初めての孤独作業
44話
俺はとても萎えている状態だ。特に最後のあれ。あれはきつかった。なんせ
想像やら妄想もバレているとは…
だから、夕食を作り食べるのだが、まぁ食が全然進まない。
「ん?どうしたの。全然食べてないよ」
心配して彼女が言ってきた。
まぁほとんどこいつのせいなのだが、
「あぁ、なんか食が進まなくて」
「あっ、そうなの、お気の毒に」
なんと心のこもってない…
で、なんとか一応全部食べきった。
「ふぅ、なんとか食べたー。」
俺が食べた終わった時には彼女はすでに食べ終わっていた。
で、俺が皿を洗いに行くと、彼女の皿が綺麗に置かれていた?
「自分の皿くらい洗えよ…」
呆れながらも、これが下僕の使命かと
自分に言い聞かせる。
そして、全てが終わりお勉強の時間がやってきた。彼女は今日から会話の練習とか言っていたが、正直まだ文字がうろ覚えなので不安だ。てか無理…
「さって、今日は会話の勉強するから。
はいこれっ!」
「ドンッ」と音がなる。
彼女が腕に抱えていた本を、机に落とした。
うわぁ…多い。
再び憂鬱になってきた。
やはり勉強嫌いの俺にはきつい。
と思っていたが、いざ始めると
彼女はほんとに教え方が上手だ。
正直凄いわかる。
終わった頃には、3分の1程度わかるようになった。
「ふぅ、じゃあ、寝よ。自習もやっといてよ、まだ、書くのマスターしてないでしょ」
ギクッ!
図星だ。なんで分かるんだ?
「あぁ、あ、お休み。」
彼女が自分の部屋に行った。
「よし、じゃあ。始めますか」
おれは自分の部屋に行かず、
台所に行く。そう
この4日間はずっと料理の練習する
俺はそう決めた。
彼女がいると面倒なので、夜の、この時間帯にすることにした。
正直、あまりばれたくないので、食材はばれない程度に使う。
だが、何を作れば良いかあまりよくわからないので、野菜炒めみたいなものから始めようと思った。
彼女がいつもやっていることを真似する。1人で料理をしたことがないので
火の扱いがあまりわからないが、まぁ見よう見まねでやってみる。
「ふぅ、大変だ。ほんと料理するって」
そして、作りおわり食べてみる。
だが、
「うっわ、まっず。なんだこれ、食材火が通ってないし辛いし」
まさかの見よう見まねでやっても無理だった。こんなにも自分には才能がないなんて。
「ハァー、ヤバイなこれ。」
少年は最初に絶望しかけた状態に今、
限りなく近いことになっている。
「これ、4日でなんとかなるか?
…無理だよ」
さて、あと3日、少年よどうする。