雑魚は引っ込んでおけよ
46話
俺たちを背後から攻撃したきたのは
いわゆる『敵』と呼ばれる奴らだった。
「おい、さっきはっきり聞こえなかったけどなんて言ってた」と俺が言うと美咲は笑いながら
「"あまりみさしね "って言ってたかな。
フッ、あんなやつらに殺される私じゃないのに、なんでわかんないのかな〜?
しかも今回1人しかいないし。なめられたものね。」
そして続けざまに
「でも、さっきの魔力弾、結構威力高かったわね。雑魚の中でも一番強い奴を出してきたか」
彼女はそう言いながら、何か手で術式を書いている。
そして敵に向かって
「あ*〆:<こ#○い&、
[あんたらも懲りないね]
⊿〈∇:けきくけ⊂、∟ぜ>⁂し♭‡◉う?」
[一つだけ聞くけど、なぜ私を狙う?]
「∩♭#†、お※えがじ;‡∝か‰¢〻!」
[そんなの、お前が邪魔だからだよ!]
これを聞いたあと小声で
「はいはい、そうですか。」
と行った直後
「Breited」
と強力な魔力弾を手から放った。
「??!!」
相手は予想もしていなかった事態に驚き
もろに魔力弾に直撃した。
魔力弾に当たった相手はピクリとも動かず、「え?死んだ?」と思ってしまうほど
動かなかった。
「殺すわけないじゃん。気絶させてるだけ。」
心の声を読み取り答えてくれた。
「ちょっと遅れたね、よしじゃあ行こっか。」とさっきあった出来事がまるでなかったように歩みを進める。
俺も正直これぐらいのことは慣れたので美咲と一緒に歩く。
そしてそこから稽古をするのだが、
今日もボコボコにされる。
なぜかこの時は魔力がうまくコントロールできない。
まぁ、理由はわかる。多分、相手が悪いからだろう…
そのあと家に帰りいつもの通り掃除・洗濯、そして昼食を作る。
昼食に関しては、顔に注意しながら
しっかり見る。正直見て覚えられるかよく分からないがでも一応見てしっかり脳に焼き付ける。
で、作り終わり、食べ、片付ける。
片付けが全て終わり、リビングに行くと
「鳴海、今日ギルドに行く前に寄りたいところあるから、もちろんあんたもついてくるのよ。」といつもとは違う事を言われた。
「行きたいところって?」
「それは言ってのお楽しみ♪
よーし行くよ、ローブとってきて。」
と命令されたので、急いでとってくる。
それから俺たちはその行きたいところに行くのだが、そこは今まで通ったことのない道だった。で、遠い。
で、やっと着いた時には、足がパンパンだった。正直な歩く気力がなくなり、憂鬱状態だったが、その場の空気に圧倒され、そんな感情はすぐ消えた。
そこは俺以外全員女子しかいないという
究極のパラダイスだった。