俺も技名で叫んでみたいぜ
40話
ドラゴンを倒し、いや抹消したあと
俺たちは洞窟から出るため歩く、
「あ、忘れてた。はい」
ランプを渡された。
帰り道もやはりそうだよな…
でも、さっき起こった出来事が夢のようだ。だって、生きてて時空が曲がったことなんてなかったから。
で、ちょっとした疑問を質問してみる。
「なぁ?なんで今まで長袖だったんだ?
そんなバレると嫌か?」
「うん。いや。まぁきっかけは転移してきた最初の日なんだけど。
私その時、まぁー、結構露出多めの服だったのよね。で、武器屋であれ打ったあと
自分でも怖いくらいタトュー出てきちゃって、それで、すれ違う人が凄い見てくんの。だから、この世界では上は長袖を着るって決めたの。
で、まぁあんたにも別に喋らなくていいかなって思ってたけど、今日まさか自分でバラすなんてねぇ。」
「ん?じゃあなんで、わざわざ袖まくったんだ?」
「あれは、魔力を最大限に引き出すためかな。隠れてると、3分の1ぐらいしか引き出せないから。」
え、今までって3分の1の力なんだ。
ヤッベェな。
「じゃあもう一ついいか?」
「なに?」
「なんで、魔法だけ技名英語?」
「え?そこ気にする?まぁ、いいか。
理由はないけど、単なる『物理と魔法で分けよう♪』みたいな」
「ふ〜ん(どーでもいい。聞くんじゃなかった…)」
それから歩き続け、やっと外に出れた。
「デカ物ゴブリンまだいるわ
かわいそ」と思いながら横目で見る。
「||<・÷○€?」←運転手
お客様よくご無事で、長かったですけど、何かありました。
「☆?:'""),!」←美咲
えっ?私たちは余裕で倒してきましたけど!
「°=<<・+」←運転手
おぉ、そうですか。じゃあお乗りください。
と相変わらずわけが分からない会話が
行われた。
でも昨日勉強できてないなぁ。
はぁ、早く覚えたいなと思っていた。
「とりあえず乗って。」と彼女が言った
俺たちは後ろに乗り再び町に戻る。
たどり着くのは昼ごろか。と思っていると、美咲が運転手に聞こえない声で
「あとで、あいつ殺したろうかな。」
と、とんでもないことを言ってきた。
う、運転手さん逃げてー!