うん。初めて尽くしだね!
58話
どーせ今回も、こんかいも歩くのかと思って多少萎えていると、
「朗報、今日は歩いて行きません。
乗り物でいきます。だから、乗せてくれる所まで行くよ。」と言った。
俺は心がすごく軽い気分になった。
「やっと、やっと歩かなくて済む」と。
外に出て、少しだけ歩く。そして、目的地に着くと、今まで来たことない、賑やかで人口がとても大い場所だった。
「うわ〜、すげぇ賑わいだな」
俺はこんなに賑わってるところをあまり見たことがないので、多少驚く。
そのあとも、美咲について行き、
たくさんの馬龍がいる場所についた。
そこには様々な馬龍がいて、外見が全く違う奴らばかりで、軽い動物園だった。
それから美咲は運転手と話をして、無事乗れることになった。
俺たちは、前と同じみたいに荷物だか人だかどちらを乗せるかわからない馬車に乗る。
この景色から町を見ることが無かったのでなんだか新鮮だった。
そして何分たったか分からないがずっと待っていると。突然止まりだした。
俺は突然だったのでその振動で背中をぶつける。「痛っっっ!なんだよ。気をつけろよ。お客様は神様だろ」と言うと
美咲は何食わぬ顔でこちらを見てきた。
「なんだよ?」
「いや、別になんでもない。」
一体なんなんだ?まぁどうでもいいか。
その会話を終えたあと運転手が
「つきまシタ。300メートルほドのキョリにテキがイマスので、きをつけテクダさい。」
[つきました。300メートルほどの距離に敵がいますので、気をつけてください]
と言われ、馬車から降りた。
そして敵のもとに歩いて行く時、美咲がボソッと「今日は優しいな」と独り言を、行った。今まで、何があったのだろう…?
そして、残り100メートルほど近づくと
奴の姿が見えた。恐ろしいほどガタイはよく、とても顔は荒々しく、悪さをずっとしてきた顔だ。身体中にはところどころ鉄のような金属が見られる。
「うわぁ、強そうだよ。ねぇこれやばいよね。いや、やばいね。」俺は彼女に言う。だが、無視。
無視はないでしょ。無視は。そんなことを思っていると、あいつが俺たちに気づいたのか何やら謎の動作をしている。
なんだ?と思っていると、突然
近くにあった、人間なんか潰れそうな石を持ち上げる。それをまさかのこっちに向かって投げてくるではないか。
「あれ、くるわ」そう告げると彼女はすぐさま逃げた。俺もよく分からず逃げると、さっきいた場所に落ちたではないか
「はっっ?なんだよ、どんな怪力だよ」
俺は来てはいけないところにきてしまった。