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異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
1章 異世界行けました・・・
5/163

タイトル回収頂きまーす

5話

そう、俺は異世界に


行けてしまったんだ。


あまりの出来事だったので、


俺の第一声は


「えっ・・・」


これのみ。


予定では、今日寝て、


明日起きたら、


異世界転移〜


みたいなプランだったんだ!!


本来の第一声は、


「異世界ぃぃぃ来た〜〜〜〜〜」


のはずだった。


はあ〜。さすがにこれは反則だろ…


俺のプランが、プランが・・・


ん?だが、待てよ!


後ろの扉から入ってきたってことは、


「この扉、現代とつながってるんじゃないか」


そう思い、扉を開けた。


しかし、そこは俺の家では無く


俺の知らない、


赤の他人の家だった。


「なぜだ?俺はこの扉から異世界来たんだ。


なら、帰るのも同じだろ!!!


でもまぁ俺、現代戻る気ないけどネェェ」


とでかい声で独り言を言う少年を


異世界の住人は


「ヤヴァイやつがいるぞ。」


みたいな目で見てきた。


そして、俺は気づいた。


住人たちをよく見ると、


全員ローブみたいな


格好で外を出ている。


「あんな格好で熱くねぇのかな?


冷え症か?


うん。そうだ!絶対そうだ!!」


などとよく分からない仮説を


立てて納得する少年。


やはり、どことなくこの少年


天然なのかバカなのか。


可哀想だ…


「よし!じゃあまず、ここの町の


名前でも聴いていくか」


と思い、少年は


誰か話しかけやすそうな


人を探しに行く。


歩いている時も、


少年は周りをジロジロ見る。


「やっぱ、こっちの世界と全然違うなぁ


なんかレトロ?って言うのか


分かんないけど凄い楽しめそうだ!」


と思いながら歩みを進める。


歩いていくうちに、


優しそうな顔した男がいた。


看板が出ているが


恐ろしく、読めない。


一体何屋なんだ?


まぁなんかの店なんだろう。


その優しそうな男にこの町の


名前を聴いた。


「ここなんていう名前の町ですか?」


と言うと


男は不思議そうな顔をした。


そして!!


「◎◇×"""/#___...'?!!」


と訳のわからない言語を発した。


少年は、本日2度目の


「えっっっっ」


という言葉が自然に出た。


少年は、こういう事態が起こることを


全くもって考えていなかった。


少年が見てきた、異世界ファンタジーものは


全部、言語が通じていた。


なので、大丈夫だろう。と思っていた


だが、これが現実だった。


そうこの世界は言葉、


いや言語が通じなかったのだ。






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