地面は地割れがすごく、地層が崩れるくらい、強力だったが、「遅い、遅い遅い遅いんだよ。」

なんと首まで移動していた。

「貴様に恨みはないが、まぁ邪魔だったから死んでくれよ!!!」

そう言い、奴の首に向かって、これまでにないくらいの強化された短剣を振りかざした。

もちろん胴体と首が真っ二つに別れ、血が飛び出すかと思いきや、血だけは飛び出なかった。いや、むしろ彼が止めてると言った方が良い。

「血なんて物騒なもん見せんじゃねぇ」

そう言うと、「プツッ」と何かが途切れたように、その場に立ち尽くす。

「・・・・・・なんだこれ?

これ俺が全部やったのか?」

そんなことを思っていると美咲がやってきた。

「あんたあそこまで凄いとは、やっぱ私の魔力が強力だったからかな」と鼻を高くしている。だが、俺は分からない

「なぁ?これ俺が全部やったのか?」

彼女は一瞬戸惑っていたように見えたが

「な〜に言ってんの、全部あんたがやったに決まってるでしょ。じゃ、写真撮って、帰ろっか。」そう言い、カメラらしきもので証拠を取り、再び馬車に乗り帰るのだったが、やはり疑問がある。

あの瞬間、俺の意識はなかった。




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