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異世界行けたが言語が通じねぇ  作者: メルキー
1章 異世界行けました・・・
4/163

異世界のへの道 ★解・放★

4話

無事誰にも見つからず、


4階にたどり着いた。


あとは、全速力で走るだけ。


「こんな風に全速力で走るなんて


なんか、オリンピックに出てるみたい。


ちょっと、オリンピック選手の


気持ちで走ってみるか」


何をどんな思いでいるのか


よく分からないが、


少年は、お得意の妄想で


自分がオリンピックに出ているような


雰囲気を出した。


「on your mark set

位置について ヨーイ


バーン」


その瞬間、思いっきり走る。


走るんだけど、少年遅い。


恐ろしいほど、遅い。


なんたって、彼


50メール12秒かかるもん。


屋上を開ける扉にたどり着いたときには、


息が上がり、バテバテの状態だった


「いやぁ、もう無理、走れん。


今後絶対、全速力で走んね」


バテながら、扉を開けた。


屋上には、誰もいなかった。


少年は安堵した。


早速、中央に立ち


パソコンで調べた言葉を交えながら


詠唱っぽいセリフを言う。


「『汝、私、いや我を


異世界に飛ばしたまえ!!


この世界にはもう用もない。


だから、異世界で、


天下を取るため、


異世界のへの道を開け。


ナムアミナムアミ』


・・・・よっしゃ!!!!


これで異世界いけるぞぉぉぉ」


なぜか、もう異世界に行ける気に


なっている少年は、


屋上を出て、


早走りで、廊下を渡った。


そして、階段を降り、校内を出て、


またも、グラウンドの奴らに


見つからぬよう、コソコソ帰った。


少年の心は高揚していた。


「明日起きたら、


異世界飛んでんだろうなぁ


楽しみだな」


たまに、ぎこちないスキップをしながら


来た道を帰る。


そして、家に着いた。


元気よく「ただいま!」と言おうとして


扉を開けた瞬間


青い空、天高く伸びる建物、変な動物


見たことのない食べ物。


そう、俺は異世界に来れたんだ!!








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