か、会話ができねえ
52話
正直言って帰りたかった。
言語が完全に覚えているのなら良かったのだが、完全に覚えられてもいないし、ランドロフの名前を呼ぶことも危うい。
・・隙を見て逃げようかな。そんなことを思っていると、
「な£ミは、な§デ、ミさサ•とコウドうしてノ?」
[鳴海は、なんで、美咲さんと行動してるの?]
と彼が俺に質問してきた。かろうじて分かるのでよかった。
「あいツは、イノチのおーじーダからな。イロイろ、てつだッテーだ。」
[あいつは、命の恩人だからな。色々、手伝ってんだ。]
語尾を伸ばしてごまかす。
多分何割か伝わらねぇな
「おォ、そうナ⌘だ。そ#ハ、イイことだ」
[おお、そうなんだ。それは、いいことだ。]
と納得してくれたのは良かったが、正直これ以上喋るとほんときついので俺からは黙っている。
なんのクエストを受けたや?どこに行くのか?などもそりゃ気になるが、決して自分からは喋らない。
そして、歩いている最中は会話がなかった。多分ランドロフも話したいことがあったと思うが、俺がずっと下向いて歩いたり、話しかけるなオーラを発していたから多分話さなかったのだろう。
そして、町の端についた。で外に出ると
「そうイえば、ナにす∫カ、イッてなかッタネ。これカ≪、アッドプ∨♯トを倒す\ダ。」
[そう言えば、何するか、言ってなかったね。これから、アッドプラントを倒すんだ。」
敵の名前が、はっきり分からなかったが
まぁ、良しとしよう。
そして俺たちは、そいつがいる方向に歩いていく。
で、そいつらは結構近くにいた。
見た目は亀?見たいなのだが、足が長く
甲羅には棘がついて、とても危なっかしい。
俺は確認したいことがあったので、やっと口を開く
「なァ?こイツ、キケー?」
[なぁ?こいつ。危険?」
多分伝わっていないだろう。そう思ったが、
「いや、セイカくは、オトナしめだ♭。」
[いや、性格は、おとなしめだよ。]
そうか、じゃあ集団でいても大丈夫かそう思い、武器も構えず近づいて行くと。
「ヤバい!!ナ∠み、アブナい。」
[やばい!!鳴海、危ない。」
え?と思いつつ前を見ると、
集団の中の一匹が俺に凄まじい突進をしてきた。
俺はどうすることもできなかった。
「ぐはぁぁぁ」
もろにそいつの攻撃を食らってしまった。