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異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
1章 異世界行けました・・・
50/163

今日は特に厳しい特訓だぜ

50話

美咲にケーキを食べられた訳だか、

ここは彼女に感想を言ってもらう。そう思い、「ねぇ?フワフワなのは分かったけど、味の方はどうです?」

そう聞くと、「普通」ときっぱり答えた。

「えっ、普通って…美味しいの?美味しくないの?」

「だからそれも合わせて普通。なんか美味しくもないし、まずくもないって感じ〜」

お、おう。そうかぁ。分かった。

じゃあ、まだダメな訳か

まぁ、まだ2日あるからそこでどうにかしよう。なので、今の出来事はなかったことにする。

「よし、朝ごはん作ろう」


それから朝ごはんを終えて、今は稽古場にいる。

「なぁ〜、手加減ぐらいして欲しいな」

「それは無理かな、わたし手加減ができない性格なんだ♪」

「手加減が出来ないって、どんなだよ…」だが、最初に属性を解放させた時みたいにやれば、なんとかなるか。

「さぁ、早く武器を出してくれ」

「それじゃあ、今日はこれでっと」

俺は今までとは違う剣を出すのかと思った。てか、そのつもりでいた。だが彼女が作り出したのは拳銃だった。

「えっ、まって。」俺は動揺したが

「じゃあ、先手必勝。」と彼女はいきなり撃ってきた。

ちょっとまて、銃とかこれ当たったら

死ぬよね。

俺は弾きかえすことはせず、避けることばかりしていた。

「おいおい、避けてばかりじゃなんと特訓にもならないよ」と言ってきたが

正直、短剣で銃弾が弾き返せるとも思わないので、ずっと避けていた。

だが、銃には隙がある。弾を入れ替える瞬間に攻撃する。俺はそう思い、それまで必死に避けていた。

だが、いくら撃っても弾を入れ替えることはなく、まるで

銃の中で弾が生産されてるんじゃないかって思った。さすがに避けてるだけじゃあれなんで、とりあえず攻めてみた。


そしたら何を血迷ったか、いきなりもう一つ銃を作り出し、なんということか

両手銃で攻めてきやがった。

「えっ、あ、まって・・」

まぁ、もちろん弾はもろにくらった。

のだが、あれ?これ弾じゃない。俺のローブには弾で撃たれたよう跡はなく、無傷だった。

なので、一旦彼女と話をする。

「なぁ?これ弾では、ないよな。」

そう言うと

「そりゃそうよ、だって弾なんて撃ったらあんた殺しちゃうもの。だから今まで撃っていたのは空気弾」

「は?そんなわけないだろ。実際には音とかしっかりしてたし、弾じゃないとありえないだろ?」

「そんなわけないじゃん。空気弾でも音ぐらいするわよ。多分あんた

『銃だから弾が出てくるに違いない』

なーんて思ってたんでしょう、だから

錯角してたのよ。実際弾なんて見てないでしょ。」

まぁ、言われれば見てない。

「よーし今日はやめよっか」

そう言い、俺たちは稽古場を後にした。

だが、彼女は言った何者なんだ?

銃もあんな使いこなせるなんて、

ほんとにあっちの世界からきた人間か?

なんて思いながら、帰った

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